終電で終点まで行ってみた 西武池袋線・飯能駅へ行った時のこと
2016年7月17日、西武池袋線の最終電車に乗って、終点の飯能駅まで旅をしました。その時の記録です。
(当時のリアルタイムの実況の様子はTogetterにまとめております)
飯能駅とは
今回は、飯能駅を西武線の終点ということにして終電で向かいました。
「終点ということにして」としたのは、西武池袋線が少々複雑な路線だからです。
実は飯能駅まで向かう電車はそんなに多くありません。
始点の池袋から行先は所沢・小手指・清瀬・西武球場前・石神井公園・保谷・飯能に加えて西武豊島線直通の豊島園行きと西武秩父線直通の西武秩父駅。全9種類。一番多いのは飯能行きのはずですが、それでも全列車の4分の1ぐらいしかないと思います。
池袋発の本当の終電も保谷行き、その前も小手指行きです。
さらにややこしいのが、線籍上の終点が飯能駅ではなく、吾野駅という別の駅なのです。
前述のとおり池袋から吾野に行く電車は通っていません。吾野に行くには飯能駅から西武秩父線に乗り換える必要があります。
これは開通した時に吾野駅が終点だったというだけの話で、現在はほぼその役割を終了しております。
まぁ要するに、池袋から乗り換えなしで行ける一番遠い場所が飯能だというだけの話なのですが(西武秩父の方が遠いけど別の路線だし、特別特急でしか行けないので流石に除外)、そのくらいややこしいのが西武鉄道なんです。
路線図だけ見ても↓
本当にややこしい。
見て分かる通り、乗り入れもものすごく多いです。
タコ足配線みたいにいろんなところからにょきにょき路線が生えてきています。特に多摩湖のあたり。
さらに他の私鉄との連携も多いので、5つの私鉄が結集した特急車両「Fライナー」を使えば、横浜の元町・中華街駅から西武秩父駅(この間60駅ぐらい)まで直通で行けてしまいます。
列車種別も各停・準急・快速・急行・通勤急行・快速急行とやたら多いわりに、停車駅がさほど変わらなかったりするのも小憎らしいポイントです。
何でこんなにややこしくなったのかには複雑な事情があるようですが、とにかく悪いの堤義明です。
西武ドームが夏はクソ暑く春秋は死ぬほど寒いのも、清原が覚せい剤に手を出したのも、西友が24時間営業をやめ始めたのも、インサイダー取引も全て堤義明が悪いのです。
練馬から飯能へ
今回は練馬から飯能へ向かいます。
当日は日曜日だったのですが、翌日が山の日ということもあって電車はかなり混んでいました。
準急だと練馬から17駅(各停だと20駅)、池袋からでも18駅です。
こう見ると駅数はさほどでもないですね。
狭山を超えたあたりであまり聞いたことのない地名ばかり通るので多少不安にはなりますが、今までと違って乗客がそこまで少なくなりません。
西高島平の時は一つの車両に3人ぐらいしかいないんじゃないかというぐらいのガラガラになりましたが、飯能の場合は一つの座席に常に何人か座ってるような状態です。
そういう状態の方が逆に寝過ごしそうではありますが、孤独感がないので目が覚めたときの絶望感はなさそうです。
そんなこんなで0時54分に飯能駅に到着しました。
多分ここが飯能市の中心
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