活動報告:2023年11月

11月の活動報告です。

11月にソトワークの実験施設である生きる場で文化祭を行いました。生きる場に興味を持っている仲間が自然発生的に集まり、みんなのネットワークを駆使して多様な催しを行いました。生きる場の趣旨は、多様な行為と働く行為を混ぜることです。文化祭では、多様な行為を意図的に生み出し、働くことと混ぜる事を試みました。

文化祭プログラムです。
★陶芸
★ikirubaフラッグ・藍染め(体験)
★ドローン体験
★近江舞子の竹で食器づくり
★ピザ窯でピザを作り
★炭火でバウムクーヘンづくり
★コスメDIYワークショップ
★ハワイアンマッサージ
★KERUKOの日々の踊り
★宿泊施設リノベ壁貼り
★琵琶湖でSUP
★テントサウナ
★日本酒バー/ハイボールバー
★琵琶湖が借景の音楽ショー
  フラダンス/タイ音楽/ウクレレ/ギターetc
★ヨガ(リラックス)
★じっくりダイアローグ

実は、多くの参加者は遊びに来ていたので、多様な行為と仕事を増せることには失敗しました。唯一働く行為と繋がった「じっくりダイアローグ」の内容を報告します。

ソトワークは必ずしも一人に限定されません。個人が自然の中で働くと様々なメリットがあるのと同様に複数人で外で仕事をするメリットが多々あります。じっくりダイアローグもその一つです。

生きる場じっくりダイアローグとは
講演者の話を一方的に聞くのではなく、講演者と少人数でじっくり話す試みです。なので、ゲストの講演タイムはありません。いきなりダイアローグに入ります。
情報を得る場ではなく、色んな話を聞きながら、参加者が深く思索することを目的とした場です。録画等で後ほどコンテンツを配信する事もしません。一回性と同時性を大事にしたいと思ってます。
従って、ただ聞くだけでは意味がありません。聴きながら考えてください。自分の中で思索がまわりだしたら、話は無視して下さい。皆さんの思索を深めることが大事で、そのきっかけを作れればと思ってます。
そして、考えたことを発言してみて下さい。一つのテーマにこだわっていません。話が飛ぶのは大歓迎です。混乱も大歓迎です。まとめもしません。答えを探す場ではありません。その場のコンテクストの中でしか出来ない思索を大事にしたいと思ってます。

18時くらいに、バーベキューを食べながらスタートし、同じ場所で焚き火を囲い、焚き火で焼いた焼き芋を食べながらのダイアローグ。楽しくて、面白くて、気がついたら12時を回っており、ソトワークが時間を忘れさせてくれました。

ダイアローグの内容を少しだけ紹介します。
今回は、元豊田通商副社長の山際さんと5つの異なる自治体の皆さん、おはぎ屋さん、変なサラリーマン(坂本さん^^)という、中々ない組み回せのダイアローグで、最高の内容でした。
さすが、年商6兆円の企業を引っ張っていただけあって、民間とは異なる自治体の方のいろんな悩みに、例え話をまじえて具体的に答えて頂き、学びがたくさんありました。
組織のタテ、ヨコのコミュニケーションだけでは、盲点だらけで、その状態で戦うことの危険性や、斜めのコミュニケーションの有効さや、喧嘩相手になったつもりでロールプレイする方法の有効性やイノベーションデストロイヤーの生態の話、組織の力学の話など、なぜそのようになるのかを人間の本性をもとに解説してくれて、納得感半端無かったです。さらには、ミニ山際を目指した失敗談も吐露してくれて、相談しやすい雰囲気を持ってる素晴らしいリーダーでした。

以上です。


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