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K-POPの世界へようこそ61.過去最高傑作の"IZ*ONE"【ONE-Reeler】の最速レビュー。

 12月7日18時に"IZ*ONE"の最新ミニアルバム【ONE-Reeler】が、発表されました。前日の"MAMA”で、先行して披露していましたが、改めてMVを見て、音源を聴いて、色々おもったところをレビューしたいと思います。

 IZ*ONE (아이즈원) 'Panorama' MV

 まず、おそらく初めて"IZ*ONE"を聴いた人、特にある程度年齢のいった音楽通の人には、このイントロのベタな"EDMな"シンセのリフを、古くさく感じる人がいるかもしれません。

 恥ずかしながら僕もつい最近気づいたのですが、これまで発表された、"IZ*ONE"の韓国タイトル曲、全てに共通しているポイント、デビュー以来"IZ*ONE"が通している、レトロポップのコンセプトサウンドなのです。
 考えて見れば、"La Vie En Lose"も、"Violetta"もシンセのリフが印象的な曲でした。"Fiesta"はシンセブラス、"Secret Story of the Swan"は生ブラスぽいですが、サンプリングサウンドですね。

 さらに、この曲の特徴は、何処までも続くように感じるサビパートです。サビパートだけでも6つ位の構成に分かれていますが、それを8小節ごとの"PANO"、"RAMA"というフレーズで上手く繫いで、複雑で長いサビを、飽きさせないものに仕上げています。サビが8小節単位で、違うメロディーの最後に2回続けて、同じフレーズで"PANORAMA"と言わせたあとに、3回目は変えて連符で、"PANORAMA"と来るのもグッときます。

 特に泣かせるのが最後の8小節の大サビ、ここで最後のフレーズには"PANORAMA"を持ってこないで、"DOWN,DOWN,DOWN"と違うフレーズにしたのが、シブカッコイイです。

 曲全体における、サビパートの比重が非常に高い曲、とく息もつかせないぐらいまくし立てる曲調も、ここまで続いていたタイトル曲の総決算のような気さえさせられます。

 "IZ*ONE"のサウンドプロデュースで最も不思議なのは、こうした同じ楽曲コンセプトを貫いているのに、作家が毎回違うことや、プロデューサーが交代しているのも不思議です。前作の"Secret Story of the Swan"からは、プロデューサーが変更していますが、"IZ*ONE"らしい曲コンセプトは全く変わっていないように思います。
 変わったのは""から、"ONE"になった事ぐらいの様に思うのです。

 実は僕が知らないだけで、彼女達のサウンドプロデュースをしている影の人物がいたりするのでしょうか???

 そのぐらい"IZ*ONE"のグループの音楽的な個性は貫かれているように思います。

아이즈원 (IZ*ONE) - Panorama (4K) | IZ*ONE One-reeler Premiere

 さて、音楽面以外にも、ダンスパフォーマンスもMVの出来も、非常にレベルの高いものに今回は仕上がっている様に思います。
 全体を通しては、"ユジン”の存在感が非常に大きくなったと感じますし、"ヒトミ”と"ナコ"もセンターで踊る姿が印象的です。

 ダンスの中の"PANORAMA"、手首を握ってクルっとまわすのは、真似したくなるパートにもなっていますね。

 MVに関しては、前作、"Secret Story of the Swan"は良くわからない内容でしたが、今作は個々のビジュアルが最大限に活かさせていて、ハッと思わせるシーンも多かったです。

 さて、"Panorama"に限らず、ミニアルバム【ONE-Reeler】には注目すべき曲があります。特にプレミアムショーケースでも披露した、"Sequence"は流行のディスコを取り入れた、これをタイトル曲にしても良い位の名曲です。

[최초공개] 아이즈원 (IZ*ONE) - Sequence (4K) | IZ*ONE One-reeler Premiere

 ディスコサウンドは、"BTS"以降、他の沢山のK-POPグループがチャレンジしていますが、これはそれに負けないぐらい、パワープレイしたくなる程の、非常に高いクオリティだと思います。90年代のUK、"Jamiroquai"のサウンドを思い浮かべました。

 特に曲のクオリティが高いのは、生のベースサウンドとギターカッティングが格好良く決まっている点、808のタムのフィルもオシャレ、そして、それを単にレトロディスコサウンドにするのではなく、2020年のサウンドに仕上げているところだと思います。

 他にも、"RUMUR"を思い浮かべさせるような、"O Solo Mio"や、これまでのIZ*ONEサウンドをアップデートさせたような"Mise-en-Scene"
 "Island"は、やはりこれまでのアルバムにも必ずあったアップテンポの曲が、随分幼さが消えて大人ぽくなった印象の曲。最後のバラード"Slow Journay"はチェウォンが作曲に参加しているなどなど。語りたいポイントは沢山あります。

 またこの続きは、もう少し落ち着いたら改めて書きたいと思います。

 さらに、YoutubeでもK-POPのリアクションをやってみますので、興味があったら、是非そちらもご覧ください。

K-POP MV REACTION IZ*ONE / Panorama.好きすぎて緊急リアクション 夜のゲーム菩薩(밤의 게임 보살)생 전달

つづく


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