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7月17日の感謝


・リクルートで本部に異動して最初の仕事が事業部内報の担当マネジャーでした。その時の事を思い出しました。全社の社内報のかもめはアンケートでも開封率が高いのですが、私たちのHRクエストの開封率は惨憺たるものでした。開封率=利用率を高めることが最初のミッションでした。

なぜ皆読まないのか?東名阪に配布しているのですが、事業部内報に出るのは東京の、それも私の部下の元営業部と事業部長の元営業部に偏っていたのです。

私は前職が横浜の営業だったのですが、周りの仕事ができる人も全然取り上げられないので、興味を持てなかったのです。

そこで登場者を分散させることを思いつきました。各部の部長に若手でイケテイル人を推薦して貰いました。若手にしたのは、マネジャーにすると取材に行く際にマウント取られるのが嫌だったという小さな心の話が理由でした。

これで各部の若手と推薦した部長が登場するので。当時12部あったので、24人が登場します。加えて、若手に各部でこの人がお勧めと言う人を3人選んで貰いました。この人たちに取材するのは大変なので若手に推薦理由を聞くことにしました。

これで36人登場するので、全体で60人が登場します。全体で7~800人くらいなので5%以上が載ることになります。

加えて、営業のみんなにどんな雑誌を読んでいるのか聞いたところ日経ビジネスとダイヤモンドが多かったので、2分冊にして、それぞれの表紙や記事のテイストを参考にすることにしました。

その中で印象深かったのが、同じ質問に対してどのように回答するのかを聞いた記事でした。

ある100名程度のソフトウエア開発会社がエンジニアを5名採用したいと言っている。あなたならどのような提案をするのか?

Aさん:これだけの情報だと本来は提案しない。しかし、おそらくこのような前提で、このような条件だと想定できるので、このような提案をする。と具体的な内容まで書いてくれたのです。この人は、現在でも第一線でバリバリの人材ビジネスマンとして活躍しています

Bさん:私はこの業界は苦手なので、得意な○○さんと××さんに聞いてその通り提案します。

この人は、その後リクルートの執行役員まで上がり、海外担当をしていました。

若い時から特徴がでるんだってのをなぜか思い出したのです。

で、この思い出深い事業部内報ですが、開封率は9割を超え、満足度も8割を超えて、ミッション達成。しかも、それ以降も安定的に高い開封率になったのです。思い出深い仕事です。

何故思い出したのか分からないのですが、気持ち良い仕事でした。

これからもこんな仕事をしたいものです。

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