中園さんの絵の前に立って。

三沢厚彦(彫刻家)

中園さんの絵の前に立って。
絵がどんどん動いていく、さあ、次に行こう、、やばいよ、やばい、、、何かに引き込まれる感覚をいつも感じてる、、絵の良し悪しを考える前に、、筆が走るんだ、、、絵の具も意思を持って自らキャンパスに蠢いていく、、、あ、この感じ?、、あっという間に時間が過ぎる、、、夜が明けるまで身を任せようか、、もう恐怖は感じない、、、一つの塊になった。

中園さんの絵の前に立つとそんな感覚と意識、そして画面からスピンオフする何かが心地よく身体に突き刺さる。この感覚は僕の拙い語彙力では到底表せない。それは思考する速度を遥かに超越しているのだ。そして絵は今も確実に動き続けている