しゅう珍平
某国はやる気を起こしていた。
終ちん平も弁当を食った後で新聞を広げ、そろそろ何かが起きると思っていた。
新聞に小さな扱いの記事が載っていた。
終ちん平は、大陸で内戦が始まるんじゃないかと記事を見て思った。
携帯ラジオから、臨時ニュースが発表された。
大陸に絶望して、ニュースが終わった時に終ちん平は、自殺した。
カラスが群がり死肉をついばむ。血まみれになった終ちん平の無表情が、安らかな表情に変化して、ラジオから『笑点』のメロディーが流れた。カラスは薄く笑った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?