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分散について
自分の真の実力
どうも、シャークへいです
ポーカーをする上で理解しないといけない事柄の一つに分散が存在します。
短期的に勝ったり負けたりを繰り返し、一喜一憂し「俺ってtueeeeee!」「俺はなんてクソ雑魚なんだ、、」を繰り返すのがpokerという闇のゲームです。
そんな、闇のゲームでも上手な人というのは長期的にみれば勝ち越し、下手な人は勿論最終的に負けます。
自分の実力を測るのに巷では大体10万ハンドが目安となっていますが、そこである怖い疑問が浮かんできます
「数万ハンドやって何か勝ってるけど、これただの上振れで分散に踊らされてるだけじゃね?????」
怖いですね。自分の実力が市大会優勝ぐらいなのに関わらず、「俺は県大会は余裕、全国でも10本には入るぜ。へっ!」と勘違いしてしまう可能性があります。
女の子から相談されて「○○君頼りになる!ありがとう」と言われ
「君、俺の事好きやん」と勘違いし告白するも「○○君良い人だから、私じゃ吊りあわないよ、、(何勘違いしてんのきも)」と言われるぐらい怖いですね。
そこで一つ今回の議題
少ないハンド数である程度自分の実力を測る事は可能か?
を考えていきます。
10万hands編
ホールデムマネージャーでSDVってやつ表示してhttps://t.co/lhjSAxfCJl
— 世界のヨコサワ (@MasatoYokosawa) February 13, 2019
で分散計算したら
どれくらいの確率で起こるかわかりますよ
便利な時代でなんとポーカーの分散をシュミレートしてくれる物があります。今回はこれをイジイジしていこうと思います
![](https://assets.st-note.com/img/1663179071711-rpSHp7kYlg.png?width=1200)
Winrate in BB / 100
Observed winrate in BB / 100 (optional)
Standard deviation (»?«) in BB / 100
Number of hands to simulate»
ブラウザを開くとこんな物が出てきました
上から順に
・100ハンド当たりのウィンレート
・???
・標準偏差
・なんぼシュミレートしまっか?
(2番目がよく分からなかったので有識者にまかせます)
この中で標準偏差が分かりにくいと思うのでざっくり説明すると、データのバラツキの多さです。NLHはこの設定で良いと思います。
では早速win rateが2,5BB10万handsの時を詳細に見ていきましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1663179642013-aY5cERrU5e.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1663179399297-uDVb3LjyOD.png?width=1200)
7割の確率で-662BB~5662BBの間に収まるらしいですね。なんと-の確率が全然否定できません(10万ハンドもしたのに、、)
win rateも95%の確率で-3.82 BB~8.82 BB/100に落ち着きます
8.82 BB/100という鉄強win rateでも実際はwin rate2,5BBの可能性が否定できません(もちろん確率としては少ないでしょうが)
ここでちまちま解説しても分かりにくいので一気にまとめてみましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1663182814209-zyG9uDi3eZ.png?width=1200)
途中までコピペ頑張ってたんですが、規則性がある事に気がつきサクサク進みました
自分のwin rateが3BBと仮定して上の表を見てみましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1663186503013-8lKVtoCCk1.png?width=1200)
ざっくりですが自分のwin rateは
・0~6.16BB/100の何処かの中にはある
・win rateが3BB/100でないとしても、-ではなさそう(若干あるが)
といった事が分かります
10万hunds回してもぶれはかなり大きいですね。
因みに1億hunds回してみると10万hundsに比べかなり収束している事がわかります
![](https://assets.st-note.com/img/1663184388120-nV758WGt4z.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1663184445114-8kFqhUehl5.png?width=1200)
これぞ収束…!
10万ハンドで大体実力が分かるといいますが、厳密に言うと
実現可能かつ或る程度の分散は諦める
丁度いい塩梅が10万ハンドと言ったところでしょう
さて、、、分散の力を垣間見た所で本題に行きましょう
1万hands編
少ないハンド数である程度自分の実力を測る事は可能か?
正直さっきの分散をみてしまうと、かなりきつい感じがしますが勘違い告白をしない為にも、頑張ってみましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1663185688881-CcqYiKA6Ta.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1663185746221-n0B1qNoSSv.png?width=1200)
うーん、、、、
分散激しい、、
10万hundsであればだいだい70%信頼でwin rateの乖離が6BBぐらいでしたが
1万hundsは20BBも乖離しています
まあ先ほどみたくまとめてみましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1663187860845-lpwMWD6ACx.png?width=1200)
自分のwin rateが3BBと仮定して上の表を見てみましょう
![](https://assets.st-note.com/img/1663187989508-9OTALUMkiM.png?width=1200)
winrateが13BB出ていても3BBの可能性はあるし-7BBでも3BBの可能性があるといった感じでしょうか
正直これだけ広いと絞り込むのはかなり厳しいですね
少ないハンド数である程度自分の実力を測る事は可能か?
結論 無理
1万ハンドのwin rateが20BB(70%)も乖離するなんて知らなかったよ…
結局分散に踊らされる事は致し方ないんだよね。
でも今回色々見て思ったことは「1万ハンドでどえらい-でもかなり乖離がある可能性がある!」という事(逆もしかり)
下ぶれても心の拠り所になるし上振れても調子に乗らずに済む
数万ハンドの上振れスクショが、独りよがりな事に気付けただけでもかなり期待値+なのではないだろうか
ち、ちなみに直近1万handsの僕のwin rateは7BBでした
これただの上振れで分散に踊らされてるだけじゃね?????
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