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設備故障ゼロ対策の基本

1,日本でTPMが生まれた背景(危機感と理由)

この内容は、筆者が企業在勤中に直接お聞きした講演内容です。当時、日本の生産性は世界1に近づく状況でしたが、JMAの故・十時会長は、欧米の一流企業と独自調査を基に比較した結果、「日本は海岸を埋めたて、工業地帯に新設設備を整備した結果であり、設備の使い方は全く劣っている!」という分析結果でした。当時、この対策の実証例がわずかながらあったわけでしたが、十時が紹介!この講演後、日本産業界は危機感を高め、現在のJIPMを新設してTPMが開始されました。

2,TPMの出発点は強制劣化の防止

設備故障ゼロ対策の第一ステップは強制劣化の防止です。この対策は、中井川正勝先生(信頼性工学の権威者でジェット機の整備を長年担当された方)が、企業に招聘され、抵抗勢力が厳しく判定する中、ご自身が油とゴミまみれになり、実証された実績(不良・故障ゼロで2倍もの生産性創出)で産業界に知れ、広まって行きました。                       

3,故障ゼロ生産の手順と、適用成果

TPMはスピード化が必要だったため、筆者は関係者と事例を解析、図のような手順化を図り実践し、多くの成果をえました。今回、紹介させていただく内容は、その詳細と事例、並びに、実施のコツです。                                       

設備故障ゼロ対策の基本(映像紹介)

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