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『ありがとうの手紙』と『いつかこの海をこえて』

先日のいわてかまいしラグビーメモリアルマッチでも #スクラムユニゾン の方々とシーウェイブスJr.のみんなが歌った『ありがとうの手紙 #ThankYouFromKamaishi 』と、もうひとつ、釜石のこどもたちが作った歌『いつかこの海をこえて』のご紹介ですがお🐯

『ありがとうの手紙』

2019年9月25日。釜石鵜住居復興スタジアム。フィジー対ウルグアイの試合開始前のことでした。山側ゴール裏スタンドに座っていた釜石市内の小中学生たちが一斉に歌を歌い始めました。

釜石市内の全小中学校が参加している「かまいし絆会議」のみんなで作った歌。『ありがとうの手紙 #ThankYouFromKamaishi 』ですがお。

この試合前のフラッグセレモニーや、この歌を試合開始前にスタジアムに流すことは、前日まで決定がくだされなかったそうです。ラグビーワールドカップは世界規模のスポーツビジネスの場。多額のスポンサードをしている企業を保護するために、すこしでも「アンブッシュマーケティング」の可能性があることは排除したい、それがラグビーの発展やラグビーを愛する人たちの利益になるのだ、という理屈はなかぴー個人的にはアタマではよく理解できるんですけどね・・・。
でも、結局はこのセレモニーを行うことができました。そのことについても感謝の気持ちでいっぱいですがお。

世界中のへの感謝を伝えたいという気持ちを歌ったこの歌。こどもたちが作った歌なんですが、こどもたちだけではなく、おとなもみんな、そして釜石だけでなくあの日大変な思いをした人たちすべての気持ちを伝えている歌ですがお。

ラグビーマガジン2019年12月増刊号に掲載されたイギリス・The Guardian記者のアンディ・ブルさんがお書きになった記事を引用させていただきますがお。

過去のいかなる取材においても、これほどまでに大舞台の開催を喜んでいる街も、そこに住む人々にとってラグビーがここまで特別な意味を持つ街も初めてだった。
ジャーナリストというものは、長く働けば働くほど、物事を斜に構えて見るようになる。
しかし、釜石では、まるで泥で汚れた後に熱いシャワーを浴びたときのように、私の皮肉な見方は洗い流されていった。
釜石シーウェイブスの桜庭吉彦ゼネラルマネージャーが、私に説明してくれた。
この街にとって、海外からやってくるチームやファンを歓迎することは、あの「3.11」の後、何日も、何週間もの期間にわたって世界中から寄せられた支援に対する感謝を表す方法なのだ、と。


ありがとう ありがとう ありがとう 何度言っても足りないよ

『いつかこの海をこえて』

2018年8月19日。キックオフ! 釜石8.19 釜石鵜住居復興スタジアムオープニングDAYで、平原綾香さんがJupiterを歌ったあと、平原さんと釜石東中学校のみんなの歌声がこけら落としのうのスタに響きましたがお。

『いつかこの海をこえて』は、作曲家のミマスさんと、釜石市立鵜住居小学校のみんながつくりあげた歌。鵜住居小学校、釜石東中学校をはじめ、合唱曲として全国のいろんなところで歌われています。

うのすまいでいきる ゆめいだいていきる

作曲家のミマスさんがこの曲を作ったときのエピソードをつづっていらっしゃいますがお。なかぴーのつたない説明よりもこちらをぜひご一読ください🐯

この動画のラストで鵜住居小学校のみんなが歌う『いつかこの海をこえて』をご覧いただけますがお。是非ご覧になってくださいがお。

海よ、もう、ノーサイドだ。
わたしたちは、未来だ。

こちらは2016年12月11日の「かまいしの第九」にて。
釜石東中学校のみんなが歌っています。

『ありがとうの手紙』、『いつかこの海をこえて』。どちらの歌も、ぼくらおとなたちの気持ちも余すところなく、そして素直に伝えてくださってます。

みんな、ありがおー。
そして、ご支援をいただいたみなさま、この歌を聴いてくださった方々すべてにも感謝いたしますがお🐯

うのスタが未来へ向けて船出したあの日から2年。ぼくらはこれからも前を向いて進んでいきますがお。


「ありがとうの手紙 ♯Thank You From KAMAISHI」
作詞:かまいし絆会議、下山和也 作曲:佐藤将展

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしも言葉に翼が生えたなら あの空の向こうへ 今すぐ届けたいよ

僕たちがまだ小さかった頃 この町に悲しみがやってきました
灯りも笑顔も失ったとき トラックに乗って 世界中の想いが届いたんだ

顔も名前もわからないけど みんなが応援してくれました
あたたかい気持ちは絆となって 釜石の町に たくさんの希望が生まれたよ

ありがとう ありがとう ありがとう 何度言っても足りないよ
ありがとう ありがとう ありがとう ずっとずっと忘れないよ

あなたが背中を押してくれたから 僕たちは未来へ進めるんだ
もしもこの歌あなたに届くなら あの海の向こうへ 精いっぱい歌うよ

「みなさんの想いを 僕たちは忘れません」

いつも一緒にいて励ましてくれた その笑顔と温かい手が大好きだ
悲しみ苦しみ消えないとき ともにいた仲間が 僕に勇気をあたえてくれたんだ

もしも明日会えなくなっても 笑い合える日々はきっと続くよ
いつもは恥ずかしくて言えないけど 仲良しの君に 今日こそはちゃんと伝えたいよ

ありがとう ありがとう ありがとう 何度も相談に乗ってくれて
ありがとう ありがとう ありがとう ずっとずっと友達だよ

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしも言葉に翼が生えたなら 君の住む町まで 今すぐ届けたいよ

「君と過ごした日々は 最高の宝物だよ」

美味しい朝ごはん いってらっしゃいの言葉 当たり前だけど当たり前じゃない毎日
たまにはけんかもするけれども 本当はいつも思ってるよ 大切な 存在だってこと

僕はまだ子供だから 感謝の袋が ちょっと小さいみたい
これまでの「ありがとう」を詰めたら 袋からあふれて どんどんあふれてこぼれちゃうよ

お母さん お父さん ありがとう いつもそばにいてくれて
おばあちゃん おじいちゃん ありがとう ずっとずっと大好きだよ

大変な時に育ててくれて 守ってくれてありがとう
照れくさくて言えないけれど 大切な家族へ いつもありがとう

「これからも一緒に 手をつないで歩いていこう」

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしも言葉に翼が生えたなら あの空の向こうへ 今すぐ届けたいよ

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしもこの歌あなたに届くなら あの海の向こうへ 精いっぱい歌うよ

「これからは僕たちが 釜石の未来をつくる つくる」

Thank you from KAMAISHI!

いつかこの海をこえて
作詞・作曲 ミマス

うれしさも悲しみも 大切な思い出も
のこらず輝いて あすを照らしてる
すみわたる陽がそそぐ ふるさとの風景に
また会えるその日を つよく信じて
いつかこの海をこえて 僕たちは舟をだそう
出会いにあふれる ひろいひろい世界へ
いまも心にひびく 友の言葉を胸に
希望の道をすすもう
るり色の海へ

夕凪と朝焼けが なんどくりかえしても
眼をとじればそこに なつかしい笑顔
いつの日もそばにいる たとえ離れていても
だから前を向いて 歩んでいこう
いつかこの海をこえて 僕たちは舟をだそう
手と手をむすんで 信じあえた日々を
いつも心に抱いて 夢の灯りをともし
希望の道をすすもう
るり色の海へ