有機ゲルマニウムと発達障害

「私、この子のチックは一生治らないって思っていました。
杉山登志郎先生という発達障害専門の有名な先生がいて、その先生の本にも『チックは放置しておいたほうがいい。何をやっても治らないから無理に治そうとしないこと』って書いてありました。
それに、兵庫こころの医療センターの主治医からも『チックは無理だよ。僕の子供もチックだけど、難しいよ』って。親身に話を聞いてくれる先生が、ご自身の子供のチックも難しいって言っているぐらいだから、もう一生治らないんだろうなって思っていました。
それが、先生、私今でも本当に信じられないんです。こんなによくなるなんて。
まだ完全に治ったわけではありません。症状は家ではほとんど出ませんが、外出時にはときどき奇声が出ます。それでも、以前と比べれば声の大きさも頻度もずいぶんマシになりました。同時に多動も減りました。突然走り出したり、ということがまったくなくなりました。
もう、本当に信じられないんです。
ゲルマニウムを飲み始めて1ヶ月ですよ。たった1ヶ月で、こんなに、こんなに見違えるようによくなるなんて、思ってもいませんでした。
私も今ならよくわかります。ゲルマニウムは、確かに奇跡を起こすんだなって。ゲルマニウムのおかげでこの子の人生が救われた、と言っても言い過ぎではないと思います。
ただひとつ、後悔があるとすれば、先生とお会いするタイミングです。もっと早く、たとえば10年前に先生とお会いできていれば、と思います。そうすればこの子は普通学級で普通の子として成長したのかな、とも」

そう、一般の医学ではチックは治らないとされている。
しかし、ここでも『有機ゲルマニウムは奇跡を起こす』。上記のように、チックの症状が大幅に軽減する。
この事実は小児科の専門医も知らないし、ひょっとしたら浅井ゲルマニウム研究所の中村宜司さんも知らないかもしれない。
というか、実は僕も知らなかった^^;患者がこんなに回復して驚いたのは、他ならぬ僕自身なんだ。自閉症、知的障害、ADHD、てんかんに効果があることは知っていた。でも、チックにこれほど著効しようとは思わなかった。ひょっとしたら吃音など、不随意症状全般に効くかもしれないな。
あと、10年前に出会えなくてごめんなさい。こればっかりは巡り合わせなので^^;
上記患者の初診からの経過について、以下に供覧しよう。

患者のプライバシー保護のため、詳細は変えてあります。
患者は15歳男性。
すでに幼少期からADHD、トゥレット症候群、チック症(本人の意思に関係なく場違いな奇声が出てしまう)などの発達障害の諸症状を示し、その旨の診断を受けていた。
初診時、お母さんが症状をこのように説明する。
「腕を振るチックや奇声が出て、困っています。インチュニブを飲むと少しよくなりますが、その代わり寝つきがすごく悪くなります。夜の2時とか3時まで起きていて、私の生活にも影響するので、薬はやめました。漢方薬の大柴胡湯がいいということで飲んでいますが、どうでしょう。少しイライラに効いたのかな。微妙ですね。あまり効いていない気がします。
食事は偏食です。野菜はほとんど食べません。ラーメン、うどん、パン、クラッカーなど、小麦製品はよく食べます。甘い炭酸ジュースもよく飲みます」
食事指導(甘いものと小麦を控える)とサプリ(ビタミンB群、マルチミネラル、有機ゲルマニウム)を勧めた。
2週間後来院時。
「多動とチックが少しよくなっています。一番効果が出ているのは、睡眠です。今は夜12時に、早いときはもっと早く眠れています。前は1時2時に寝ていて、しかも夜中に目が覚めて私を起こしに来てたのが、今はそういうことがなくなって、よく熟睡しています。おかげで私もよく眠れるようになって、助かっています。
食事も気を遣っています。まだ麺やパンも食べていますが、以前よりも小麦に対する欲求が減っているようです。ジュースを欲しがることも少なくなっています。
代わりに、食事量が増えました。野菜は相変わらず嫌いで、ご飯と肉をよく食べています。やっとこの年齢の男の子らしい食事量になってきたなって思います。
この1週間、聞き分けがよくなって、私もずいぶん楽になりました。以前は何度同じことを言ってもわかってくれなかったんですが、そういうことが減ってきました。
たった2週間でこんなによくなるなんて、これまでの経過ではあり得ないことです。もう少し様子を見たいです」
お母さん、本人とも、大幅な改善を自覚したようだ。
さらに2週間後の受診時。
「すごくよくなっています。物事に意欲的になって、集中力もついてきました。以前のようにフラフラ歩き回ることが減っています。4月から作業所で働くことも決まりました。
あるとき、ずっと我慢していたシュークリームを食べたんですね。そうすると、足のこのあたりにひどい湿疹が出て、多動やチックの症状が目に見えて悪化しました。以前はこんな変化を感じられないくらい、ずっと悪かったんです。
この一件で、この子も心底わかったみたいです。『甘いものを食べたら、調子が悪くなるんだ』と。ちゃんと因果関係がわかれば、誘惑に負けません。その後は本当に甘いものを食べなくなりました。
あと、春先から決まって花粉症が出て、抗アレルギー薬を手放せなかったのが、今年は今のところまだ必要ありません。食事の改善の効果か、ゲルマニウムのおかげか、とにかくすべてうまい方向に行っています」

しばらく小麦断ちや甘いもの断ちをして、久しぶりに食べてみると、体調の露骨な悪化を感じる人は多い。
人間は何にでも適応できるものだ。毒物にさえも適応するので、毎日ドカ食いしているシュークリームが、まさか毒物だとは思いもしない。
しかし一回体がすっかりきれいになって、その後でシュークリームを食べてみると、体はその"毒"を、内側に封じ込めるのではなく外に出そうとする。結果、皮膚症状として出現することになる。すぐに皮膚症状として出たことは、むしろ患者のデトックス能力の高まりを示すものだ。
食事の改善と有機ゲルマニウムの合わせ技は、相当多くの症状に有効だろう。