見出し画像

1時間程度で「生産管理」を習得!

1,生産管理を理解する要点

生産管理は大きなゾウに似ています。ある方は「鼻を触りゾウの総てである!」また、ある方は「足を触りゾウの総てである!」と言うように、ある方は「JITこそが生産管理であり!」、また、ある方は、「生産計画ITシステムを生産管理である!」と言います。しかし、それは全体の一部を示すだけであり、全体ではありません。筆者は、実務で企業生活20年、さらに、JMAで企業支援27年ほど専任講師として活動してきましたが、かつて、「生産管理を担当する者は、工場長の代行として全・経営キャッシュフロー権限を任された状態の仕事をする!キャッシュフロー・マネージャーである!」と先人達から教わりましたが、正に、この視点で生産管理を見て行くべきです。  

2,テーラー氏が生み出した日々管理システム

これは、1800年末~1900年初めIE手法の祖であるテーラー氏が標準時間の設定と活用の中で生み出した「日々管理」方式です。この方式を用いて、当時、ミッドベール鉄鋼で同じ人数で3倍の生産性を次々と実現させていった経過は、テーラー氏の著書「科学的管理法」に記載されていると悪露ですが、この生産計画システムが生産管理という分野の出発点になりました。         

3,生産管理システム(IT活用)と物づくり

現在、生産管理ITシステムを生産管理という方がおられますが、物づくりとITシステムを活用した生産管理システムとの管理は図のような関連になります(なお、生産管理ITシステムは、この図で生産管理の一部であることを示しました)。                       

4,JIT・SCM

JITはトヨタ自動車が赤字で苦しむ中、故・大野耐一氏が中心になり、日本独自、現場関係者が皆で考え試しながら開発していった(自主研の名を持つボランティア的な取り組み)成果物でした。要は、「お客様がお買いにならない車は造らない」ということで、後工程引き取り方式と共に、ジャストインタイム生産(JIT)を進めました(この詳細な内容と経過は映像で紹介)。その後、IT化が進み、現在、JIT思想を三個に、協力会社をネットワーク化してJIT対応可能なSCM(サプライチェーン・マネジメント)が一般化しています。             

5、生産変動

どのように、生産管理体制を整備しても、製品ライフサイクルの短命化と市場の生産変動は起きます。そこで、生産管理という大きな視点では、この対策も重要であり、全体験と共に、各社で成果を挙げて来た対策内容も紹介させていただきました。                    

6,絵本で学ぶ生産管理

生産管理についいて詳しい著書をKindle書として、既に掲載中、また、ご利用が多い状況ですが、どうしても、先生が教える式でした。そこで、ここに示したKindle絵本は、企業側に立ち、生産管理を学んだ企業関係者の立場で「一般に公開されてきた生産管理の書や知識を工場の立場でいかに有効に、どこを、どのように使ってゆくべきか?」ということで、工場長命で三名の方達が努力される内容を絵本のさせていただきました。このKindle書と、Kindle絵本についても、今回の映像で要点を解説させていただきましたが、全50分以内ですので、ご参考になれば幸いです。なお、このKindle書と絵本はE-Bookなので、必要に応じて、映像説明で各内容のご理解を深めていただく地策を組み入れました。                                   

映像紹介:1時間程度で「生産管理」を習得!

ここから先は

0字

¥ 450

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?