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引っ越しによる時季外れの保活・幼活の大変さの実体験

2021年3月20日に引っ越しをして、再び関東在住となりました。

我が家には3歳の息子がいますが(今年4月から年少さんの学年)、いろんなことが未確定すぎて、引っ越し前の新潟にいる間に4月からスタートする新天地の保活なんて全くできなくて、保育園探しは引っ越し後からのスタート。

我が家は以前、東京で保育園に通っていた経験もありますが、今回は体験した時季外れの保活・幼活についてまとめたいと思います。

私たちの住む市では、周りの子たちは去年の10月には保育園の申し込みが始まり、その後やっぱりあっちがいい、こっちがいいなどの調整が1月くらいに行われたらしいです。当たり前ですが、3月からようやく保活したって、そもそも空きはゼロでした。運良く、我々のように引っ越しなんかで空きがあるかもしれないと少しの可能性にかけていました。

月末までに市へ保育園入園希望の申込書類を送ると、翌月20日頃結果が出て翌々月からの入園となります。

私は3月後半の引っ越し後は、新潟にいたときから家から通えそうなところをピックアップしていたので、1週間ほどかけて猛烈に保育園巡りをし、見学をさせてもらえるところは見学をし(コロナ禍ということで断られる場合もあった)、3月月末に申し込み書類を送りました。それが最短だったんです。希望は、第8希望まで書くところを第5希望までしか書けませんでした。なんせ家からの送り迎えが大変で、第5希望の園もやっとって感じで。

保育園巡りは、昼間息子を伴ってかなりの距離を歩き回りました。遠いところは、旦那さんが帰宅してから私一人で見に行くこともありました。(見学はせずとも、道や場所を確認したくて)悪いことに、この時自転車が壊れていたんです・・・なので全部徒歩で行きました。息子と一緒に行くのは結構大変でした。合計10箇所くらいは見たと思います。

仕事が始まると朝も夜もバタバタ忙しいのは以前保育園に通っていた際に経験済みなので、送り迎えの距離は結構大切な選定要素でした。なので絶対自分で足を運んで確認したかったんです。遠すぎて断念したり、他の要素で断念したり。やっぱり自分の目で確認するって大切です。

3月末に書類を提出し終わると、4月20日まで保育園の結果待ちとはいえ、どこにも入れない可能性がかなり高いので、書類を提出した後は預かり保育をしている幼稚園をいくつか見学。一応電話でアポを取る際に保育園の結果待ちの事情も話すと、だったら保育園の結果が出てからにしてと言われるケースもありました。

その後、4月20日に5月からの保育園はどこも入れず、待機になるとの結果が。。まあ、予想通りです。

このまま保育園入園を待ち続けても、結局いつまで待てば良いのか分からないし、私は私で就職活動をしなければいけない・・・就活では面接でいつから働けるのかを聞かれるわけで。

ハローワークのマザーズコーナーで相談すると、それはそのまま答えていいよ、とのこと。つまり今預かり先を探していて、その結果がいつ出る状態かを伝えるってこと。そして、市から言われたのは、仕事が決まった方が入園の為のポイントが高くなるとのこと。だから仕事が決まったらすぐ連絡が欲しいとのこと。

確かにそうなんだけど。それは分かるけど。だけど、企業ってそんな状態の人を採用するのかな・・・っていうね。だって、いつから働けるか分からないんですよ?人が足りないから募集している仕事に対して、いつから働けるか未定って答えるのって致命的じゃないのか・・・?

これが世の中の親御さんを悩ませる、預ける場所が先か、仕事が先かってやつです。

私の場合、保育園は1回目の待機の結果を見てすぐ諦めました。今後結果を待ち続けても、入れる月が未確定すぎることと、このままでは仕事が見つからないことが理由です。

幼稚園は結局、保育園がダメだと分かった次の日には面接を申し込みました。ちょっと遠いのが難点ですが(自転車で10分、ドアtoドアだと15分なので我が家では許容範囲内)、見学で1番印象のいい幼稚園にしました。私は働く予定なので、週5日で預かり保育の空きがあるっていうのも条件でした。決めたのは、いちばん親身になって我が家の現状の話を聞いてくれたところです。当時は既に同学年の子どもたちは新学期をスタートしているという焦りと、先が見えない保活中だったので、先生が親身になって話を聞いてくれる、ただそれだけで嬉しかったですね。先が見えないって精神的に結構キツイです。

保育園の結果が出次第見学して欲しいと言われた幼稚園については見学できていないけど、もう縁が無かったと切り替えることにしました。今思えば、そういう諦め、切り替えも大事だと思います。無駄に体力消耗せずすみました。

面接はGW明けに設定してもらい、最短の入園が6月1日からとのこと。面接は私たちだけだったこともあり、終始リラックス~。息子は新しい環境が苦手なので、これで他のきちんと正装した子どもたちや親御さんがわらわらいたらたぶん無理だったのでは・・・?これはホント時季外れで助かったポイントです。

面接の翌日には合格の連絡をいただき、1ヶ月弱で必要なものを買い揃えたり、名前書きをしたり、制服の裾をつめたりで結構慌ただしかったです。なるべくお金をかけたくなくて、100均や西松屋をフル活用しました。子どものお昼寝中や、夜寝た後に細かい作業を分割してやっていました。

そんな感じで、我が家はなんとか6月1日から幼稚園に通うことができるようになりました!!

ようやく一安心!って思ったのもつかの間、我が家は預かり保育を利用希望の2号認定。今度はここから3ヶ月以内に私は仕事を探さねばなりません。それについてはまた別にまとめます。

今回、時季外れの保活・幼活をやってみて苦労した点、保育園・幼稚園の両方を経験して思った点は下記の通り。

・引っ越し前からの保活・幼活はほぼ無理である。見学もできないし、地理的な位置関係も実際のところは行ってみないと分からない。私もグーグルで位置関係や所要時間を調べて、行けるかなと思って実際行ってみたら、車のバンバン通る車道しかない道で雨の日とか特に視界の悪い状態で自転車で通るのは怖いので諦めた幼稚園がありました。3年間ですからね。実際は引っ越し前から入園希望の申込書は出せるけど、入園してからやっぱりってなった方が大変だと思いました。

・以前保育園に行っていた経験からすると、やはり幼稚園は初期投資が結構負担。。制服に体操着、お道具箱に鞄etc・・・でも、自分のものを自分で片付けること、物を大切に使ったり管理することが学べる点はメリットだし、服関係で言えば、裾上げなんかは手間ですが、大きめのサイズを1度買えば3年間ずっと使えることは良いことかも。朝何も考えず制服着させればいいでってのも嬉しい。保育園の頃は保育園のお着替えストック用も含めると結構な数の洋服が必要だったし、すぐに汚れたりボロボロになったりで洋服類の出費は多めでした。(赤ちゃん~2歳児だったからというのもあるが)トータルで考えると、準備するものはもちろん幼稚園の方が多いけど、3年間ずっと大切に使うということを学ぶという要素を含んで考えれば、メリットは大きいと思います。

・我が家のような時季外れの保活・幼活となると他の同い年の子どもたちはもうスタートしているわけですので、やっぱり頭のどこかで息子にごめんね~っていう罪悪感のような気持ちが少しはありました。ただでさえ新しい環境に慣れるのに時間のかかる息子・・・。だけど今考えると、息子と一緒に過ごす時間が長くとれたってことだし、途中から幼稚園に行くとクラスのお友達、先生がとても歓迎してくれてたくさん親切にしてくれました。それは親である私に対しても。優しさや親切ってホントありがたかったですね。

・保育園や幼稚園、市役所の窓口ってとにかく忙しいんですよね。でも、時間が無いのは私も一緒。周りへの迷惑なんかあまり考えず、電話やアポを取りまくりました。行けるところは行ったし、調べて分からなかったらすぐに質問しました。焦る必要は全く無いけど、私のように急いでいる場合は、悩む前にすぐに質問すべし!

親にしてみれば、子どもにはできる限り良い環境を用意してあげたいし、なるべくくまなく調べたい気持ちが出るのは当然。でも、『住んで都』といううし、どんな環境だって慣れればそれなりに心地良いし楽しいもんなんです。それが子どもなら、大人以上に適応能力があります。良い点を見つけて楽しむのだって子どもの方が何倍も上手ですよね。そして時には諦めも肝心ですよ。

今回時季外れの保活・幼活をしてみて、結構大変だった・・・けど、なんとかなった!っていうのが感想です。もし同じような境遇の親御さんがいらっしゃったら、是非焦らず進めて下さいね、と言いたいです。周りの子よりスタートは遅れていても、すぐに順応してくれますよ。困ったときには相談しましょう。きっと誰かが話しを聞いてくれたり、助けてくれるはずです。

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