かんすいについて③

さて、かんすいについても3回目。あまりかんすいについてばかり長々と書いても飽きると思うのでこれでとりあえず終わりにしようと思います。今回はラーメン以外のかんすいの使い方です!

焼きそばの麵は「蒸し中華麺」もしくは「ゆで中華麺」ですのでやはりかんすいが入ってます。基本的には関東は蒸し麺が多くて、関西はゆで麵が多いと思います。蒸し麺のがしっかり食感。ゆで麺はもっちり食感の員証です。

中沢製麺は創業直後から「二度ぶかし麵」と呼ばれるセイロ蒸しで長時間2度に分けて蒸した麵を作っています。

麵が茶色いのは「かんすいやけ」と言われる現象です。麵を蒸したときの熱でかんすいが変色して自然と茶色くなります。焼く前から茶色い麵は全国に自然発生的に存在していて、宮城県石巻が有名ですが栃木県にもありますし、静岡や千葉にもあるそうです。中沢製麺は栃木県地域ではおそらく初めに茶色い焼きそばを始めたと言われています。茶色い色は長時間セイロで圧力をかけて蒸している証拠でもあります。ただし、茶色い麵でも原材料に「カラメル色素」と書いてある麵は着色料で色をつけているだけの麵なので普通の黄色い焼きそばとあまり変わりがありません。

さて次は例外的なかんすいを使った麵ですが、かんすいが入った日本蕎麦もあります。

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北海道の音威子府の駅そばで有名な畠山製麺さんの真っ黒い蕎麦、しばらく前に取り寄せて食べてみましたが材料にかんすいと書いてありました。食べると蕎麦とは違うかんすいの香りがします。そして、食感もかんすいのせいで普通の蕎麦とは違いもちっと感がでてます。 取り寄せが出来るので興味がある方はぜひ!

写真が見つからず文章だけで申し訳ないのですが、姫路駅にあるまねきのえきそばもかんすいを使った変わった麵だと思います。

リンク先を見て頂くとわかりますが、駅の立ち食いそばですが和風ダシに茹で中華麺という変わり種です! 一度実家があちらの方の従業員さんがお土産買ってきてくれて食べたことがあるのですが、食べ慣れてないので不思議な感覚です☺️

かんすいを入れるだけでかなり麵の印象は変わります。中沢製麺でも今度かんすい比べセットでも作ってみようかなと思っています! では今回はこの辺で終わりとします。 次回は製麺会社での麺の作り方を紹介したいと思います。

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