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あと一か月で22歳になる医学生の独り言

気が付くともう2月下旬。以前付き合っていた何人かの元恋人たちの誕生日を全く思い出さずに日々を過ごしていた自分がいて、なんだかとても安心した私なのでした。私、幸せだ。ちゃんと自分で仕合せだ。

今日は天気が良かった。つい、昨日より暖かいだろうと高を括って薄着で出かけてしまい痺れる空気に震えたのはデジャブ。

22年間も生きてこれたのって、すごくない?と呟いてみる。神経質な性格に起因するのかどうか定かではないが、いつも明日も大切な人たちがみんな元気に生きていますようにとお祈りをして眠る習慣が身についている。もちろん無宗教。

研究のこと、医学のこと、医学研究アプリのこと、語学のこと、哲学のこと、家族のこと、友達や恋人のこと、珈琲や酒などの嗜好品のこと、テクノロジーのこと、いろいろなことで今日も頭がいっぱい。でもだからといって常にいっぱい考えているわけではなくて、イントロンみたいな時間が私には沢山あって、きっと、あなたにも、エキソン以外の占める素敵な空白は存在しているはず。空っぽになったつもりで、そのつもりの時間が終わったときにようやく気付く、イントロンから帰還した浦島花子。

NASAで自分の好きなことに挑み、とても輝いている大丸さんという方(地元の先輩)がいらっしゃる。彼が出演するバイリンガルニュースのポッドキャストをたまたま視聴する機会が巡ってきたときは驚いた。バイリンガルニュース自体初めて聴いたし、まして大丸さんが登場する特別回であることなんて予想していない。生きている間にあとどれほどのミッションに携わり、新しい発見や解決を目の当たりにできるか、というようなことについて言及していた。その話に、震え、電撃に打たれたようだった。人生は長いようで短いようで長くて、でもやっぱり短い。宇宙は、ちっぽけなわたしたち人間にとって、適切に想像することが難しいほどの規模を含むのか覆っているのかわからないが、とにかく宇宙というものは眩暈を起こす浪漫に溢れる概念だと感じている。宇宙に関する学問には疎い私だけれど、それでも何となく感じる宇宙と自分の鼓動のリンクは私を焦らせもすれば夢を見させてもくれる。挑戦したくなる。のんびりしたくもなる。

呑気な医学生ではあるが、人生を楽しめていますか?と聞かれたら70%くらいは楽しめている、と答える。この先上下するかもしれないけれど、表面的な実感としては100%だ。色々な側面から考察して深入りすれば70%の見積もりになるというだけだ。多分、楽しめていると思ったら楽しい。

昨日も今日も楽しかった。明日も明後日も楽しむ。



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