6年間の研究生活と研究の意義と後輩たちへ
卒研時代を含めて6年間,筑波大学にて磁性流体を使った研究を続けてきた.
ターミネーター2に出てくるT-1000のようなロボットを作ってみたかったため,磁性流体を用いることにした.
磁性流体について簡単に説明すると,磁性体の性質を帯びた流体であり,磁場の印加に伴い形状変化といった特異な性質を示す.
私は,この形状変形に着目して,T-1000とはいかなくとも,ぐにゃぐにゃと動いて物体を動かすくらいのことは実現しようと研究をはじめた.
はじめは磁場生成のための電磁石を手動でON