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第22期雀王戦E2第1節結果

ヘッダーの写真ですが、まさか協会の公式戦でこういう撮影は認められてませんし、仮に認められてたとしてもボクはビビリなのでやりません。以前に富山のTMSに遊びに行った時のものです。

ちなみTMSに遊びに行った時の動画はTikTokにまとめてあるのでまだの方はゼヒ。

話をリーグ戦に戻して、じゃあなんでこの写真を使ったかというと
■シンプルに点棒がない
■端牌を使ってなんとかしようともがいてる
■他家から立直来て終わる
の繰り返しってところが、2023年4月29日(土)に行われた第22期雀王戦E2リーグ第1節に酷似してたんですよね。

あと、これは痛恨のミスなんですけど、同期の松尾祐槻さんがぐりぐりでゲストでした。1泊して行ってくりゃよかったですねトホホ。同期のみなさん、今期はリーグ戦が土曜開催多めでもありますし、日曜日ゲストだよーみたいな話あったら早めに教えといてください。

今シーズンは、
■新人王戦予選1131
■fuzzカップ2111
と来て、
■リーグ戦3411
でした。

ボクの麻雀については、いくつか牌図を用意したので、それを使って振り返っていきましょう。

以下、常体で。

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1回戦(大竹さんー中島由矩アルパカー寺田さんー津田さん)

立直宣言牌が捕まっての1000点放銃と8000点の放銃、そして2900の放銃と横移動だから、ボクは13100点持ちで迎えてるはず。4文字で言うと【ダンラス】だ。メモっとけ。あ…ちょっと待って涙で前が見えないから。

東4局、西家のボクに初めて手が入る。

(はいはい、分かってますよ。どうせ東もドラの西も誰かとモチモチなんでしょ。)

東4局 西家の聴牌

って、ヤサグレてたところに、東ポン→ツモ西ときて、上品なモンブランの口溶けみたいにスムーズな聴牌。

こんなスムーズなことあります?ってくらいスムーズ

からの5sツモで3000/6000。やったぜアルパカ。

2着目の親と1500点差をかわしたい南4局オーラスも、ジリジリした3段目(13巡目以降のこと)で魂の役なし門前聴牌を入れて着アップを目指したものの、無念の横移動決着で終局。ここでパキッとツモれたらよかったんだけどなぁ。

東家・津田さん22700
南家・大竹さん37200
西家・中島由矩アルパカ21200
北家・寺田さん18900

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いくら書くのが好きなボクでも、この調子で4半荘全部は書かない。最後は成長した姿を見てもらってお別れとしよう。

ボクは2年前の第20期雀王戦E3リーグ第1節を△117.4の最下位で終えてるんだけど、その時のボクに欠けてたものは、
■もう1枚ドラを引く想定
■こっちがチャンスの時1枚押す勇気
南4局オーラス特有の戦い方
だと思ってる。そして、それを改善したのが下の牌図です(3分クッキングみたいなノリで)。

道中何度も何度も1sに手がかかった。タンヤオドラ3で8000なんだから、1sは不要じゃないか、って。でも4枚目の2sを引いて1sが必要な一向聴になると、ツモ8mで聴牌→即立直。後ろで見てたわけじゃないから分からないけど、誰も押し返してきてなかったと思う。だってドラが全部ここだもの。ゆっくりツモらせてもらって3000/6000。こうやって見ると、いつもツイてるはツイてるんだな。腕がないだけで。

ところが、ここまで元気なかった寺田さんが、南3局の親番で爆発。ボクがプロ生活3年かかって、しかもやじ研で浅井堂岐さんから教えてもらって身につけた法則に、今自力で気づいたんだと思う。すごいぞ、寺田さん。

【親番は仕掛けて2900拾いに行くよりも立直かけたほうが他家の脅威】の法則

寺田さんはこの4半荘でとてもたくさん裏ドラが乗った。表ドラの中島と裏ドラの寺田って感じだ。バディだ。南3局の親番でも、寺田さんは立直攻勢が功を奏し、サスペンスドラマにおける船越英一郎や平泉成のように、ジワジワとボクを追い詰めてくる。

お、おいやめろ。
おお、おれが何したってんだ。
おおお、おれたちバディだろ?

ボクの中の宮下草薙が盛大にキョドる。

東家・大竹さん4200
南家・中島由矩アルパカ39600
西家・津田さん21000
北家・寺田さん35200

縦長の展開で、ボク以外誰もノーテン流局を望んでない。こういうのを避けるために、下が競った状態にしといた方がいいんだな、ウン。

でもこの大竹さんの魂の連荘も、寺田さんのトップ目指した3副露も、今のボクにはどうしようもないことだ。今できることをしよう。

ボクは今まで南4局オーラスも他の局と同じように手狭に受けて安全牌を持つことが多かった。ルール上、立直に対して一発で放銃すると高くつくからだ。でも、ボクは

■プロ3年目
■リーグ戦5期目
■新人王戦本戦進出
■fuzzカップベスト64

だから、下の8mポンを逃すわけにはいかない。さっきの1sと同じで、何度も何度も8mに手がかかったものの、魂の我慢でこの赤子のように無防備な一向聴を維持し続けた。大竹さんから立直が来て『ロン、18000は18900。出るかねしかし。』ってことになってもいい覚悟はできてた。いや、大竹さんは言わないけど。

そこに、ここまで+100近く勝ってる富豪・津田さんから出る8m。続けて8p。

(あああ、ありがとうございます!お代官様ぁ!)

中島『ロン。2000は2900。』

ア ル パ カ は や り ま し た 。

発声した後、みんなヤケにボクの手をのぞき込んできてて、8pと6pでも見間違えたかなって思ってたんだけど、今金沢でこの記事書いてて分かった。三色ついたら3900は4800になるから確認してくれてたんだ。

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次節は1ヶ月以上空いて6月10日(土)です。協会初の最年長新人王として臨む予定です。応援よろしくお願いします。

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