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あなたの仕事って何ですか?

こんにちは。中村です。

唐突ですが、今日は 質問型のタイトルにしてみました。
どうでしょう。皆さんはこの質問にもし答えるとしたら何と答えるでしょうか。

もしかしたら「コンサルです!」という人もいるかもしれませんね。(私の記事の特性上ね)
あと「デザイナーです!」とか、「薬剤師です!」とか「ライターです!」とかいるのかもしれません。

実はこれ、私に相談してくださる方に私から最初に聞く質問なのです。
ご相談ありがとうございます。まず、お聞きしたいのですが、あなたの仕事を教えてください。何屋さんですか?

するとだいたい先に書いたように「職種」を言ってくれます。
「コンサルです」「デザイナーです」「ライターです」「飲食店経営です」とかですね。それは間違いではありません。私は「なるほど」と頷いてそれを聞いています。

その次に私から
「職種はわかりました。ありがとうございます。
それでは質問を少し変えます。」

あなたは何をして報酬を得ている人なのですか?

こう聞くと2パターンに分かれます。
1つ目は「また同じ「職種」を言う人」。
「ですからデザインを作って報酬をいただいています。デザイナーですから」のように。

2つ目は「固まってしまう人」ですね。表情を見ても「?マーク」が目に浮かぶ感じです。困らせていることに私も申し訳なく思ってしまいます。

私がなぜこの質問を最初にするかと言いますと、
それは「その人の現在の価値を知るため」です。
そして「その人の新しい価値をつくり出すため」でもあります。

その人の顧客にとって、その人の何かに価値があるから依頼するわけです。
その価値は何なのか。それを正しく理解できないと実はチャンスロスを起こしてもったいないことになってしまうのです。


もう少しそこを掘り下げてみましょう。


例えば、自分の仕事は「本屋さん」だと言う人がいるとしましょう。
彼にとって「本屋」というのは職種です。「本を売る仕事」なわけです。
お店もあり、誰も疑う余地のない「本屋さん」。それが彼の仕事であることは間違いありません。

現代の経済情勢の中で、彼が「本を売る仕事」として差別化を図り 競合に打ち勝って事業を成長させていくのは難しい時代です。amazonもあるし、電子書籍もあるわけです。成長どころか現状維持でさえなかなか難しい。
そう思うのは私だけではないと思います。

でも、もしも彼の仕事が「本を売ること」ではなくて、
本を通じて学びと成長の体験を提供する」仕事だとしたら?


単に「本を売ること」だけが彼の仕事ではなくなり、「本」を通じて 誰もやっていない新しいビジネスの発案にもつながる可能性が出てくるわけです。
もしかしたら漫画喫茶ならず「ビジネス書カフェ」だって仕事の領域に入るでしょう。そんな飲食店の経営だって仕事になるのかもしれませんね。

単に「何かを売る」ことが仕事だと考えると時代や時流(トレンド)に左右されるし、新しいビジネスチャンスに気づけなくなります。。

私はそうならないために必要なものがあるとしたら、
それは「ビジネスの世界観」だと思っています。


「本を販売する」という直線的な仕事感ではなく、
例えば、
本を読むという素晴らしさをいつまでも残していくために、その時代・時流に合った新しい体験提案をし続ける」という世界観。

そうすることで「本屋経営」だけでなく先の飲食店のように、別のアイデアにつながるかもしれないし、何かのイベントに繋がって世の中を変えていけるかもしれない。

世界観があることで本質を変えずにビジネスモデルを柔軟に進化させることができるようになるのです。その時代に合わせて。

しかし残念なことに、
自分の世界観を「自分で整理できる人」はほんのわずかしかいません。
ほとんどの人はできません。そしてそれは感覚論ではなく私の経験談です。

どうしても主観的になるわけです。自分の成し得たいことだから余計に。
その人の経済的な理由も影響されます。早く収益化しなくては…と思えば思うほど主観性が増して、見込み客の悩みの解決から遠ざかります。
つまりお客様の要望と離れてしまう原因になってしまい「売れない」という結果を招きやすくなってしまうということですね。

だから私はコンサルの最初の最初にそれをまとめるのです。
あなたのその仕事に対する世界観は何でしょうか。思いつくまま私にぶつけてください」と。

それがあなたのビジネスモデルを組み立てるために避けては通れない、
とても重要な鍵になるということを知っておくといいと思いますよ。
あなたの世界観は、きっと世の中を変える力があるのですから。

# あなたの世界観をカタチにしよう!

それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう。

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