ニーアレプリカントBエンドまでプレイしてハマらなかったわたしの感想
※ネタバレありますので注意。プレイしたのはリメイク版です。
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<まとめ>
ニーアレプリカントを好きなオタクたちがわたしの期待値を上げてくれたせいでクソつまらなかった。レビューを信じた私が悪いけど、むしろ面白い点どこだよ?多分小学生がプレイすれば楽しめるが、このゲームCERO:Dなのである。
正直ゲーム実況として動画投稿してなければ速攻投げてたけど実況のためにBエンドまでは頑張った。ゲームっていう他人が作ったコンテンツに乗っかって動画を作っているだけの存在なのであんまりゲームの悪口言いたくないのだけど、面白くないというレビューがあまりに少なかったので記す。30時間費やし、あまりのつまらなさに感情的になってしまうので以下箇条書きです。長いです。
<私が理解したおおまかなあらすじ>
・主人公は実は人間ではなく人間が病から逃れるために魂と肉体を分離した結果生まれたレプリカント(肉体)だった! ←最大のオチ?
・病気問題が解決したら人間(魂)はレプリカント(肉体)に戻る予定だったが、レプリカントは自我をもってしまった。 ←脳残してるから当たり前だと思うけど「魂を抜き取った(から大丈夫だと思った)」という概念だった。
・敵である「マモノ」が実は本当の人間! ←ファン曰く斬新な設定
※※※全部でEエンドまであるが、Eエンドまでやったらこれ以上に何か展開ある?大逆転で面白くなる可能性あるようなレビューが多い※※※
<私が理解した用語集>
・ゲシュタルト=人間の魂を抜き取りレプリカントと分けること・病から逃れる手立て。
・白塩化=2053年頃人間界で流行った病、これにより人類が絶滅しかける。
・マモノ=ゲシュタルト化の中でなんらかのエラーにより発生してしまった元人間。太陽の光で消滅する。崩壊体ともいう。
・黒文病=3465年頃、レプリカントの間で流行った病。
<思ったこと>
①ストーリーに関すること
・「ストーリーが秀逸!意外性!斬新!新しい!」これらのレビューは全部ウソ。超王道ストーリーど真ん中一本道。
・マモノが実は人間でした!って発売時の2010年時点でスクエアエニックス内でも使い古し設定だよね。当たり前に最初から想像してたよ。だって敵、人型だし。
・でもそのありがち設定も他の展開次第では面白くなるのだけど、そのオチだけに頼りすぎてて他はペラッペラなので面白くなかった。
・ゲーム2周目で「敵には実はこんな悲しいストーリーが!こんな気持ちがあった!」という感じでアッピールしてくるのだが、総じて「だから何?」という感じ。
・そもそも主人公が世界平和を求めてマモノと戦ってたわけではなく、妹が黒文病になり「マモノぶっ殺していけば治療法見つかるかも!」という超利己的で不確かな理由で殺戮しているので、マモノの事情どうでもいい。妹(ヨナ)が全てなんで。
・マモノは全部ぶち殺す。でも仲間になったエミールとカイネは別な!マモノ付きで暴走しても殺戮兵器で暴走して村滅ぼしてもお前らはお前ら!守る!
・そういう主人公に全く感情移入できないからつまらない。妹に依存しすぎ。
・妹のいい子ちゃんムーブがむかつく。何歳なの?結構体でかいけど義務教育を受けてない(推定)から発言が幼いのかな?
・そう思って調べたら7歳だった。隣の主人公は16歳。
・7歳児の等身じゃねえよ…7歳児だと推測できるようなビジュアルにしてくれ。この画像を見て7歳の妹と16歳の兄に見える人がいるなら私の感覚違いだわ。ごめんね。
・私にはせいぜい13歳くらいに見えたのでそれくらいの年齢だと推測してプレイしていた。なので発言ひとつひとつが「何言ってんだこいつ」でイライラした。
・「ゴホッゴホゴホ…お兄ちゃん、お咳してごめんね…」
・7歳児だと思ったら急に許せるな。ヨナ、許したぞ。
・でもこの兄弟、どんなにつらく苦しい飢えを経験してもお互い思いあっているシーンしか描写されていないので、兄は妹を正直疎ましいと思うシーンとか、妹は自分の病気にイラついて八つ当たりするシーンとか、そういう葛藤も入れてほしかった。
・そういう悩みや葛藤は全くないから「あーもう二人で勝手にやってください」と思いながら主人公を操作することになるのだ。
・おそらく好評であろうストーリー「忠誠のケルベロス」、ペラペラストーリーで無感情で終わった。犬は好きだよ。狼も好き。
・1周目「人間の王の結婚式に狼と狼のマモノが乱入してきて仲間が殺されたので殺し返した」2周目「実は狼のマモノは人間と共生したかった!人間が狼を殺してきたから殺し返しに結婚式に乱入した!そもそも人間が森を壊したのが悪い!」
・クソでしょ?
・だからなに?それ、クソだるい周回させてまでやることか?1周目で普通にやってくれん?狼にも狼の事情があることなんて、1周目に推して知るべしことだから、わざわざ2周に分けなくていいよ。
・そしておそらく好評であろうサブストーリー、海岸の街の老婆の話もペラペラストーリー。老人使えばどんな悲しい話も作り放題なのにね。
・好きな人(?)が船で旅立ち、旅先で死亡した。街で待っている女には死んだという真実を伝えず、郵便局員が定期的に死んだ人からの手紙を偽装して渡し、生きていると偽る。
・なお、この事実は本人(女)以外の街の住民全員知ってる。
・そしてこの嘘を50年続ける。
・街の人間全員能無しかよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
・50年あれば死んだ男のことなんか忘れて人生いくらでもやり直せるのに「生きている」という嘘をつかれているせいでずっと帰りを待ち、老婆になる。
・そしていつまでも帰ってこない想い人、手紙が待ち遠しくて配達員にキツく当たり、友達も恋人も家族もおらず街の住民に名物みたいに噂され「強烈なばあさんだよな」みたいなこと言われる。
・そしてこの老婆に、真実を伝えるかどうか主人公に委ねられる。街の人に「真実を言うかどうかは任せる」みたいなこと言われる。
・クソ虫か?50年も街ぐるみで騙してるくせに、街の外の、16歳の少年にすべてを押し付けるなよ。勝手にお前らで完結しろ。
・ちなみに真実を言ったら老婆は死にました。そりゃそう。
・感動の物語みたいなレビューやめて。「登場人物、全員アホ!」みたいな、コメディー映画の予告みたいなレビューを書くべきだよ。
・全体的にクエストはそんな感じ。アホとアホが、アホなことでヤキモキしているクエストが主体。すんごい無心。
・こういう展開になるだろうな~って思ったことがだいたいそうなる。繰り返しになるが意外性はゼロ。
②システム面に関すること
・フルボイスすごいねえ
・話しかけるのが「〇」決定が「×」というボタン設定。なぜ?
・アクションRPGだが、アクションはまずゴミ。ボタン連打しかすることないし、モーションに変化もない。
・ボスも雑魚も弱すぎて作業。
・メインクエストとサブクエストで構成されているが、どちらもお使いでイライラ。ファストトラベルなしでイライラ。
・クエストでアイテム収集が必要になるがそのアイテムが全くドロップしない。モンスターは自然沸きせずエリア移動による固定沸き。エリア内のモンスター狩る→エリチェン→狩る→エリチェンを繰り返し、一つのクエストで30分以上同じモンスターを狩ることもある。クソ。
・何周もプレイすることによりストーリーが補完されていくシステムだが、何周もやるほど面白味はない。作業。つまんないノベルゲームって感じ。
・実際突然ノベルのみになるときがある。サボるなよ。ノベルゲームやりたくてアクションRPGやるやつはいないんだよ。
・エミールが自らを犠牲にして主人公をかばう感動のシーン、たっぷり2分程度、「あなたに…もう1度…会いたい…。死にたくないなあ……死にたくないよお……」的なことを言いながら大爆破する→実は死んでません
・そこは死ねよ
③キャラクターデザインや世界観に関すること
・キャラデザゴミ(個人の意見です)
・カイネというキャラ、実は女じゃなく両性具有なのですがゲーム内でそれが明示されるわけではない。2周目でふわっと香らせる程度。悪ガキたちが「こいつが男か女か、ひん剥いて確かめようぜ!」っていうだけ。
・女っぽい男、男っぽい女が言われがちなセリフだよね。
・そのキャラが大人になり下着姿で闊歩している。しかも口が悪い。無理。下着姿でうろうろしてたら村八分も残当。
・下着姿であることに必要性を感じない。女であるとアピールしたいならスカートを履けばいい。露出しないといけないなら服を着て露出すればいい。
・なのにチョイスがネグリジェ。キモい…。
・ネグリジェでシリアスぶられてもギャグとしか思えないもん。
・暴言キャラなのだが初登場時から「〇▶※☆(規制音)野郎!」みたいなのが連発されて、寒い。ノリが寒い。
・シリアスな世界観なのになんでコメディにしたの?ちなみに海外版は不評だったから規制音ないらしいよ。なんじゃそれ。ポリシーないんか。
・日本でも不評だから、それ。
・エミールというキャラ、歳をとらない永遠の美少年。大きな屋敷に住んでいるが、目で見たものを石化させるため、目隠しをして過ごしている。孤独。おそらく1000年ほど生きてる。
・実姉が殺戮兵器にされてしまい、暴走した姉を止めるため石化能力で姉を止める。その後ゲーム内で、カイネを助けるため姉の能力を手にする。
・そして姉の能力を手にし、姉とソックリな姿になったとたん大号泣、絶望。「こんな醜い姿になってしまった」
・え、かつての自分の姉の姿になってそういう発言するんだ…。(ドン引き)
・ずっと目隠しして孤独に過ごしていて、何百年と自分の姿もろくに見ていないだろう人間が、死を覚悟して仲間を助ける能力を手に入れたのに、見た目が醜いことで瞬時に泣き叫ぶんだ…?
・ちなみに立ち直るのも一瞬だよ
・違和感だらけのキャラクターたちだった。
・全体的に暗い雰囲気、暗い音楽、悲しいでしょ?悲しいでしょ????と押しつけてくるがやってることはだいたいギャグ。しかも滑ってる。
・主人公の村の村長みたいな人間が、レプリカント監視人なので歳をとらない。だけどその件について「ポポルさんいつまでも若いね~」くらいのノリ。1000年経ってその事実がなんの疑いもなく村内で噂にもならないのおかしいだろ、さすがに。
・自分が生まれてから死ぬまでの間同じ姿を見続けてるレプリカント何人もいるよね?なぜ疑問に思わない?主人公しか自我芽生えてないのかな?
<ストーリーにおける疑問点>
・レプリカント監視人が「あと100年、次の世代にしたかった」と発言していることと主人公が年齢を順調に重ねていることからレプリカントも老い、孕み、出産し繁殖していると予想するが、人間の魂はそれぞれどのレプリカントに戻す計画だったの?1000年たってるから元の自分の肉体(レプリカント)はすでに存在しないよね。
・でも魔王(主人公魂)と主人公は見た目がソックリ。不思議だね。妹も同じ。不思議だね~~。魂もレプリカントとともに代謝しているということ?
・でも1000年前と姿が同じ。不思議~~~~~!
・人類を復活させる計画が予定より早められたのはなぜ?レプリカントが自我を持ったからといって病気問題解決してないのに肉体に魂戻したら滅びるだけじゃないの?
・レプリカントに魂を入れるために魔王(魂)のもとにレプリカント(魔王の肉体)をおびき寄せたのにマモノたちが全力で殺しにくるのはなぜ?
・「ここは人間以外はいちゃいけない場所なんだ!」とは?呼ばれて来てるんですが。
・魔王にたどり着くまでにマモノたちを配置する意味はなに?魔王はなぜ主人公にマモノを殺させた?
・デボルポポルと最初に対峙したとき、「答えは自分で探して」というのに数分後再度対峙したときにベラベラしゃべりだすの草なんだが何がしたかったの?
・隠された設定は「設定資料集」を買ってね!←ふざけんなよ絶対買わねえよクソが
以上、つらつらと書いていたらこのゲームに対する憤りが解消されてきたのでこれで終わりとする。また何かあったら加筆する。
このゲーム、Steamで8,580円とかなり強気価格で発売しており、セールになっても50%オフが上限値かなといったところだが、正直高くて2000円くらいのクオリティ。私は4000円程度で買ったが、買ったお金ももったいないし費やした時間ももったいないしとにかくプレイしたことを後悔したので、未プレイの人はネタバレ読んだならプレイしなくてよいと思う。
プレイしても、プレイする価値がないつまらない作品だということが知れるだけだから。