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山風ってよべない

山田風太郎の小説を読むようになって、すっかり虜になったのは、短編集の面白さによったと思う。

長編ももちろん文句なく面白いのだけれど、短編に描かれる人の愚かさやくだなさは、心に刺さるようで、はっとさせられる。

ひととおりの作品を読んだ頃、山田風太郎は「山風」と呼ばれていることに気づいた。気づいたのは漫画のタイトルに「山風の…」とついていたから。

気づいて以来、山風と称されていることを見聞きする機会が増えた。

えっそうなの?親しみを込めてそう呼ぶの?ファンならそう呼ぶべきなの?いつからそんな呼び方になったの??縦書きだと嵐になっちゃう、とか逡巡しているわけです。

山風  なぜ略す  山田風太郎でいいじゃないか

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