村上康文教授の話2

そもそも打たなくてよかったワクチンを国民の8割が打ち、むしろコロナ禍を長引かせるような結果になってしまったわけですね。今後の対策はどうすればいいですか?
「すでに2回打った人は、今後1年何も打たないことです。ブースター接種をしなければ、免疫抑制は1年ほどで回復するようです」
3回打った人は?
「その質問に対しては、「分からない」というのが正確な答えです。3回目以上は未踏の領域です。3回打ったり4回打ったりした人は、免疫抑制が固定化されて元に戻らないかもしれません。このあたりは未知数です。2回打った人はあきらめないでください。やるべきことは、打たないことです。じっと打たないで1年待ってください。3回打った人、そして4回打った人も大事なことはこれ以上接種しないことです。

私は常々言っています。2回打った人は仕方がないけど、せめてブースターは絶対やめて、と。でも3回目を打った人もけっこういますね。あれは未踏の領域です。今後免疫抑制が戻るかどうかわかりませんが、ともかく追加して打たないことです。
子供も打ってはいけません。
スパイクタンパク自体が毒物です。具体的にスパイクのどの部分に毒性があるかもわかっています。感染症の予防対策としては破綻したワクチンです。ベネフィットはなく、リスクしかない。こんなワクチンを未来のある子供に打ってはいけません

そもそも医療者は新薬に対して慎重でなくてはいけません。今回のmRNAワクチンには歴史がありません。モデルナ社はワクチンを作ったことさえありません。今回が初めて作る新薬です。いろんな意味で、先が読めない。
しかし、ある団体がワクチンを安全、安心だと喧伝し、接種を積極的に推進した。私はこの団体から散々批判された。当然、厚労省の息がかかっています。

8割以上が接種した今、問題は、これからどうするか、です。
副反応が、被害者が、これから山のように出てきます(すでに出ていますが)。
イギリスのデータによると、接種後5~8か月あたりに死亡者のピークが見られます。ちょうど、ワクチンによる抗体の効果がきれる頃です。免疫抑制の影響が顕著になるのでしょう。
もう一つの問題は、mRNAワクチンによるスパイク産生です。スパイク産生細胞が免疫系に異物と認識されて破壊され、破壊された細胞から様々な細胞内成分が出て、これに対して免疫反応が起こります。自己免疫疾患を訴える患者が山のように出てくる可能性を懸念しています。
この現象は、実験的に簡単に確認できます。普通、ヒトではヒトのタンパク質に対して抗体ができませんし、マウスではマウスのタンパク質に対して抗体ができません。しかし、細胞を破壊し、それを免疫増強剤と一緒に注入すると、免疫反応が起こり、抗体ができます。ヒトタンパク、RNA、DNAなどに対して自己免疫を起こすようになります。膠原病そのものです。

そう、繰り返しますが、今回のワクチンは大失敗です。やる意味がなかった。打たないのが一番だった。
北朝鮮は誰もワクチンを打っていない。しかし、結果、一番被害が少なかった。みんな発熱し、みんな平等に免疫ができて、集団免疫に到達し、コロナは終息した。ほとんど死んでいない。
 なるほど、未整備な医療体制のせいで死んだ人は、少数ながらいるでしょう。しかし、そのような人だって治療できれば死ななかったケースも多いはずです。 
日本がするべきことは、何もしないことだった。あえてすることがあるとすれば、重症化した人のケア。これだけです。
重症化しやすいのは、たとえば、高齢者や免疫の弱い人。こういう人たちだけを守ればよかった。でも若く健康な人を「ステイホーム」などと家に閉じこもらせる必要はまったくなかった。
ところが、そういう状況を一切考慮せず、全員にワクチンを推奨し、ほぼ全員が打ってしまった
 
これは過去の話ではなく、現在進行形です。今からでも方針転換し、ワクチン接種事業の中止に踏み切るべきです。しかし、こういうことを言うと、「いや、コロナは恐ろしい病気だ。コロナ後遺症で苦しむ人はいまだに多い」などと言われる。なるほど確かに、私の周りにも髪が抜けたり、うつになったり、コロナ後遺症と思しき人がいました。これらの症状は経時的に治ります。ワクチンを打たず、きちんと感染しきちんと回復する。これが最良の対策です」
 
シェディングについてどう思いますか?
「接種者の体内では、注入されたmRNAの指示に従ってスパイクタンパクが大量に合成されます。これは体内を循環するのはもちろん、膜に包まれた粒子状物質として体外に放出されます。これがいわゆる、エクソソームですね。
Natureに掲載された論文に「IgG抗体は接種後4か月かけて成熟する」という記述があります。どうやって成熟するのか、論文を詳しく読むと、メモリーT細胞が4か月ほどかけて成熟し、その過程でスパイクの存在が必要です。4か月かけて抗体が成熟するということは、スパイクが4か月存在するということです。最近では、この期間が9ヶ月に及ぶ可能性も示されています。
 
mRNAワクチンを打つと、1回目を打った後だけ、スパイクの定量が可能です。2週間ほど経つとIgGが誘導されてスパイクにくっついてしまう。スパイクとIgGの複合体の定量は、できなくはないですが、けっこう難しいです。
mRNAワクチンを打ったとき、いつまでスパイクが血中を回っているか。これはいまだに謎です。つまり、シェディングがいつまで続くか、これについてはわかりません
 
推測ですが、ワクチン後遺症の人では、mRNAが残っていてスパイクが延々産生されている人もいれば、そうじゃない人もいると思います。本来普通のmRNAでは体内であっという間に分解されますが、ウリジンを1メチルシュードウリジンに変えることで、体内で1か月は残存します。具体的にどれくらい体内に残るのか、ぜひその実験がしたいのですが、ワクチンが手に入りません。
 
ファイザー社に「バイアルをゆずって」と言おうかと思いました。製薬会社に「研究のために貴社の商品を使いたい」と言えば、もらえるのが普通です。
昔、ある製薬企業から抗体を研究用にもらったことがあります。その際、製薬会社と一筆かわします。その契約には「研究の発表前に必ず連絡をするように」という一文があります。
ということは、「こういう実験データが出たからこのワクチンやっぱりとんでもないね」という研究なら、当然「発表するな」となる。そんな実験ならやるだけ無駄です」

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