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心を燃やした秋葉山の祭り

先週は静岡県の秋葉山に参拝してきた
夜の火祭りが有名であり、神仏習合の名残りで神社の鳥居をいくつか潜った後にお寺への道が分かれている特殊な場所である。毎年12月15日と16日に開催され、どちらも1000年以上続く伝統的なお祭りだ。

お寺の方へ行って、それが終わると神社の火祭りが途中から見れる流れになっているので、まずお寺の方へお邪魔した。
が、夜の山をひたすら降りるのはだいぶ苦労した。自分は20代だから体力的には大丈夫だけど、周りは文字通りの“真っ暗闇だ”
 それにこの日は雨が降っていた。大きな樹木や岩が滑りやすく本当にここを降って“寺があんのか?”と思いながら進む事20分弱。ようやくライトではなく点在する光が見えてきたのだ。

赤い帽子のお爺ちゃんの物腰が柔らかくて「これこれ!」っとなった。


これは中々の達成感があり、暖かく汁物を無料で提供してくださる優しいおじいちゃんや慣れた参拝客でいっぱいだった。でも、甘党の自分はとにかくお汁粉が食べたかった。上にお汁粉が売っていたが時間の都合でスルーしてきたが、ここではお汁粉は振舞われていなかった。まぁそりゃそうなんだけどね笑

その後、お地蔵さんの前へ人がぞろぞろと集まってきた。「神様とはなしてんのかなー?」と思っていたら本当にそうだったらしく、祭りの笛やお経が始まった。
複数人でのお経やホラ貝、太鼓はまるで自然の演奏(実際仏様をお迎えする祭りかな?)なんだけど、その時に後ろのお姉さん(推定40代)3人組が、ホラ貝の音が余り伸びておらず、「あれ、吹いてる人新人?笑笑」とか言っていたので笑いを堪えながら笑っていた。

それが終わると今度は餅を配り出した!いつもは投げるらしいが雨天なので配給式で一袋5つも入っていた。この時から頭の中は“お汁粉お汁粉お汁粉”だった(こんなに煩悩まみれで良かったのか?)のだが、この後に凧を上げる火祭りが行われた。

おお、大炎天だぜ!

凧を上げるために1人が凧を支えて、火が十分に焚き出したら寸前のとこで上へ挙げる!

これはアツアツだろうにすごい、この後も凧を方角毎に支えて適度な位置で保っていく作業がしばらく行われた。
これが終わると凧が落ちてきて、それは奪い合い。伝統な行事だけど、この時は餅拾いのお婆さんみたいにみんな必死にしがみついてて、これも良いのか?と少し思ってしまった。まぁ自分も近くにいたので少し頂いたんだけどね😆
これで来年は福が訪れるでしょう。

最後に火渡りがあり、火の中を素足で歩いていく。これには勿論参加したが、率直にいうとテレビなどで見るより熱くなかった。だいぶ鎮火してくれているので熱くないのだ。それでも炎の力が自分に宿って気がするので、やったほうがいいと思った。
この後に神社にも参加するのだけど、お寺の方が祭りに参加している気分になれるので来年行くならお寺の方目的で行くのがおすすめである。

最後に初めて参加したが、中々面白いしご縁や福を頂いた気がする。炎というのは厄除けや意志の力が宿っているので、身体に浸透する気がするのだ。単純にお祭りとしても楽しめる、子供連れもいたのであの険しい道でもみんな降りられるのだろう。

結局、お汁粉は帰りもやっていたが、混むので家で食べました。お餅がめちゃくちゃ美味しかった。それだけでも俺は来年も行くかもしれない。。。

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