見出し画像

姿勢チェック④うつむき姿勢

こんにちは。けいです。
コロナ禍になって、リモートワークやオンラインでの授業など、スマホやパソコンを使う機会が随分と増えましたね。便利になるのはいいことですが、それに伴って多くの健康被害が目立つようになってきました。今日は長時間デスクワークやスマホを使うと起こる、俯き姿勢(スマホ姿勢)について紹介します。

うつむき姿勢って何?

本を膝の上に置いて読んだり、スマホやタブレットを使うとき、コンピューターを使うときになりがちな姿勢です。この姿勢だと頭が前に傾いて背中が丸くなる、猫背になります。夢中になっていると気づきにくいですが、実は頭が15度前傾すると首に掛かる重量は6倍になっています。そのため、首を支えるために首や肩の筋肉を使うことになります。さらに、長い間同じ姿勢を維持すると、筋肉が動かないために血行が悪くなります。

気づいたらうつむき姿勢になっていることも…

この姿勢をいつもしている人は、頸椎のカーブ(前弯)が逆(後弯)になってきます。いわゆるストレートネックというものです。この状態が続くと、腕の血管や神経の流れを妨げ、首、肩、腕に不調として現れてきます。

ストレートネック

うつむき姿勢が原因で起こる症状

肩こりが初期の症状で、寝違いになったり、手首、肘、肩の痛みを訴えられるようになります。それをごまかしているうちに、しびれが出てくるようになります。
そのうちうずきも出てくるようになり、夜眠れなくなります。
ここまでなってくると簡単には改善しなくなります。
握力も落ちてきて、タオルが絞れなくなったり、ペットボトルのキャップが開かなくなったり、魚を食べるのが難しくなったりします。ものをよく落とすようにもなってきます。
手を使う仕事をしている人は、仕事をやめなくてはならないのではないかと心配されるようになります。
残念ながら薬では改善しませんし、手術をしても数ヶ月で再発する可能性が高いです。
なぜなら、普通の生活に戻ると又同じ姿勢をされるようになるからです。

どのような治療法でも言えることですが、症状がなくなったらそれでおしまい、ではなく、悪い姿勢を作る原因を日常の生活の中から捨てていくことが大切です

うつむき姿勢を改善させるには?

最も大切なのが、スマホやパソコンを使うときの姿勢と時間です。足の裏が地面にしっかりとつくようにし、膝が地面に対して90度になるように座れると猫背の改善に効果的です。また、スマホを使うときはできるだけ目の高さに画面が来るようにして、顎を引き首がまっすぐになるような位置で使うと良いでしょう。長時間画面を見ていると、例え最初の姿勢が良くても段々と体が前に倒れてきて前傾姿勢となり、気がつけばうつむき姿勢になっていることが多くあります。ですので、スマホやパソコンを使うときはあらかじめ時間を決めて、必要でないときにはなるべく使わない心がけも大切です。

うつむかない為にも目線の高さで使いましょう!

最後にタオルを使った首のストレッチを紹介します。
枕が合わないなと感じる人ほど、首の柔軟性が失われているので、この運動で首の可動域を広げましょう。

タオルを首に当てて、前に引っ張りながら上を向く。
この動作を40回繰り返し、これを2セット行います。
特に長時間デスクワークをした後や、同じ姿勢を続けた時に効果的です。

まとめ

いかがでしたか?
オンラインでの仕事や時間を過ごすことで、便利になった反面、現実の体への負担が大きくなってきています。ふと気づけば同じ姿勢を何時間も続けていたということも珍しく無くなってきました。うつむき姿勢を防いで、健康管理をしっかりとしていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?