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vol. 15(2019/10/7)サンプラザ素案公表へ/中野四丁目タワマンは900戸/中野駅前住宅解体開始/体育館地上部分作り始める

▽サンプラザ跡地素案10/7か8公表

 中野区はJR中野駅北口前の中野サンプラザと区役所を2024年ごろから壊した跡地に想定される建物と施設を含む「中野駅新北口駅前エリア再整備事業計画(素案)」を10月7日か8日の区議会建設委員会で公表する見通し。素案は8日ごろ区ホームページに掲載される。
 酒井直人区長は昨年の区長選で、田中大輔前区長の中野サンプラザ解体/1万人アリーナ建設計画の「再検討会議」を設置すると言っていたが設置せず、代わりに既存の「区役所・サンプラザ地区再整備推進区民会議」を招集した。当選3カ月後の昨年9月に「サンプラザ解体」を発表し、酒井氏に期待していた多くの区民をがっかりさせた。
 現在会期中の区議会第3回定例会最終日10月16日の翌日17日に第13回「区民会議」を開催、中野区によると、そこで「素案」を話し合ってもらってそれが最終回、となる。
 区は引き続きすぐ19日と23日に素案の「意見交換会」を開く予定を既に4日に公表しており、スケジュール消化を急いでいる様子。
 区はサンプラザと区役所の跡地に3000-7000人収容の「多目的ホール」と高層ビルを想定しているとしている。2015年の第1回「区民会議」に提出された野村不動産グループの提案概要書によると、高層ビルの高さは170メートル、用途は「オフィス、ホテル、住宅など」とされていた。
直近のまとめ→ https://togetter.com/li/1381453

▽JR中野駅北口の中野四丁目タワマンは900戸

 JR中野駅の北、中野区役所のすぐ北側で中野体育館(中野区役所移転予定地)の東隣、現在は一般の住宅が建ち並ぶエリアに計画されているタワーマンションは約900戸、地上42階地下2階、高さ165メートルであることが分かった。中野区が10月7日にホームページに掲載した、環境影響評価調査計画書縦覧と意見募集(10/7-28)のお知らせに記載されている。(インターネットアーカイブ→ https://web.archive.org/save/https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/472000/d027714.html )
 区はこのタワーマンションの計画を、昨年12月6日、区議会建設委員会に報告している。その際の資料→ http://kugikai-nakano.jp/shiryou/18121392528.pdf

▽JR中野駅南口の公社中野駅前住宅解体開始

 JR中野駅南口前の東京都住宅供給公社中野駅前住宅(1952-2019)の解体が始まった。

 跡地には37階建タワーマンション(高さ145メートル、440戸)と20階建オフィスビル(高さ120メートル)が、2022年12月完成予定。敷地南側には賃貸のコーシャハイム中野フロント(14階建)が既に完成。
 そういうわけで、中野駅を挟んで南北にタワマンが乱立することになってるのだが、売れるのだろうか。

▽中野総合体育館地上部分作り始める

 平和の森公園「未開園区域」で建設中の中野区立総合体育館(東京都中野区新井)は、9月下旬から鉄骨が建ち上がり始めた。2020年3月完成予定。オリパラ卓球公式練習場。(参考まとめ→ https://togetter.com/li/1400013 )

▽平和の森公園第2工区工事現況

 前週は300メートル陸上トラックの走路工事の支障となっているトップライトが破壊され、トラック西側では擁壁が作られている。築山跡のコンクリート滑り台にコンクリートが敷設されつつある。

 300メートル陸上トラックの走路工事の支障となっているトップライトを含む、元草地広場西側に6個並んだトップライトは、10月2日と3日に全て破壊された。

 トラック走路と100メートル走路を敷く場所は9月24日から整地されていた。
 トラック内側に8月21日からフレキシブルコンテナバッグ(フレコンバッグ、容量約1トン)が数十個置かれ、9月18日から数個ずつ中身の白い粉がトラック内側の土に混ぜ込まれた。この粉は実施設計報告書に記載なく不明。
 8月30日の説明会での細野公園緑地課長の発言によると走路は "緑ゴムチップウレタン" 舗装。工事請負共同企業体(JV)の住友林業緑化によると施工は9-12月。内周にぐるりとU字溝を設置(雨水排水設備工)、U字溝には緑のゴム蓋。U字溝から下水道(合流式)に直結する雨水排水管も設置。
 平和の森公園には地下下水道処理施設のトップライト(天窓)が多数あり、一部のトップライトがトラック走路上の工事支障物で削って塞がなければ走路が作れない。細野課長は説明会で”上からは何もやっていないように見えるが下で足場を組む準備をしている”としていた。東京都下水道局と合意したやり方で閉塞すると2カ月はかかるはずなのだが。
 一方、トラック走路上とは別の、元草地広場西側トップライト1カ所の閉塞工事が9月27日再開された。同日、黒いアスファルトが四角い部分(以前破壊されたトップライトの穴)を埋め、28日その上に白いコーティングがされ、10月4日からアスファルトが流された。東京都下水道局と合意し中野区議会で7月に予算増額が認められた工法と違う。近くでトラック西側の擁壁も工事が進んでいる。
 小さい子たちの遊び場だった築山を潰した跡地にコンクリート製滑り台が建設中だが、小さい子には危険だとして反対が強い急斜面が9月26日に作られた。10月上旬現在、滑り台のコンクリートを少しずつ流し込んでいる。
 コンクリート製滑り台は、築山を撤去した跡地に発泡スチロールを積んでまた土を盛り、一部下地のコンクリートを打ったあと、8月の炎天下に作業員がスコップで手作業で溝を掘って遣り形(位置決めのため仮設する木杭や板)を設置。9月初め遣り形撤去、17日に再び遣り形設置していた。
 東京都下水道局中野水再生センター青壁前の "壁泉" は9月13日、舗装が始まった。9月28日に階段を作る工事開始。壁泉は “水とみどりの避難場所” を実現するための水をこの公園に注ぎ込むはずだったが、ついに稼働することはなかった。“再整備” 実施設計報告書によると、ラジオ体操お手本などの “ステージ” に変えられる。
 未開園区域のじゃぶじゃぶ池予定地周辺は、9月10日、除草のあと11-12日、土が除けられ地下下水道処理施設の覆蓋が露出。
 8月下旬、園内灯を元草地広場と園路付近に設置、元草地広場の北西でバーベキューサイト着工、公園南西部の”入口12“工事開始、公園南西部の児童遊具着工、300メートルトラック西側の擁壁着工。
 トラック工事支障木など樹木1万2000本伐採は3月に完了。トラック工事のための元草地広場への1億円の"燃える可能性がある" (by豊川前都市基盤部長) 発泡スチロール埋設もほぼ済み。

▽今週の予定

10/7(月)13:00中野区議会常任委員会(総務、区民、厚生、建設、子ども文教)
10/8(火)13:00同上
10/9(水)13:00同上
10/9(水)(この日まで)中野区無電柱化推進計画パブリックコメント
10/10(木)13:00中野区議会地域包括ケア推進調査特別委員会
10/10(木)13:00中野区議会交通対策調査特別委員会
10/11(金)10:00教育委員会定例会。中野区役所
10/11(金)13:00中野区議会中野駅周辺整備・都市観光調査特別委員会
*区議会、教育委員会傍聴可
https://nakanocitizens.hatenablog.com/entry/calendar

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