TDMer視点からAirPods Maxについて何か書いてみよう(第二部・初日書き殴り編)
AirPods Max。到着しました。DTMをやる前に、まずは音楽を聴いてみました。
音質だとかそういうのは色々なレビュアーさんが言ってる通り、その通り、って感じで、「そうっすね。それ以上言うことはないですね」って感想。音の傾向とかは、結局のところ聴いてる音楽次第だったりするんじゃないですかね。
実際、やっぱりバイロイトの第九とかはきつかったです。ああいうのは空気を鳴らそう。っていうか「ヘッドホンに感激する」っていうのはなんか違う。できれば音楽に感動したい。
でもまあ、そういう風に言えるくらいの感じで出来上がってるプロダクトだ、ってことです。無線でこれなら素晴らしい。そして、僕はエイジングっていう都市伝説を信じている派の人なので、もう少し使ったら楽しくなるかもしれないから、これからを楽しみにしてるっす。
操作系統はすごく快適です。これでいいです!って感じ。
装着感もすごくいいっす。密閉感と側圧のバランスがめっちゃいいので疲れないです。
重量に関してはやっぱ重いです。初めて装着した時には「やっぱ重いな」って思いました。でもまあ、レビューで言われてる通りなんですけど「装着すると思ったより軽く感じる」という設計にはなってるんですよ。それでもねー、やっぱり重く感じた。
でも、ソッコーで慣れちゃいましたよ。すぐに重さを感じなくなってしまった。音もニュートラルな傾向なので、5時間くらいぶっ続けで装着してもまるでくたびれない感じ。
うん。なにしろ好きなタイプのヘッドホンです。無線でこれならいいっすね。僕はギフトカードを持っていたので、保証つけても実質35000円くらいで買ったことになるから、全然よかったっす。
70000円って言われたら確実に躊躇しますけど。「それだけの価値があるのか?」って言われたら、あるような気もするんですが、なんか、そういうことじゃないじゃん?(笑)だってAppleってオーディオメーカーじゃないもん。お値段高めのやつを出して「これがスタンダードっていうかいい音だー」っつっても意味ないなあ、っていうか。それはなんか違うんじゃないか、っていうか。信者向けって言われても仕方ないんじゃないか?っていうか。ちなみにそういう意味では他のメーカーのハイエンドヘッドホンも信者向け製品です。
とにかくね。
折角ね、スゲーいいもの作っても「そういうことじゃないかも」って気持ちになっちゃう価格帯のプロダクトだとは思うんですよ。だから、ここから得られた経験を糧に廉価版を出して欲しいと思っています。それは絶対出して欲しいっす。それでようやく完成だ。ちなみに見慣れた感じのヘッドホンとは随分違う形をしてるので高級感があるのかどうかさっぱりわかんないっす、僕には。でも、なんか、スゲーいいっす。
っていうか、そろそろ音楽制作の話をしないといかんすね・・・
とりあえず自分の作った曲を聴いてみたりもしましたが「ああ、そうっすね。そうです」って思えたので制作に使っちゃっても良さそうな気がしました。装着してて全然疲れないから、そういう意味でも「作業向け」って気がする。
早速、作業めいたことをしてみようと思うのですが、ひとまず無線でDAWに繋いでみます。
「無線かよ!」って思われそうですけど、もしかしたらその手のレイテンシーとかも軽減されてるんじゃないかな?っていう淡い期待があるんで。
・・・(DAW立ち上げてピアノ読み込み中)
試しにアップル純正のDAWであるLogic立ち上げてピアノ弾きましたけど、レイテンシーが酷くて全然弾けなかったです。abletonでも同様にレイテンシーがすごいっす。ステップ入力でもちょっと「なんか遅いかもなー」って気持ちになってしまう。これは「期待する方がおかしい」って感じの検証だった。やっぱり、リアルタイムのMIDI入力は無線ではまだ不可能っぽいです。
そして、ミックスとかそういう作業についてなんですけど、生楽器系のサウンドにEQかけてみたら随分楽しかったので、これなら有線ケーブル使えば、十分いけるんじゃないですかね?良いケーブル出て欲しいっすね。
今のところスタンダードなヘッドホンになる気配を全然感じないプロダクトなので、これを制作目的に買うのはアホっぽい所業だと思いますが、制作にも使えるくらいにはなってますから、色々悩むんだったら買ってみちゃってもいいんじゃないですかね?
でも多分。
環境次第ではもっといいものあると思いますよー。
Appleの音が好きだったりするならば、買っても損しないっす。だって、これすげえイイもん。なんかもう色々バランスがいいっすわ、これ。さっき信者の話をしましたが、信者を全然裏切ってないです。もしかしたら良心的かもしれないですね。
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