「あひる」
今村夏子著
何もいわずにあひるの「のりたま」が新しいアヒルに交換される。そしてそんなものだとみんなが思っているに二重性。
子供の普通?の残酷さ、家族の問題のすり替え、忘れられるあひるとみにくる子供たち、そんなことを全く気にすることもなく、新しい興味に向かう。
居心地が悪いけれど、そういうものだという感じ。2つの違う気分の間を行ったり来たりする。
今村夏子さん、待つかいのある作者だ。
短編集 「あひる」「おばあちゃんの家」「森の兄弟」の3作
おばあちゃんの家と森の兄弟は対の物語
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