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2019年 5冊目『バフェットからの手紙』

学ぶべきところがたくさんありました。

なるほどと思ったポイントを残しておきます。

・バフェットが考える企業経営者とは、株主資本の管理者である。

・最良の経営者は、ビジネス上の意思決定において株主の立場で考え、また株主の利益を常に心がける経営者である。

・経営者は株主へのコミュニケーションにおいて率直であることが重要である。

・バフェットはありのままを話す。少なくとも自分の見解について包み隠すことはない。

・バークシャー(バフェットが経営している会社)の年次報告書にはまことしやかなウソは書かれておらず、一般的な知識があれば理解できる程度の用語と数字を使った平易な内容である。

・最重要なのは、能力と正直さを兼ね備えた勤勉な人々を選ぶことである。

・チームに一流の人間が存在することのほうが、組織を階層化して、だれがいつ何をだれに報告するかを細かく規定するよりも重要なのである。

・取締役会を小規模なものとし、かつほとんどを社外取締役で構成すべきであるとバフェットは考えている。

・短期的な業績も重要だが、その達成のために長期的な競争力の強化を犠牲にすることは避けるのがバークシャーの姿勢である 。

・株式分割は次の三つの結果を招く。

①株の売買の回転率を上げることによって取引コストが上昇すること

②株価ばかりにとらわれた短期的で市場指向の株主を引きつけること

③その両方の結果として株価は企業の内在価値と乖離すること

・バークシャーは、発行済株式の約98%を保有する株主が、年初と同じメンバ ー

・バークシャーにおいては、ほとんどの役員はその財産の大部分をバークシャー株に投資しています。

・自分たちで作った料理を自分たちで食べているわけです

・私たちの長期的な財務上の目的はバークシャー株の内在価値の一株当たり平均年間収益率を最大限に高めることにあります。

・私たちはバークシャーの経済的重要性やパフォーマンスを、企業規模ではなく一株当たりの成長率で測っています。

・純資産が非常に大きくなることによって、一株当たりの成長率は将来的には下がるでしょう。

・そうではあっても、バークシャーの成長率がアメリカの主要企業の平均値を下回ることがあれば、私たちは失望を隠せないことでしょう。

・インディ500マイルレースのある優勝者が以前言っていました。「一着でゴールするには、まずゴールに着くことさ 」

・バークシャー経営陣は、株主を犠牲にしてまで「欲しいものリスト 」をクリアしていこうとは思いません。

・株主への長期的な経済的影響を無視するような形で、経営権を取得するべく企業を買収して多角化を図ろうなどとは考えないのです。

・マンガーと私がある姿勢を貫くことによって、バークシャーの業績に損害を与えていることを、皆さんには十分にご承知しておいていただきたいと思います。その姿勢とは、バークシャーが所有している卓抜したビジネスについては、その株価にかかわらず、一切売るつもりがないということです。芳しくないビジネスであっても、それが多少の現金を生み出し、またその経営陣や労使関係が好ましいものだと感じていれば、それを積極的に売りたいとは思いません。

・「大きな資本支出を行えば、業績の思わしくないビジネスが満足のいく収益率を回復できる」という誘いには慎重に対処します(誠実な人物が目の眩むような計画を持ちかけてきたとしても、お粗末なビジネスに大きな資金を追加すれば、ほとんどそれは流砂の上でもがいて終わるものなのです)。そうしないことによって業績全体が多少下がったとしても、私たちはそちらを選ぶのです。

・率直であることが私たちの信条ですが、こと有価証券の売買に関しては、法に触れない程度までしかお話しするつもりはありません。投資に関する良い案というのはそうそう出合えない価値のあるもので、素晴らしい製品や企業買収案と同様、競合者に盗用されやすいのです。ですから通常、投資案件を口外することはありません。

企業を短期業績だけでは評価せず、中長期の運営ができる優秀で誠実は経営陣がいる会社に投資を行う。

数字はきちんと見るが、表に出ている数字だけではなく、本質的な数字で判断する。

細かいことで一喜一憂せず、少数の素晴らしい会社を長期保有する。

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