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vol.003 【レポート】フェスティバルホール×大阪大学 エクスチェンジプログラムvol.2 「フェスティバルホール音響体験スペシャルツアー」

開催日時:2021年2月8日(月)実来場18:30〜20:00/オンライン配信19:20〜20:00
会場:フェスティバルホール

演奏:近藤浩志(大阪フィルハーモニー交響楽団チェロ・トップ奏者)
トーク登壇者:下倉良太(音響学/大阪大学基礎工学研究科准教授)、加藤浩介(音響学/大阪大学共創機構、工学研究科講師)

「天井から音が降り注ぐ」と形容されるほど、音楽家や音楽ファンたちから熱い支持を集めているフェスティバルホール。その魅力の秘密はどこにあるのでしょうか? 実来場135名、ライブ配信152名の方にご参加いただいた本イベントでは、大阪フィルハーモニー交響楽団チェロ・トップ奏者の近藤浩志さんの演奏を客席移動して聴き比べる実験や、音響学を専門とする大阪大学准教授の下倉良太先生による解説などを通じて、その秘密に迫りました。

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前半は来場者の皆様に、1階席前方、1階席後方、3階席へと移動して、座席の位置の違いによる聴こえ方の違いを、また1階席後方の座席にて、舞台上の演奏位置の違いによる聴こえ方の違いを、それぞれ聴き比べていただきました。

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後半はライブ配信を交えてのトークセッションです。近藤さんには、フェスティバルホールの魅力やホールで演奏する際の工夫などについて語っていただき、下倉先生には、ホールの響きや、形、壁面の拡散体の役割などついて音響学の観点から解説いただきました。

最後は近藤さんによる特別演奏で締めくくられ、来場者および視聴者の皆様からは、席による音の違いを体感できた、どこで聴いても素晴らしい音だった、説明がわかりやすくて面白かった、企画を継続して欲しい、音楽ホールでまた音楽を聴いてみたくなった、など多くのご評価をいただきました。

1)席を移動しながら聴き比べ 演目/ダニーボーイ(アイルランド民謡)
2)演奏者が演奏場所を変えて聴き比べ 演目/サン=サーンス「白鳥」
3)近藤さんによる特別演奏 演目/無伴奏チェロ組曲第3番サラバンド、鳥の歌 (カタルーニャ民謡)

レポート執筆::加藤 浩介(大阪大学共創機構、工学研究科講師)


【アーカイブ公開中】
生配信でお届けしたトークに加え、来場者が行った聴き比べ体験の様子も加えた<完全版>を新たに公開しました。
YouTube公式チャンネルにてご覧いただけます。(2021.2.17現在)
↓ 映像はこちら

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プロジェクトのウェブサイトはこちら:
クリエイティブアイランド中之島公式ウェブサイト
https://nakanoshimalab.jp/



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