独立系FPを複業にするという選択

初めまして、ワンクエストの中塚です。
独立系FP歴は5年で、最初は複業からスタートして現在では本業となりました。会社では研修講師、FP育成、不動産事業の立ち上げを担当しています。

最近、巷で複業ブームや金融教育の必要性が高まってきたこともあってか、「複業FPに興味あります」「FPを通して何を得られますか」という相談を受けることが多いので、記事にしてみました。

この投稿が、独立系FPの複業に興味があるものの、一歩踏み出せない方への情報提供の場になれば幸いです。

自己紹介

大学卒業までは、良い学校、良い会社に入るのがゴールという価値観で、レールに沿った人生を歩んできました。そして世間的には大手と言われる企業に就職しましたが、そこでの業務内容は雑務ばかり。自分で考えて情報収集をして就職したのにも関わらず、「就活ミスったな」、「転職できるスキルないな」という葛藤がありました。

そこで、大手企業の看板ではなく、個人の名前で活躍したいとの思いで25歳の時ワンクエストに入会したました。

本業はほぼ定時上がりだったので、平日夜と土日を使ってFP活動に奔走。最終的に複業収入のみで生活できるレベルになったので、本業やめて独立するか、とのタイミングで代表からお声をいただき運営側にジョインしました。

始める前に不安だったこと

1.FP活動の時間がとれるのか

本業はほぼ定時上がりで、正直時間を持て余していたので、特に問題ありませんでした。カレンダーの使い方や、気乗りしない飲み会との付き合い方を学んだおかげで、1日の時間が30時間ぐらいに増えた感覚になったのを覚えています。

2.知識面のフォロー

学校の勉強しかした経験がなかったので、FPといえばとにかく知識を詰め込まなければならないというイメージでした。ただ、実際には資格勉強のような知識はそこまで求められておらず、本質的な情報を"人に伝える"ことのほうが重要でした。
細かい知識は、過去撮り溜めた動画を自学自習することで十分フォローできますし、何ならGoogleで調べれば最新情報もキャッチアップできます。一番重要なのは調べ方を学ぶということですかね。

3.個人営業の経験のなさ

当時は、法人営業しか経験がないので、個人営業そのもののイメージがありませんでした。実際FPは個人営業に分類されるものの、コンサルタントという立ち位置となるので、そもそものスタンスが勘違いだったと後に知ります。
また、成果報酬のイメージが湧かなかったですが、成果を出していくうちに感覚が掴めてきました。

4.複業バレのリスク

これは確定申告さえ気をつければバレないです。正社員はなかなかクビにはできないですし、最悪クビになっても良いぐらい稼ぐことを目標としていました。また逆説的ですが、稼がないとバレませんので、まずは稼いでから悩むべき項目なのかもしれません。

身についたと思うスキル

1.物事をわかりやすく伝える力

金融商品は形のないモノなので、自分自身がフィルターとなって商品を提案することとなります。これは不動産や別の商材に変わっても普遍的なスキルなので、今後FP以外にも展開しようと思ってる方にはうってつけのスキルです。

2.お金に対する価値観を語る力

FPとしては常に信用信頼とお金について考える毎日です。
会社員の時給労働ではなく、成果報酬という報酬形態で働いたことが大きかったです。

3.適切なリスクを取る力

一歩踏み出して複業にチャレンジしたことで、新しい世界が見えるようになりました。今までは転職することすらも人生の一大イベントでしたが、恐怖は何だったのか、驚きました。キャリアの選択肢が広がったのは自分にとって大きかったです。

4.自信

FPをやってなければ出会うことのなかった他業種の人とたくさん出会えました。自分が金融の分野で正しく価値提供をしていると、一目置かれるので畑違いの分野のプロ達と平等に語れるようになります。
自分が提供できるものがないとただのお客さんになっちゃいますからね。

まとめ

独立系FPは少しでもお金に興味がある人はお勧めですし、世の中の動き的にも金融教育というジャンルはまだまだチャンスだなと感じます。

この投稿が、皆さんが一歩踏み出すキッカケになれば幸いです。

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