K-POPの世界へようこそ7.K-POPのトレンドは80s? その2

 前回に引き続き、K-POPのトレンドは80sという個人的な解釈に基づいて、2019年に聞いた80s的なK-POPサウンドを紹介していきます。

TOMORROW X TOGETHER (TxT) "Run Away"

 2019年新人賞を総なめのグループ、BTSと同じ事務所で注目を集めています。この1月に日本デビューもするらしい。
 最初聴いた感じは、メロディーも構成も全く懐かしい感じはありませんが、メロディバックのシンコペーションのフレーズが80s風を感じます。新しいけど、懐かしさも感じてしまう不思議な曲。

GOT7 "You Calling My Name"

 GOT7は、人気の男性グループですね。この曲は丁度1:03位からのパート(サビと言うべきか)が大好きでこの曲にはまりました。まさにその部分は80s風なんですが、80sではこういうサビは無かったので、そこは新しいかも。かっこいい!

KANG DANIEL "TOUCHIN'"

 ストーリー仕立てのMVも、どことなく80sMTV風という感じでしょうか。こちらも、先ほどのGOT7の曲と同じように、サビが特徴的で印象に残ります。とくにそのパートのベースフレーズとか、マイケル・ジャクソンリスペクトを感じます。
 カン・ダニエルさんは、この曲発表直後に、うつ病を診断されて現在活動休止中だそうです。残念。

今月の少女(LOONA) "Butterfly"

 グループ名は特徴的ですね。申し訳ないのですが、このグループのこともよく知りません。この ~少女っていうグループはK-POPには結構あるようです。英語圏向けには(LOONA)と呼ぶようです。K-POPグループは海外進出を考えて、ハングル名のグループも、必ず英語のグループ名も持っているようです。
 さて、ここまでのトラックが80s風とはちょっと違った流れで、裏声で歌う高音パートのメロディが80s的な感じがします。印象的ですね。そして、裏声パートで盛り上げて、サビは歌わないのが、非常に上品な感じがして、今時です。

 と、独自の解釈で、80s的な香りのするK-POPの曲を紹介してみました。
 今回紹介した曲は、80s風とは言っても、あくまでオマージュ的なサウンドの使われ方。ベースラインだったり、シンセのリフだったりは、今の50-60代が聞いても刺さる曲調じゃないでしょうか。韓国国内ではこういうトレンド、どういう風にとらえられているのか気になります。

 日本では、K-POP聴く50代は、コンサート行っても、かなりアフェイな感じなので、僕は正直もう少し、同世代のファンが増えてほしいと思っております。

つづく。

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