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物づくりユニットセルの最適化

1,ユニットセル最適化対策

新工場レイアウト設計法を使い、その時点で全体最適と考えるレイアウトの具体化が構築されると、次に、各工程=ユニットセルの最適化が必要です。そこに、上の図に示したチェツクが必要になりますが、科学的手法で徹底的な検討が必要です。                    

2,似て非なるセル生産の問題は打破

これは、演習問題的に説明した例ですが、2000年に入る頃、カリスマYコンサルタントが「屋台や方式」を産業界に紹介し、中国の30分の1の人件費対応をPRしました。解説では「3倍の生産性実現に部品倉庫に優秀な作業者を投入して、気づきで具体化!・・」という内容でした。当然、これだけの生産性向上では、中国の30分の1の人件費対応できませんが、産業界で一部の企業がフィーバしました。しかし、この異端宗教的な取り組みに科学的解析を入れると、最初から、左の構成の2倍から3倍の生産性が3日ほどで可能になります(事実、屋台や方式で困った企業で対応した、筆者の改善支援結果は、図の左側の屋台や方式の2倍~3倍でした)。このように、ユニットセル構築から具体化は、感覚~ムード的対策にさせない方式が今回のユニットセル具体化手法です。   

3,その他、ユニットセル対策法の例

その他、ラインバランスやシングル段取りに加え、上に示した不良ゼロ生産具体化の内容も解説して、全員参画で最良製品を短工期で生産して行くSLIMⅢの内容を解説しました。        

映像解説:物づくりユニットセルの最適化

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