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「初めまして。fuzz島由矩です。」3the final

いやー、それにしても協会公式Twitterから自分の写真入りでツイートしてもらえるのって嬉しいですよね。

第21期後期雀王戦E2
第22期新人王戦予選
第4回fuzzカップ本戦ベスト128

このシステムになってから、トップが増えた気がします。この第22期になってから、新人王戦が1131で、fuzzが2111ですからね。今週末の雀王戦E2リーグ第1節も楽しみです。

さて、前回までの記事で第4回fuzzカップ 2次予選を通過して帰りの新幹線の時間をズラしたアルパカですが、今日はその後のベスト128の模様をお届けします。これ勝ったらベスト64からは全部放送対局で、業界用語では「ここで負けたら1番悔しいやつ」って呼ばれてる試合です。

以下、常体で。

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「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気をもった者だけだ」というのは、ロベルト・バッジョの言葉だとされてる。

昨年行われた第3回fuzzカップは1次予選をホウホウのテイで勝ち上がったものの、2次予選でヨンスさん・澄川なゆさんに蹂躙されてしまい、このベスト128にはたどり着けなかった。

そう。PKを蹴る勇気はあったんだけど、蹴らせてもらえなかったんだ。

でも今年は違う。PKを蹴ることができる。ただし、キッカーであるボクの眼前にはキーパーが3人も立ってた。

南家スタートとなった武中進さんは、このアルパカnoteでも再三再四紹介してるように、ボクがプロテストを受験する際にブログを毎日読ませてもらってた方で、ボクは自分が武中進さんを大尊敬するがゆえ、このアルパカnoteを読んでくれてるたきりょうや今田孝志さんを応援してるってフシがある。たきりょうや今田さんにとって、ボクって武中さん的存在なのかな、みたいな。テヘヘ。

まさか同卓させてもらえる日が来るとは、夢にも思わなかった。ちなみに武中さんは第13期雀竜位で、第12期雀竜位・斎藤俊さんの連覇の夢を打ち砕いた、出来メンツチーからの緑一色は、白眉はくびの和了りだったと思う。

武中さんについてまだ書き足りないので書くけど、武中さんは観戦記者の先輩でもあり、プロ歴20年以上のキャリアと鋭い洞察力を生かした切り口で出場者を紹介する1回戦のスペシャリストだ。

西家スタートとなった吉田航平さんも、武中さんと同じく雀竜位戦でオナジミの強豪で、ボクはプロ入り前から第17期決定戦も第18期決定戦も見て知ってた。

fuzzカップについては前回ベスト8だから、今回ベスト128からのシード選手でもあり、つまり吉田航平さんにとって今からやる半荘は今日初めての試合ってことになる。

時系列を前後して書くことになるけど、同じ128シードの澄川なゆさんと吉田知弘さんは別卓を勝ち上がってるから、やっぱこの吉田航平さんもここは勝ち上がって当然の技量を持ってるんだと思う。ちなみにボクと同じ石川県出身の方でもあり、Twitter上で少し故郷トークさせていただいたことがある。

北家スタートとなったのへ和也さんは、3人の中で唯一同卓させていただいたことのある19期の先輩だ。雀王戦E3時代に、同期の石原さん・西田さんとともに卓を囲み、ベコベコに凹まされた。

だから本当に麻雀のみに限っては「顔も見たくない」って表現しか浮かばないし、それだけじゃなく第16回オータムCS決勝進出者でもあり、観戦記で書かせていただいたこともある人だった。

(クックック…、なんだよfuzzカップ…、随分やってくれるじゃねぇか…。1人くらい実力少なめの人気者入れてくれてもいいのによぉ…。あ!もしかして、実力少なめの人気者枠はボクじゃないか…?)

ってなってた。ハッキリ言って、混乱してた。デスノートの所有権を放棄した瞬間の主人公みたいになってた。確かにボクは実力少なめだけど、さりとて人気者ってほどでもない中途半端なおじさんだった忘れてた。

1回戦は、初戦で調子の出ない吉田航平さんの立ち上がりを、目を血走らせたアルパカが叩くことに成功し、武中さんはほぼすべての局を降りてた。おそらく2回戦勝負(1回戦のポイントが明らかになってからの押し引き)に自信があるんだと思う。のへさんは愚形立直でボクに応戦してきて、そのうちのいくつかは成功してた。

 2回戦は、東1局ボクの親番で
■2000
■4000は4100オール
■3900は4500
って連荘があり、空気感としてはもう帰りの新幹線に乗っても良さそうだった。アイツ(中島由矩アルパカ)はもういい、って感じだったんだろう。

ただ、気になったのは試合後のこのツイートだ。

 2回戦南4局オーラスはボクが武中さんから2000は2300を和了って終わったので、時間を巻き戻すと

東家・のへ和也さん23800(1回戦+8.3)
南家・中島由矩アルパカ33200(1回戦+66.8)
西家・武中進さん28400(1回戦△17.8)
北家・吉田航平さん24600(1回戦△57.3)

だった。確かに吉田航平さんが2回戦トップを取れば、 2着目の武中進さんが3着に着ダウンするので、通過はにわかに現実味を帯びる。トップ目のボクとは10000点差以内のマンツモ圏内なので、昨日の矢島学さんの時みたいに仮にマンツモさせてポイントを確認してみよう。

中島由矩アルパカ→1回戦+66.8&2回戦+11. 1=+77.9
吉田航平さん→1回戦△57.3&2回戦+52.9=△4.4
武中進さん→1回戦△17.8&2回戦△13.6=△31.4
のへ和也さん→1回戦+8.3&2回戦△40. 2=△31.9

こんなに違うんだ。トーナメントは面白いなぁ。吉田航平さんは1巡目から3巡目まで1pを河に3つ並べてきてて、目が死んでなかったし、何かある様子ではあった。一方和了り通過のボクは1−4p・1−4mの平和一向聴で、1−4pなんかないよ(吉田さんの河に1pが3枚)と思ってたところに、のへ和也さんのポンでツモ順が変わって4pが舞い込んできた。

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というわけで、改めましてfuzz島由矩と申します。ほぼタイトル戦決勝卓みたいな試合を勝ち上がり、初の本戦ベスト64を手中に収めました。放送は2023年8月9日(水)ですので、その日はぜひご視聴くださいますようお願いします。

例えば本を書いた人は、その本が発売される時に宣伝をしますよね?でもそれって、書いた人だけが儲かるから言ってるのではなく、出版社の社員の給料であったり、本屋さんやその家族の生活のことも含めて考えて宣伝しています。

ボクの麻雀も同じです。ボクの一摸一打には、

■敗れていった選手だったり、
■日頃からアルパカnoteを読んで応援してくださる方々だったり、
■もっといいシードを与えようと投票してくださった方々だったり、
■noterとして面倒見てくださってる、予選で敗れた黄河のんさん、
■観戦記者に抜擢してくださったシードの佐月麻理子さん、
■麻雀を教えてくれた同期のみんな、
■金沢まで来てくださった小野遼介たまさん、
■Twitterあんまりやらないのにわざわざアプリ立ち上げて投票してくれた小林泰規さん、
■いつも温かい言葉をくれる市村泰蔵さん、
■プロになったばかりの頃からずっと見てくれてる井上剛一さん、
■最強位戦勝ち残って、BIG1獲って、背中を見せてくれてる大塚翼さん、
■水曜大会で鍛えてくれてるオリンピアのみんな、

みんなの気持ちが乗ってます。たまたまボクが牌を触ってるだけで、麻雀そのものはみんなでやってると思うんです。

長くなったので詳細はまた別に書きますが、ボクはMリーガーになりたいわけでも、有名になりたいわけでも、Twitterのフォロワーを増やしたいわけでも、noteの読者を増やしたいわけでもありません。でも権利を失うその日まで、試合がある度に新幹線に乗って自宅と会場を何往復でもする気概はありますので、どうか応援をお願いします。オカルトな話になりますが、みなさんの応援があれば山1対山5の二軒立直にも勝てると、本気で思ってますからネ。

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