ワクチン後遺症研究会3
シェディング(ワクチン接種者から何らかの病原物質が発散され周囲の人の体調に悪影響を及ぼすこと)という現象は、歴然と存在する。仕事柄シェディングに苦しむ人の証言を毎日にように聞いている僕にとって、それは自明のことだ。しかし世間一般にとってはそうではない。患者はシェディングの症状のみならず、周囲の人の無理解にも苦しむことになる。
この現象、いまだ不明な点が多い。人類史上最悪の毒ワクチンである。しかし、打った本人が案外ケロッとしていながら、しかしその人の周囲にいる未接種者に悪影響が及ぶというのは、一体どういうメカニズムによるものか?
また、毎日の食事に気を遣い適度な運動を心がけるなど、いわゆる健康意識の高い人であっても、食事とか超テキトーな人とまったく同じように被害にあっている印象を受ける。節制した生活をしているからといって、必ずしもシェディング防御につながらないようだ。なぜだろう?
それはアルコールのようなものだろうか?強い人は強いし、弱い人は弱い。どれだけ飲んでも平然としている人もいれば、一口飲んだだけでダウンしてしまう人もいる。このあたりはアルコール分解酵素の多寡により規定されている。アルコールに対する「防御法」なんて、ない。弱い人の最良の対策は「飲まないこと」である。同様に、シェディングに対してもある種の先天的(遺伝的)要因が左右しているのだろうか?
どういう人に好発するのか?女性に多いと言われているが、決して男性が発症しないわけではない。年齢もバラバラで、高齢者、若年者、等しく被害を受ける。たとえば4歳の男の子がワクチンを打った理学療法士の施術を受けてひどい下痢を生じた例を診たことがある。
ネットの拾い物で真偽は不明だが、飼い主がワクチンを受け、ペットが死んでしまったという話もある。
まずは、症例を蓄積していくことだろう。多くの医者がその存在を認識し報告をあげていくことで、当局に認めさせるしかないと思う。
10代後半男性
今年2月水道配管工事のため業者2名が自宅を訪れ、1時間ほど作業をした。その場に居合わせた本人、母親、父親の全員が異様な匂いを感じた。
母親いわく「柔軟剤みたいな変な匂い。作業中から『変な匂いだな』と思って窓を開けたけど、業者が帰ってからもずっと匂いが残ってた」
父親は、シェディングの存在など迷信だと思っていたが、業者が来た後、頭痛と吐き気に襲われ、翌日には皮膚のかゆみ、下痢が出現した。
本人は、業者が作業した部屋で最も長く過ごしたせいか、家族の中で最もひどい症状(水様の下痢、吐き気、手足のしびれ)が出た。
60代男性
「職場でワクチンを打ってないのは私だけです。オフィスで仕事をしていると、必ずひどい頭痛がします。去年の夏頃、職場でみんながワクチンを打ち出してからの症状です。
もちろんマスクしています。N95マスクです。不織布マスクより多少頭痛がマシになる気がします。
シェディングに効きそうなものを自分なりにいろいろ調べました。効果を感じたのは、イベルメクチンとビワ種サプリです。
イベルメクチンを飲むことで、10の痛みが7になる。3割ほど軽減する印象です。2週間に1回ぐらいのペースで飲んでいます。
ビワ種サプリは、この商品です。
これを飲むと、痛みが消えます。ゼロです。1回10錠、8時間おきに、1日3回飲みます。頭痛が来たとしても、飲めば数十分くらいで効果を感じます」
バラ科植物の種(梅、桃、あんず、ビワ、アーモンドなど)がコロナ対策全般(感染症、ワクチン後遺症、シェディング)に効くという話は、去年からあったようだけど、正直僕は知らなくて、この患者から初めて知らされた。(患者さんこそが僕の情報源です。いつもありがとうございます)
イベルメクチンがワクチン後遺症やシェディングに効くという話は、もちろん以前から知っている。ただ個人的には「医薬品の副作用を医薬品で抑える」のは、ちょっとどうかな、と思っている。医薬品は極力使わない、というのが当院の基本スタンスなので。
もちろん、絶対使わない、ということではない。患者のほうでイベルメクチンの処方希望があれば、普通に使います。でも特にそういうことがない限り、現状、イベルメクチンは様子見って感じです。
「イベルメクチンで花粉症がよくなった」とか「のどの痛みが治った」みたいなことを言う患者がいる。個人的には、そういうのを見ると、「すばらしい薬だ」どころか、「怖い」と感じます。
身もふたもないことを言うようだけど、花粉症の原因は現代毒でしょ。農薬とか添加物とか遺伝子組み換え食品とかワクチンとか、けったいなものを体に入れてるから花粉症になるのであって、そういう食生活の改善を全部すっ飛ばして、イベルメクチン飲んだだけで花粉症が治ってしまう。それってあり得ないことなんです。簡単に「イベルメクチンは万能薬。すばらしい!」って礼賛しちゃいけない。
どちらかというと、ステロイドとか免疫抑制剤の治り方に近いものを感じる。実際、免疫抑制剤のなかにはゲノム増殖を抑制するものもあるし、イベルメクチンはmRNAの増殖に必要なRNAポリメラーゼを阻害する作用がある。
あと、そもそもだけど、イベルメクチンは虫下しですよ。それも、たとえばイベルメクチン12㎎/週という投与量は、寄生虫予防よりもはるかに高用量で、半減期は18~47時間と長く、肝臓で代謝されて糞便として排出され、血中から消えるのに12日かかる。こんなに血中滞留時間が長いと、正常なタンパク合成が阻害される可能性はないのか?特に肝機能に異常がある人の場合、体内に蓄積して妙な副作用が起こったりしないか?そういうリスクにも目を向けるべきだと思う。
確かに、SNSにはイベルメクチンの効果を報告する声がある。彼らが嘘をついてるとは思わない。本当に効いたんだと思う。ただ、「2回飲んで効いた」とか、短期間だったり少量だったりする。
風邪薬を飲んで、症状が治って「これはすばらしい。体にいい薬だ」と言って長く飲み続ける人がいたとしたら、ヤバいでしょ。それと同じ愚かしさを、なぜかイベルメクチンに関しては無批判にやってしまっているところがあります。漫然と飲み続けちゃダメだよ。
長尾先生
「ワクチンを打った人の呼気から何かが出ていて、たとえば海外ではその匂いを犬が感知して、ワクチンを打ったかどうかが分かると。あるいは、ワクチンを打った人の横で寝たら、匂いで分かるとか。そういう人が確かにいます。井上先生、この、いわゆるシェディングについて、どう思われますか?陰謀論でしょうか?それとも医学的にあり得ますか?」
井上先生
「これは十分あり得ます。ご存知のように、ドイツの空港で麻薬探知犬でコロナ感染者を見つけようという試みがあり、ほぼ100%キャッチできるとのことでした。ということは、つまり、嗅覚でセンシングできるような、脂溶性のvolatileな代謝産物が体内で生じているということです。なぜそういうことが起こるのか?
ワクチン由来にせよ、コロナ感染にせよ、スパイクタンパクはいろんなところで細胞障害を起こします。肝臓のなかでも起こり、肝臓の解毒機能が阻害されている可能性があります。通常なら解毒代謝されるはずが、代謝が不十分であるため、汗とか唾液などに中間体として出てくる。それを麻薬犬が探知した。そういう可能性は当然あり得ます。
シェディングを訴える人は女性に多い印象です。ご存知のように、女性は男性よりも嗅覚が鋭敏ですが、その中でも特に鋭敏な人が、その匂いを感じてしまう、ということだと思います。
体内には脳免疫統合系というシステムがあって、それが皮膚、脳、腸管などの免疫バランスを司っているのですが、コロナ感染やワクチンにより、そのバランスが崩れれば、いろんな症状が出ます。シェディングのひとつのメカニズムとして、そういうのもあるでしょう。
あと、エクソソームという形で様々な情報がやりとりされています。母乳、呼気、汗、そういうなかにある種の情報を持ったナノ分子が分泌され、それが周囲に何らかの影響を及ぼす、そういう可能性もあると思います。ただ、第三者に対してリスクになり得るものとして、母乳は確実ですが、それ以外にはないと思います」
最後にひとつ、症例を供覧します。
【症例】40代男性
【主訴】下肢を中心とする皮膚湿疹
【現病歴】
8月、ワクチン接種2回目を済ませた患者を締め切った診察室で診た。診察中から独特のにおいを感じていた。数時間後、強い倦怠感、皮膚のかゆみを生じた。
翌日、膝裏、背中に赤い発疹があることから、妻に写真を撮らせた。
これ、僕なんですけど(笑)、多分、”食らった”んでしょうね。
このときはシェディングとは思わず、「最近忙しすぎるせいかな」で流した。数日で皮膚症状は消えた。
僕の場合は、かゆみとか皮膚症状メインで出てくるようだ。でも掻いて放っておけば、数日で治る。だから特に、ワクチン接種者を避けるとか、そこまで神経を使っていない。
すでに国民の8割が打ったんだから、もう逃げられない。腹をくくりましょう(笑)
ただ、僕みたいな軽症者はともかく、シェディングで生活にも差し支えるような重症者は気の毒だ。
有効といわれているものをいろいろ試し、防御に努めつつ、社会生活やっていくしかないよね。引きこもり続けるわけにはいかないんだからさ。