見出し画像

Jリーグは目指す。 が、事業としてのJリーグクラブは目指さない。

あけましておめでとうございます!
埼玉県川越市からJリーグを目指して2020年に設立された、COEDO KAWAGOE F.Cの中島です!

チームはJリーグを目指す体制がだんだんと整備


ついに2022シーズン、チームも始動しました!
2022、2023シーズンは、「埼玉県天皇杯代表をとり、Jクラブに真っ向勝負を挑む」ための整備をしています。

今年のチーム方針はこちら

全練習日程、サッカーコート で週3日の練習+日曜試合の週4日活動

スクリーンショット 2022-01-18 16.23.51

フィジカルコーチの採用、並びに、全選手へのGPSデバイスの導入(140万かかりました。笑)

スクリーンショット 2022-01-18 16.24.03

ジムや、プールの完全無料

スクリーンショット 2022-01-18 16.24.24

トレーナーチームの常時帯同

スクリーンショット 2022-01-18 16.24.37

など、設立2年目のクラブとは思えないほどに環境が整ってきました!
本当にたくさん方へ感謝です🙇‍♂️

文字通り、Jリーグクラブ、JFLクラスの環境は最低限整ってきたと言えます。
選手層も昨年から飛躍的に向上しており、2022、2023シーズンは天皇杯、並びにJリーグへの昇格を進めていく体制が整いつつあります。

まさに”本気で”Jリーグをチームは目指しています。

画像5

事業側も新しい挑戦が続々

サッカーチーム の特徴は「サッカー」と「事業」の両輪を回すことが求められています。

僕たちCOEDO KAWAGOE F.CはJリーグを目指しています。
が、Jリーグの事業組織は目指していません。

これは調子に乗っているわけでもなく、斜に構えているわけでもなく、Jリーグの事業組織を目指すことが、関わること全員が誇れるクラブを目指す、COEDO KAWAGOE F.Cのミッションにそぐわないと考えているからです。

多くの方がご存知の通り、Jクラブの事業組織は決して恵まれた環境とは言えません。

それは決算資料を見ればわかりますが、コロナ考慮したとしてもどこのJクラブも赤字のクラブも少なくありません(事業に外的要因は当然つきものなので、経営者としてはそこも含めてなんとかしないといけないと思います)
スポンサー依存度も非常に高い状況で、究極言えば親会社の裁量次第でいつ倒産してもおかしくない状況と言えると思います。

5月の発表では単年赤字は34クラブと発表になっていたが、磐田も加わり、単年赤字は合計35クラブ(約6割)と判明。債務超過のクラブは10クラブ(約2割)のままだった。

つまり、Jリーグを目指しても、
Jリーグの事業組織を目指すことは、あらゆる人を不幸する可能性をはらんでしまっている訳です。
となると、そこを目指すことは事業/経営としては目指すわけにはいかないと考えています。

COEDO KAWAGOE F.Cは、サッカーを主軸に、街の課題を解決する、マーケティングカンパニーへ事業を転換していく

画像6

僕自身の考えるサッカークラブの事業としての理想状態は、
「街の課題を解決するマーケティングカンパニーになること」と定義
しています。

少し具体的に話します。
近々実際にこの事例として出せる案件がありますので、ご紹介できたらと思っていますが、

僕の頭で考えているものとしては以下のような図になります。

スクリーンショット 2022-01-18 16.53.04

サッカークラブ「COEDO KAWAGOE F.C
川越Webメディア「#川越
SNS(YouTubeTikTok)

というような事業ポートフォリオでこの5年では考えています。

その意味で、COEDO KAWAGOE F.Cにおいてはサッカークラブにスポンサーをつけそれだけで生きていくという考えはなく、サッカークラブは企業の課題解決を"リアル×ローカル"で行う1つの方法となります。

画像8

1つ例を出します。

近々発表できると思うのですが、
現在COEDO KAWAGOE F.Cには川越発で日本No.1を目指す、さつまいもブランドの事業を広げる手伝いをしてほしいと相談が来ており、COEDO KAWAGOE F.C株式会社としてもサポートさせていただく予定です。

この場合の企業課題としては、
「日本一の焼き芋ブランドを作りたい」という観点になります。

その中で、COEDO KAWAGOE F.C株式会社としてのアプローチは以下のようなアプローチを想定しています。

●サッカークラブ「COEDO KAWAGOE F.C」:
パートナー(スポンサー)企業へ直接さつまいもを売り出すことで、リアルでのリーチを作り、販売ルートを多方面で作り、売上を作り出す(イベントへの出店や、ギフト/お中元などでも販売できる交渉を行う)
●川越Webメディア「#川越」:
月間50万回検索を誇るビックKWの「川越」ならびに観光系KWを全て獲得し、川越No.1のウェブメディアとなる。
このメディア記事広告を書くことで、シンプルに純広告をとれるレベル感となる。
●SNS(YouTubeTikTok):
現在検証中ですが、
KPIを引き、メディア価値を向上させていくことで、広告媒体化、純広告を取れるレベルまで引き上げることで、ここで焼き芋ブランドの認知を一気に取る
https://www.tiktok.com/@coedokawagoef.c/video/7053368331432168706?is_copy_url=1&is_from_webapp=v1

というような形で、
企業の課題を解決するために、サッカークラブをはじめとした、リアルとネットのマーケティングを組み合わせることで、企業の課題解決を目指します。

画像9

サッカークラブ「COEDO KAWAGOE F.C」が現在パートナー企業を戦略的に増やしているのは、パートナー数を増やすことでそこで売上を獲得したいというよりも、様々なパートナーが増えることで、企業同士のマッチングを強化することででき、それが「サッカーを軸にしたマーケティング企業」になることにつながるためです。

スクリーンショット 2022-01-18 17.11.11

そして上記を実現することで、
COEDO KAWAGOE F.Cはマーケティングの領域へ事業を展開していくことを目指しています。

つまり、COEDO KAWAGOE F.Cの競合は浦和レッズや、大宮アルディージャではありません。

COEDO KAWAGOE F.Cの競合は、

飲食で言えば食べログやぐるなび 
サロンで言えばホットペッパービューティー
車で言えばカーセンサー
住まいで言えばSUUMO
結婚で言えばゼクシイ

などなどここでいうなら僕の前職のリクルートがとっている領域の予算を取れる事業を目指しています。
理由は簡単で、市場規模のでかさが比じゃないですし、サッカークラブとして100年続くクラブを目指している組織である以上、強い事業基盤を作る必要性があるからです。

サッカークラブのスポンサーのマーケットではなく、マーケティングでのマーケットで勝負をしていきます。

ぐるなび で言えば、
飲食店の視点で言えば、10万出して何名集客してくれるのか?というのが観点なので、逆に言えば、ぐるなび よりもCOEDO KAWAGOE F.Cに10万出す方が集客につながるのであれば、COEDO KAWAGOE F.Cに出します。

ぐるなび の売上はこれはぐるなび 単体でも相当な規模になります。

スクリーンショット 2022-01-18 17.14.51

COEDO KAWAGOE F.Cはそういう事業組織を目指し、
そしてスポーツ業界で課題となっている社員の給与基準をあげ、働きたい人が働き続けられる環境を整える準備を進めています。

事業としてしっかり成立させることで給与なども含めて課題のまだまだ多いスポーツ業界において社員や関係者を幸せにできる組織になれるか。

COEDOKAWAGOEF.Cは挑戦していきます。


スポーツビジネスを一歩でも前に進められるように頑張ります! サポートいただいたお金は僕の仕事のカフェ代にさせていただきます!