初献血体験レポート

今週も一週間お疲れ様でした。

最近は、なぜか人の役に立ちたいという気持ちがすごく強くて、目の不自由な人の誘導方法を勉強したり、海外のお客様と話すときに、大学時代に履修した時の薄い記憶を頼りに中国語や韓国語を使ってみたり、少し勇気を出して、積極的に行動することにしています。

振り返ってみると、以前からそういう気持ちがないわけではなかったのではないのですが、忙しさを言い訳にして、なかなか行動できていなかったと思います。

お金はないけど、時間と体力はたくさんありますので、できることはやってみようというマインドで過ごす今日この頃です。

先日仕事帰りに駅の近くを歩いていると、献血の呼びかけをされている方を見かけて、時間もあるし行ってみるか、と初献血に行ってきました。

献血の感想が楽しい、というのも変な話なのですが、初めてのことばかりで、意外と献血って知らないことばかりだなと思ったので、せっかくだしと体験レポートを書くことにしました。

ご興味があれば、ぜひ読んでください。

いざ、献血ルームへ

今回は常設の献血ルームに行ってきました。

実は恥ずかしい話、私は「献血ルーム」という存在をあまり知りませんでした。

献血というと、なんとなく、ショッピングモールとか、駅前とかに特設会場が設けられているイメージが強かったので、知ってよかったなと思いました。

駅直結のエレベーターを上がると、ちょっとしたクリニックのような感じの、清潔感のあるオフィスがあって、おそるおそる中に入ってみると、スタッフの方が気さくな雰囲気で迎えてくれました。

受付で「カードはお持ちですか?」と聞かれ、そういえば大学時代に、キャンパスに来ていた献血バスで申し込みしたことがあったことを思い出しました。

結局その時は、授業前で時間がなくて、カードだけ作ったので、常設会場ならいつでも気軽に行けるしいいなと思いました。

ご興味があれば、ぜひお近くの献血ルームを調べてみてください。

受付が終わると、医師の問診を受け、血液の検査を受けるのですが、ここで一つ問題が発生しました。

針嫌い、苦戦するの巻

29年生きてきて、初めて献血してきたというのも恥ずかしい話なのですが、これにはちゃんと理由があるので言い訳させてください。

一つは前述の通り、行こうとしたことはあるけど、時間がなかったということで、ただ時間を作ろうと思えばできたのですが、ただもう一つ、大きな壁がありまして。

それは、針が苦手ということです。笑

いい歳した大人が何をと思われるかもしれませんが、本当に苦手で。

というか病院全般が嫌いなので、動物病院に行くのを嫌がるワンちゃんネコちゃんの動画を、いつも「分かる…分かるよ…」と思いながら見ています。笑

まあ好きな人の方が少ないかもしれないですが、とにかく針が怖くて、採血も、予防接種も、点滴も苦手で、できるだけ病院のお世話にならないように健康に気をつけている、まであります。

極度の針嫌いなのにも理由があります。私は1年中、手が氷みたいと言われるほどの冷え性で、血管が収縮してしまって見えにくいので、注射の時は毎回太い血管に針を刺されます。(これがまた痛いんだ…)

案の定今回も、血管が見えにくく、看護師の方にカイロで腕をあたためてもらい、「とりあえず温かい飲み物、2杯ぐらい飲みましょうか」と言われました。

おなかがチャポチャポになりながら、温めること約10分。ようやくなんとか針が刺せそうということで、簡単な血液検査を受け、血の濃さは問題がなかったので、いよいよ採血室に案内されました。

必要としている人に届くなら

採血室に行くと、歯医者さんにあるようなリクライニングチェアが20脚ほどズラっと並んでいて、その一つに案内されると、カラッとした雰囲気の快活な看護師さんが担当してくれました。

頭の中は(はりこわい…)という気持ちでいっぱいでしたが、ええいままよ、と腹を括り、ひとおもいにぶっ刺してもらいました。いつもより痛くなかったので、さすが採血のプロだなと感心しました。

ところで、針を刺す時は見るのが正解なのか、見ないのが正解なのか。どっちにしても怖いし、痛いことには変わりないのですが…

私の腕からつないだチューブの先で、何やらでかい機会がゴウンゴウンと音を立てながら回転していて、みるみる血液がパックに集まっていくのを見て、ようやく血を提供するということがどういうことなのかを実感しました。

ちょっと痛いし、怖いし、くらくらするけど、私はせいぜい5分ぐらいの我慢で済みます。

でもこの血を必要としている人は、もっと切迫した状況にいる。それなら、より必要としている人に役立ててほしいなと、思いました。

自己満足かもしれないけれど、それでも誰かのために行動した自分を、ほんの少し誇らしく思い、小さな勇気を褒めてあげようと思いました。

献血アプリ、面白い

採血後、休憩を取っていると、当日の過ごし方の注意事項などの説明と合わせて、「ラブラッド」という公式アプリを紹介してもらいました。

これが結構面白くて、カードが不要になるほか、過去の献血記録が見れたり、ポイントがたまったり、早速ダウンロードしてみました。

私が一番楽しみだったのは、血液検査の結果。

ヘモグロビン量や白血球数などを見て、自分の身体のことを知れて楽しいし、健康状態のチェックにもなるのでいいなと。

こういうのを面白いと感じるのは、ちょっと変なのかもしれませんが、私は結構好きです。

また行くのが楽しみになる。少なくとも私は、次に行くのが楽しみになりつつあります。笑

小さなことから一つずつ

以上、初献血体験レポートでした。

感想としては、行ってよかったというひと言に尽きます。

確かに時間がないと行けないし、なんとなく始めは心理的なハードルが高いかもしれないけど、一度やってしまったらそんな懸念は全然大したことないですし、何よりほんの少し優しい気持ちになれます。

だれかと繋がっている、だれかの役に立てるという実感がとても高いので、社会のために何かしたいけれど、何から始めればいいか分からないと思っている人には本当におすすめ。

もちろん、飲み物がもらえるとか、私のようにたまたま時間があったからとか、きっかけは何でもいいと思うので、興味がある人はぜひ一歩を踏み出してみてほしいです。

若年層の献血者数は、近年減少傾向にあり、30代以下の献血者数は、ここ20年で半分以下に減っているそうです。

小さなことから始める、というのが最近私が心がけていることです。

引き続き一つひとつ、自分にできることを考えながら、具体的な行動に移していけるように頑張ろうと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?