ミキと便通

小学校のときは「学校でうんこをするのは屈辱的」みたいな空気があって、実際僕が小学校6年間で学校で大をしたのは2,3回くらいだけ。交感神経が優位になっているせいか、そもそも出にくいのもあったけど、しかしやっぱり、我慢してたと思う。
この空気が、中学、高校になるにつれ段々変わっていく。高校生にもなると、「クソでもしてくるわ」と友達に堂々と断りをいれてトイレに行ったりする。学校でうんこをするということが、茶化す対象でも何でもなくなって、ごく当たり前のことになる。
子供は何に対してもワクワクしたりおもしろさを見出すものだけど、うんこをするという生理現象さえ嘲弄の対象にしてしまうんだから、子供は実に残酷だ。
そういう残酷さが、成長するにつれ次第に消えていく。これはちょっとした"大人の階段"かもしれない。

こんなことを思ったのは、知り合いからミキについて以下のような感想を聞いたから。
「以前、先生がブログでミキの作り方を紹介されていましたね。あれを参考にして、私もミキ、作ってみました。ごく控えめに言って、我が家に革命が起こりました。
翌日から家族全員にお通じがありました。全員が便秘がちの我が家で、朝、トイレの前に行列ができるなんて、通常ならあり得ないことなんです。
二人の子供(長男は中学生、次男は小学生)は"学校で絶対に大はしない"という男子ならではのポリシーがあったのに、ついにそのポリシーを撤回せざるを得なくなりました(笑)」
令和の時代を生きる子供たちも、昭和を生きた僕と同じように、"学校でうんこをしない美学"を遵守していることを、このとき初めて知った(笑)

「私は一時期、膀胱炎や腎盂炎が持病のようになっていました。抗生剤を処方され、それでいったんはよくなるのですが、また三か月後に再発して抗生剤を飲む、みたいなことの繰り返しで、私の腸内細菌叢はひどい状態だったと思います。
ビタミンCを大量に飲むようになって以後、抗生剤をやめることができました。自分で野菜ジュースを作ったり、発酵食品を意識的に摂るなどして腸にいいと言われることをいろいろやってきて、それなりの小康を保っていますが、ミキを飲んで以後、腸の状態がなお一層よくなったと思います。食欲が出て、本当に元気になりました。
私は整体師の仕事をしています。お客さんにもミキを勧めていますが、どの方も便通がよくなったと言われますが、私ほど劇的な効果ではないようです。私ほど腸内環境が荒れていた人もなかなかいないのかもしれません。
個人的な話をしますね。
私、腎臓がもともとよくないんです。先天的な水腎症があって、次男を妊娠中にひどい腎盂炎になりました。妊娠中には抗生剤を毎日打って、さらに産後もずっと、膀胱炎や腎盂炎を繰り返していました。なかなか治らない私を見て、あきれた主治医から「よほど不潔にしてるんじゃないですか」と言われて、あのときは悔しかった。
次男の歯がボロボロになってしまったのは、妊娠中の抗生剤の使い過ぎのせいだと思っています。
本当に、産後ずっと体調が悪かったんです。ささいなことですぐに調子を崩すし、世間で流行していると言われる感染症、インフルエンザでもノロウイルスでも何でも、家族の誰もかかっていなくても、私だけはまんべんなくかかるんです。
だから私、病気の当事者という意味では、医者よりもはるかに感染症のエキスパートですよ(笑)病気にかかるということがどういうことか、その恐怖、苦しさ、よくわかります。
"あまり長く生きられないだろう"という思いが常にありました。整体師になったのも、このままずっと具合が悪い状態で臥せって生きていくよりも、少しくらい寿命が縮まっても、人様の役に立って生きたい、と思ってのことでした。
でも整体師としてお客さんにより良い治療法を模索していくうちに、ビタミンCのすごさを知り、先生のブログを知り、ミキを知りました。
人のために、と思って探し求めていたことが、結果的には自分を救うことになりました」

こういう声に接すると、日々情報発信を続けてきてよかったと思う。
長年の抗生剤使用などで腸が荒れている人に、ミキは特に著効するようだ。「うんこが出る」ということは、あくまで結果である。この結果だけを求めて、便秘薬(マグミットやラキソベロンなど)を飲んだところで、特に体調の改善を実感したりはしない。
ミキは乳酸菌のカタマリで、腸をやさしく養ってくれる。安心して長く飲み続けるといい。
ただ、"学校でうんこをしない"という同じ志を持つ我が後輩には、若干申し訳ないことをしてしまった。君たちも早く大人になるといいね。大人になれば、うんこしたからって誰もバカにしたりしないからね。