学部時代の友人との再会

14年ぶりに学部時代の友と再会しました。その前になるとさらに7年前となります。なかなか会う機会がないもんで。

友人と会うのは、なんとなく気恥ずかしいもんでね。大学一年生の時に、彼と会ったとき、二人とも18歳というぴちぴちで。こっちは精神年齢が限りなく幼いイモ関西人、向こうは田舎からやってきた、プライドだけは高いちんちくりん(失礼)。スペイン語の授業で一緒になって、少しだけ仲良くなりました。こちらは関西人、向こうは茨城人、附属高校出身者が多い中で、そちらに属さない僕らは微妙な仲でした。バイトも一緒にするけど、人見知りの彼は、あまり友達がいないようでした。そんな中、釣魚部に誘ったところ、2年生から彼は入部しました。親友になる感じではなく、嫌いな時期もありました。向こうもおそらくそうでしょう。そのうち、付き合いすらうざくなり、あちらは引きこもりになり、あまり授業にでなくなりました。ノートばかり借りてくる彼を馬鹿にすることは多かったと思う。そのうち、彼は全く学校に来なくなりました。自分が卒業するころ、彼は単位が取れず留年、退学となります。

彼は茨城に帰った後、フリーターとして、働きます。これは驚きでした。アルバイトすらろくにできなさそうな彼がしっかり働く姿を想像できなかったから。電話しながら嬉しくなって、たくさん話した記憶があります。コロナ禍で日本にいるので、友人にメールをしたら繋がって。7月に水戸に行く用事があったから、会おうということになり、会えました。お互い少し老けたけど、価値観は変わらず、お互いの近況を話し合いました。たくさんたくさん、話しました。十年以上の間、彼は、大学生の中のイメージのままでいました。しかし、彼はこの間、大人になっています。大人になった彼のまぶしさと、授業に全く出ない彼の姿勢が交錯していて、僕は少しばかり混乱したけど、話せば、そのまんま。たくさん話買ったけど、お互いの都合で、数時間の再会になりました。「生きていればまた会えるよ」笑う彼を見つつ、「ほんまやな」と伝え、少し涙が出そうになりました。今度はいつ会えるかわからないけど、ゆっくりゆっくり話し合えることがあると、思いたい。授業に全く出ていなかった彼をかき消せない自分がもどかしいけど、彼との思い出は、いつまでも心に残ることでしょう。

中身のない話ですけど、すみません。



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