講演会 in 大阪

スクリーンショット (3513)

きのうは大阪で、字幕大王、リーシャ、僕の3人で講演会をやってきた。
共同翻訳する本『What Really Makes You Ill(病気の本当の原因)』を紹介することが主な目的だった。
この本、電話帳のように分厚い。実際に測ってみると4.5㎝あった(笑)毎日の多忙もあって、僕一人だったなら、まさか翻訳出版しようなどと思わない。しかし字幕大王とリーシャさんもこの本に興味を持っていることを知るに及んで、僕の中に蛮勇が沸いた。「3人で協力すればきっとできる」と。

原著の出版は2019年12月。コロナ騒動の直前、一応ビフォーコロナの時代に発行された本ではあるけれど、アフターコロナの現在においても存在意義を失っていない。それどころか、コロナウイルスという茶番が延々続く今の時代に最も読まれるべき本である。

この本の主張の骨子は、細菌理論(germ theory)の否定である。ルイ・パスツール以来、西洋医学は「感染症の原因は病原微生物によるもの」とする細菌理論を根本に据えた。感染症予防にワクチンを打つのも感染症治療に抗生剤を使うのも、この理論に基づいている。
著者に言わせれば、「これらの医療行為はまったく有害無益で『まず害をなすなかれ』のヒポクラテスの誓いに違反している。細菌理論そのものに根拠がない」ということになる。
にわかに信じがたい主張だろう。
歴史上、無数の人々が感染症で死んだ。天然痘、ペスト、スペイン風邪、結核、梅毒、エイズなど、感染症の名前だけでも挙げ始めれば切りがない。それなのに、『細菌理論が間違っている』だと?バカも休み休み言え!
そういう反感を持つ人がいても不思議じゃない。気持ちは分かる。
しかし、ひとまず偏見を脇に置き、心をまっさらにして、著者の主張を読むといい。これまでの感染症の「常識」が脳内でことごとく覆りますよ。天然痘の嘘、ペストの嘘、スペイン風邪の嘘、嘘、嘘、嘘、、、著者はひとつひとつデタラメを暴いていく。皆さん自分がどれほど多くの嘘に囲まれていたかに気付いて、愕然とするだろう。
一番苦しいのは医者だと思う。「これまで自分の教えられてきたことは一体何だったんだ」と打ちのめされる(のは心ある医者だけで、大半の医者は『トンデモ本』として手にとることさえしないかもしれない(笑))
西洋医学のデタラメに気付いているつもりの僕が読んでさえ衝撃的な記述が多々あった。字幕大王もリーシャさんもショックを受けた。
https://www.jimakudaio.com/post-6857
こういう本こそ翻訳されねばならない

具体的にどういう内容なのか。僕の翻訳担当箇所(第2、4、5、7章)から、いくつか説明しよう。
まず、細菌理論と対をなす環境理論(terrain theory)について。
早い話が、この金魚鉢である。

スクリーンショット (3515)

汚れた鉢のなかに金魚が泳いでいる。この金魚の病気を防ぐために「ワクチンを打とう」(あるいは「抗生剤を使おう」)というのが細菌理論で、「水を交換してきれいにしよう」というのが環境理論である。つまり、環境理論は、「病気は環境(周囲の環境、体内環境含め)の悪化によって起こる」とする。

スクリーンショット (3517)

パスツール(細菌理論)によると、「病気は外敵、外から襲来する恐るべきもの」ということになるが、ベシャン(環境理論)によると、「病気は体内環境の悪化により内側から生じる」ということになる。

まとめると、以下のようになる。

スクリーンショット (3519)

ベシャンは、「平常時から体内に微生物がいて、通常は体内の代謝のサポートしている。しかし宿主の状況変化によってその微生物が病原性を持つ」とした。
僕はこの記述を見て、夏目漱石の一節を思い出した。
「鋳型に入れたような悪人は世の中にいるはずがありませんよ。平生はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それがいざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです」
そもそもベシャンの思想には、どこか東洋的なものを感じる。

スクリーンショット (3521)

生々流転。不生不滅。「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と同じ雰囲気があって、年を取るにつれて僕はこういう考え方がますます好きになってきた。
パスツールの考えは、敵か味方か、の選択を迫る二分法みたいなところがあって、いかにも西洋っぽい。善玉菌か悪玉菌か、生か死か、外側にいる病原菌か、無菌状態の体内か
そういう二分法で割り切れないのが人生でしょ、と思う。あいまいさに耐える、っていうのかな、そういうのが人生の味だと最近思い始めているものだから、パスツールの「白か黒か」的なスタンスは何だか幼く見える。中二病って言葉があるけど、何かそういう感じ(笑)
世の中そんなに簡単に割り切れないよねぇ。

スクリーンショット (3523)

環境理論を認識する重要性は、近年ますます高まっている。というのは、農薬(殺虫剤、除草剤)、遺伝子組み換え食品、ワクチン、電磁波など、環境(外的環境、内的環境ともに)を汚染する要因が激増しているからだ。
体内環境の悪化による病気であるにもかかわらず、感染症と診断され、そして抗菌薬を投与され、ワクチン接種を勧められる。そういう症例はこれまで無数にあったり、今後もますます多くなるだろう。
このような細菌理論の横暴を許してはいけない。今こそ環境理論に目を向ける必要がある。

歴史を振り返ってみよう。

スクリーンショット (3525)

たとえば天然痘。
これによって、アステカ文明などを築いた中米のネイティブアメリカンは絶滅したとされる。ヨーロッパ人が新大陸に病気を持ち込んだ、ということは、細菌理論的には、無症候性キャリアによる伝播ということである。
コロナ禍の昨今、無症候性キャリアという概念が注目されているし、天然痘という言葉は来年マスコミで連呼される可能性が高い。

スクリーンショット (3527)

つまり、この本の主題のひとつ(細菌理論or環境理論)は、極めて今日的なテーマである。

エイズ問題は「ウイルスの嘘」に気付かせてくれるには絶好の教材になる。

スクリーンショット (3529)

キャリー・マリスといえば、コロナ禍の今、「PCR検査は感染症の診断に使ってはいけない」と主張した科学者として有名だが、生前彼は常々「HIVがエイズの原因だとする科学的根拠はない」と言っていた。
少し前に映画『ボヘミアン・ラプソディ』がヒットしたこともあって、十代二十代の若者の間で『クイーン』の認知度が急に上がった。彼らは言うだろう。「HIVがエイズの原因ではないのなら、フレディー・マーキュリーはなぜ死んだのか」と。

スクリーンショット (3531)

百年前、1918年に大流行したスペイン風邪は、世界中で数百万人の命を奪ったとされている。
「スペイン風邪はインフルエンザA型で、以降のインフルエンザの流行はすべて、このときのウイルスの変異型により引き起こされている」
というのがアメリカ政府(CDC)の公式見解になっている。

しかし、天然痘、エイズ、スペイン風邪、、、
すべて感染症ではありません
こう言ったところで、多くの人にとって意味不明だろう。
しかしきのうの大阪講演会に来てくれた人には、「なるほど」と納得してもらえたと思う。
真相が知りたい人は、、、

スクリーンショット (3533)

翻訳本が出版されたら買ってください!(笑)
あるいは、今年12月末頃に東京で、今回と同じような講演会を予定しています。場所と時間の詳細はまたお知らせしますね。