二酸化チタン

二酸化チタンという食品添加物がある。食材に白い色を付けるために用いられる。
たとえばホワイトチョコレート。チョコレートといえばカカオで作っているのだから、当然茶~黒っぽい色をしている。しかし二酸化チタンをごく少量加えれば、あら不思議。真っ白な色に変身する。

あるいはソフトクリームもそう。なんというか、目が痛くなるぐらいにどぎつい白さをしているソフトクリームがあるものだけど、あの白さは牛乳だけでは出ない。純ミルクだと少し黄色がかってしまう。牛乳の白をもっと白くするために二酸化チタンが使われている。

しかしこの二酸化チタンには発癌性がある。group 2B、つまり「発癌性があるかもしれない」という分類だけれども、避けるに越したことはない。

海外、たとえばフランスでは2020年から、EUで2022年8月から使用禁止になった。しかし日本ではどうか?

DHCのビタミンC。原材料に「酸化チタン」とあるけど、二酸化チタンと同じで、白い色付けのために使われている。ちなみにカラメルはカプセルの色付けのために使われていて、カラメルにも発癌性があります。

サプリって健康になるために飲むものなんだから、そこに発癌性物質が含まれていては、一体何のためのサプリなんだか、ということになる。
あまり言うべきじゃないかもしれないけど、実は、アサイゲルマニウムのサプリにも昔は二酸化チタンが含まれていた。

僕はこれがすごく嫌だった。だから、中村宜司さんに直接聞いたことがある。何のために二酸化チタンを入れてるんですか?
「カプセルを白く色付けするために使っています。ただ、基本的には必要ないんです。本来有機ゲルマニウムは白いものですから、それを透明なカプセルにつめれば、何ら問題ない。ただ、ごくごくまれに、白いゲルマニウムパウダーのなかに黒い点状の物質が含まれていることがある。普通の人ならまず気付かないような、小さな黒です。天然の鉱物から精製しているので、どうしてもそういうのが混入するんですね。でもまったく無害なんですよ。しかもそういう商品は検品の段階で極力取り除いている。ただ、検査の目を潜り抜け、しかも、お客さんがその小さな黒いものに気付いたら、という万が一の可能性のために、二酸化チタンで色付けした白いカプセルを使っています。私としては当然使いたくありません。でも我々は、お客さんから届く100の喜びの声よりも、1の苦情を気にするようなところがあって、それで二酸化チタンを使わざるを得ないんです」
残念だ。アサイゲルマニウム自体に抗癌作用があるから、発癌性のある二酸化チタンを使っているとはいえ、このサプリを飲んでまさか癌になることはないだろうが、できればこんな添加物は使って欲しくない。
そういう思いを伝えたところ、さすが中村さんである。すぐに動いてくれた。
アサイフーズクリエイションズの商品ラインアップのどの商品でもいい。原材料を確認してみてください。どこにも「二酸化チタン」の文字は見当たらないはずだ。
https://www.asai-fc.com/

そういう意味で、他にも残念な商品がある。
ネオファーマジャパン社製の5ALA。

ネオファーマジャパンこそ5ALAの本家だと思っている。佐々木健先生が開発した光合成細菌から5ALAを抽出する方法を同社が受け継いでいるので、他の同類他社よりも5ALAの質がいいと思っている。
しかし、非常に残念なことに、二酸化チタンを使っている。

会社の人に直接話したことがあるけど、「製造ラインに組み込まれているからどうしようもない」とにべもない返答だった。もったいない商品だね。
個人的には、カプセルを外して、中身の粉だけ飲んでいます。カプセルを口に放り込むだけで飲める手軽さこそがサプリのよさだから、そういう意味では毎日ちょっとした手間がかかるのだけれど、健康食品のせいで発癌率が上がるというデタラメを回避するには、こういう手間も仕方ない。

有害なサプリ、ということで蛇足ながら一言付け加えておくと、

ビタミンB群サプリの定番、ナウ社のB50。この原材料を見ると、

ビタミンB12(シアノコバラミン)とある。
シアノコバラミンは胃腸で吸収されて、シアンとコバルトに分解される。シアンは酸素と結合して、体内の酸素濃度を低下させる。たとえばアサイゲルマニウムが体内の酸素を豊富にするのと逆に働きをしているわけです。
シアンは毒物ですからね。だからB50はお勧めしない。


さて、最近、マスクに二酸化チタンが含まれているという研究を見ました。

マスクは発癌物質の詰め合わせ、ということは、僕がずっと前から言い続けてきたことで、何を今さら、という話なんだけど、二酸化チタンが含まれいているという指摘は僕も知らなかったので、新鮮だった。具体的に論文を見ると、

マスクに含まれいている二酸化チタンの量は、製品ごとにばらつきがあって、マスク1個あたり791~152345μgの範囲だった。マスクの合成繊維表面の二酸化チタンの量は推定17~4394μg。
マスクにこれだけの二酸化チタンが含まれいているが、仮にこのマスクを長時間着用した場合、吸入による二酸化チタン量は、曝露許容量(3.6μg)をゆうに超えることになる。
【結論】マスクの使用規制が十分ではないため、将来健康への好ましくない影響が出るかもしれない。これを避けるためにも、マスクに含まれる二酸化チタンの量を段階的に削減または制限する規制基準を設けることが望ましい

いや、マスクに含まれる二酸化チタンの量を法律で規制するとか、そんなめんどくさいことの前に、マスク外せば一瞬で解決じゃないの(笑)

あと、マスク関連でいうと、マスクのせいで犯罪率が増加したという話がある。

https://www.latimes.com/california/story/2022-08-23/l-a-kitson-boutique-bans-covid-19-masks-citing-crime

「ロサンゼルス市警の統計では、この地域の強盗は1月1日から8月13日まで、前年同期比で24%増加している。同エリアの暴力犯罪の合計は例年並みで、2021年同時期から0.4%、2020年から0.6%とわずかな増加となっている。強盗は2021年から9%増加している」
もちろん、コロナ禍で失業率が上がり、そのせいで犯罪率が上がったというのは当然あるだろう。しかし、マスク着用によって顔を隠しているという(悪い意味での)安心感のせいで、犯罪傾向がある人がますます犯罪を犯しやすくなるというのも当然あるだろう。
人間、顔と顔をちゃんと見合わせたら、あんまり露骨な犯罪ってなかなかできない。でもこの2年半、顔を隠したコミュニケーションが標準的になった。予想だけど、万引きの発生件数とか、コロナ前と比べてかなり上がってるんじゃないかな。