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ベトナム生活記1🇻🇳

カンボジアでの8日間の生活を終えた私はお隣のベトナムに来ている。シェムリアップで大きな体験をした後、首都のプノンペンに移動したのだが、やはり何か物足りない。心にポッカリと穴が空いてしまったような感覚に陥った。

首都といっても特に何かがあるわけではない。シェムリアップと比較するともちろん発展はしているし、高層ビルも立ち並ぶが、ワクワクするものに出会うことはなかった。

その為、「心機一転」国を変えてみようという決断に至ったわけである。実に単純な思考回路だ。それができるのが長期旅行者の強みであり、短期旅行では決して経験できない部分なのかもしれない。

移動はもちろんバス。今回の移動はおよそ7時間。短い。この感覚がバス移動に慣れて来た証拠なのかただの麻痺なのかは日本に帰るまでわかることはない。
いつものごとくひたすら揺れるバスの中に私はいた。変わりゆく景色も、例のごとく高くまで舞い上がる砂埃も、大量のバイクも少し見慣れて来てしまったのかもしれない。ここからは少しペースを早めようか。そんなことを思った。

出入国も無事に済ませベトナムに入国🇻🇳なんだかんだ日本を出てから5カ国目になった。雰囲気はいまだにわからない。またバスに乗りホーチミンまで走らせる。
時刻は22時を回るか回らないかで市内に到着。
しっかりと東南アジアの匂いがする。日本では嗅ぐことのできないこの匂い。少し心地よさまで感じてしまう。どこからともなくタクシードライバーやツアー会社が声をかけてくる。

「どこのホテルだ?送ってくぞ」

「大丈夫」

そう残し私は歩く。ホテルはまだとっていない。今日は一体どうなってしまうのか。毎度毎度、自分の適当さには少し呆れる。重いバックがさらに重く感じる。

なんとか宿を探すことに成功し、外に出る。

ベトナムと言ったら「FHO」だろう。時間も遅かったが、なるだけ地元の人間がいそうな場所に入店した。どこからともなく漂う「パクチー」の匂い。今までの国に比べてテーブルに「緑」が多く並ぶ。これはこれで少し新鮮味があっていい。
実際に口に運んでみると今までにはない「美味」が詰まっている。
「ダシ」の味がする。日本の「ダシ」とは少し違うのだろうが、明らかに日本食に近付いた。これはいい。極度の日本食シックになっていた私にとっては大きな大きなポイントだ。

話を聞くと中国に隣接している為、中華系の文化も根付いているベトナム。
言われてみればかをも少し違う気がする。東アジアに近いつくりで、日本人男性からすればすごく可愛いと思う女性がかなりの数いる。肌も白くアジアにいながら少し違う地域に来た感覚にもなる。

物価も圧倒的安さを誇る。もちろんアジア特有のナイトストリートも存在している。まだ詳細はつかめないが何かと楽しみな国であることは間違いない。

この国は私の心を満たしてくれるのだろうか。