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やりがいの塊

平日の午前におあつらえ向きの作業だ。

一括大量購入した日用品の残骸、その整理のために購入した組立式ストッカーの梱包材、出しっぱなしだったグラファイトヒーター、こたつのコード

これらをゆっくりと、後ろの予定を気にせず片付ける。

出来映えを指摘されない、期限のない、特に技術を要しない、単純な、それでいて必要な仕事は、生きてるなぁって思う。

前後に苦しいことや楽しいことが付随しない。週末の旅行が待ってるから今頑張れる、とか、あれだけ助けてもらったんだからここは引き受けますよ、とか、感情や負荷の振れ幅がなくて一定。

すごく本来的だと思う。

多くの生物が、生きるために必要なことだけを淡々と静かに営むように。

ストッカーの組み立て、段ボールの解体・結束、家電の片付けは、そういったすごく本来的な作業であり、やりがいの塊なのである。