メモ【未経験からWeb系自社開発企業へ転職】どんなポートフォリオを作れば良いか

実際に就活→内定を通してポートフォリオについて思ったことをメモ

前提

・ポートフォリオ自体の技術レベルはさして重要ではない

最低限はもちろん必要だが、未経験社に高い技術力を求めている企業はない

・もっとも重要なのは自走力の証明

独学であること自体が一つ有利(反面、スクール出身者は就活斡旋という点が有利か)

※スクールが紹介してくれるところはSESがほとんどだと聞くので、自社開発企業への就職を目指すなら独学の方がベターか(スクールの料金は高く、資金は別のことに費やした方が効率的)

会社に入ってどのくらい成長できるかが重要。

先述した様に入社時の技術レベルはあまり見られない。入社する会社で使っている技術と完全にマッチしていることはほぼ無いため、入社してから会社の使う技術をいかにキャッチアップしてくれるか見ている。

・転職への本気度を示す(ナメていないか)

エージェントの方に聞いたところ、「ただ写真を貼り付けただけのポートフォリオもあった。その人はSES企業に入社して携帯電話の販売店で働いている(←?)」とのこと。

もはやプログラマー転職においてポートフォリオの作成は当たり前。そこをテキトーで終わらせてしまうのは門前払いに近い扱いを受ける。

どんな技術を使用して作成すれば良いか

実際に自分が作成したポートフォリオで使用したのは以下

言語:Ruby

FW:Rails

DB:MySQL

テスト:Rspec

開発環境構築:Docker

本番環境:AWS

CIツール:CircleCI

バージョン管理:Git

●導入した技術に関する所感

言語・FW・DBはアプリケーションを作るために必須のため当然学習するとして、テストの重要性を意識しているアピールとしてRspecを導入。

個人開発では不要と考えがちだが、チーム開発では必須となるGitも学習。これは1時間もあれば使える様になる。

本番環境については導入の難易度が低いことからHerokuを使用する人も多いと聞くが、それは実践を全く意識していないと自ら言っているも同然。自走力のアピールも放棄していると同義。現時点でのサーバーサイドに関する技術力だけで勝負するなら良いが、高い評価を得るためのハードルは上がるんじゃないだろうか。

CIツールとしてCircleCIを導入したが、選考ではほぼ興味を持たれなかった。それならアプリケーションにいくつかのAPIを導入する方がよっぽど効果的だったなと思った。

個人開発のアプリケーションを公開するということは、自ずとインフラ〜フロントエンドまで全ての分野の技術に触れるということになる。

入社する会社によって評価のされ方が違うことは認識しておく

●会社の規模によって評価のされ方は違う。

そこそこ大きな自社開発企業であればインフラ・サーバーサイド・フロントサイドと部署が分かれており、お互いに協力はするものの概ね携わる分野が定まっている。

そういった会社のサーバーサイド部署の選考を受ける場合、頑張って培ったインフラの技術などは話題にも上がらずほとんど評価されなかった。(面接官にもよるかもしれないが)

大きな学習コストがかかる部分でもあり、強みの半分を失うことになった。つまり、今まで僕がやってきた学習が選考を受けた会社とマッチしていなかったということ。

その反面スタートアップ期の自社開発企業では明確な部署の切り分けがない。僕のポートフォリオからサーバーサイドだけでなく様々な分野に興味を持っていることや、それらを独学で学習し成果物に導入できる自走力を読み取ってくれた。

ついでに、SES企業であれば上記の様な心配はない。

SES企業の選考を1社だけ受けたが、ポートフォリオの提出すら求められなかった。

大きな自社開発企業・スタートアップ期の自社開発企業・SESTO3つ話題に挙げたが、たまたま僕にマッチしていたのがスタートアップ期の会社だっただけで一概にどれが良い悪いということはないと思う。

大きな企業の良さは1つの分野にのみ集中できることかなと思った。インフラやフロントサイドには興味がなかったり、一つの分野を突き詰めた強みが欲しい人にはとても良いと思う。

スタートアップ期の会社はいろんな分野の技術をキャッチアップできるのが良い点。あと技術に関係ないが働き方に融通がきくところも良い。将来的に会社のトップ層に加われる確率も高く、技術以外の分野でも活躍できる可能性もある。

SESは何と言っても入社難易度が低い。なおかつ最近の企業は最初だけ我慢すれば確実にIT業界へ入って行ける安心感もある。

話はそれたが、どんな会社に入社したいかによって自分が作るべきポートフォリオが変わってくることを認識して取り組むといいのではないだろうか。