日野市議会議員選挙
2月20日、新宿でゲルマニウムの講演会を終えた後、気心の知れた仲間と懇親会をした。續池さん、張雲さん、メリンダ姐さんなどがそろい、ちょっとしたオフ会になってしまった(笑)その後、日野市に向かった。この日は日野市議会議員の投票日だった。つまり、池田としえ議員の勝負の日である。池田さんの応援にぜひとも行きたかった。
4年前、池田さんは自民党に所属していた。選挙となれば自民党の推薦を受け、片山さつきなどの重鎮が応援演説にかけつけた。しかし今や、状況は一変した。池田さんは自民党を除籍になり、自民党は別の対立候補を立てた。選挙期間中、三原じゅん子や片山さつきが日野市に来たが、それは池田さんのためではなく、新たに擁立した対立候補のためだった。自民党は明らかに、池田さんを潰そうとしていた。
中高年層を中心に大半がコロナワクチン接種済みであることは、日野市も例外ではない。池田さんとしては、ワクチンの危険性を訴えたい。「すでに2回打ったのであれば、せめて3回目は控えて欲しい。あるいは少なくとも、5~11歳への子供の接種については危機感を共有して欲しい」そういう思いを有権者に訴えたかったが、これに不快感を示す市民も少なくなかった。4年前には池田さんの選挙を手伝ったボランティアも、今年は手伝わない。そういう人が何人もいた。
「さすがに今年の選挙は厳しいのではないか」池田さんも危機感を抱いていた。
僕が池田さんの選挙事務所に着いたのは夜の10時頃だった。まだ開票作業中とのことで、選挙結果は出ていなかった。僕としては、当選していても落選していても、とにかく池田さんに会って声をかけようと思っていた。
結果は当選。よかった。本当によかった。
https://www.youtube.com/watch?v=RNKS_t-u0Lw
この2年間コロナ関連の情報発信を通じて、僕はそれなりの知名度を得た。しかしそれは、必ずしも自分の力によるものではない。間違いなく言えるのは、池田さんがいなければ今の僕は存在しなかった。
2021年6月24日、厚労省に嘆願書を提出し、議員会館で記者会見を行ったが、この大役に僕を抜擢してくれたのは池田さんだった。
その後、本を出したりメディアから批判されたりSNSで叩かれたり、刺激的な日々を過ごさせてもらっているが(笑)、すべてきっかけは、池田さんが僕に声をかけてくれたことだった。ここから運命の歯車が、大きく動き始めたと思う。
少なくとも、池田さんが僕に声をかけてくれて以後僕が築き上げたものについては、すべて池田さんに捧げてもかまわないと思っている。実際、今回の選挙に際しても、些少ながら寄付をさせていただいた。少しでも池田さんに恩返しできれば、と思った。
ただ、もどかしいのは、僕が日野市の市民ではないことだ。池田さんに一票を投じるという、小さいながら最も着実な協力をできないことが、何とも歯がゆかった。投票については、日野市の有権者を信じるしかない。選挙結果は、固唾をのんで見守るしかなかった。
池田さんが当選したことは、そこらへんの一地方議員が再選したどころの話ではない。大きく言うと、「日本が救われた」ぐらいの意味があると思っている。
子宮頸癌ワクチンの危険性にいち早く気付き、議員としてすぐに行動した。このおかげで、どれほど多くの女性が救われたことか。コロナワクチンの危険性についても、やはりすぐに気付いた。しかし、状況は子宮頸癌ワクチンが問題化した当時とはずいぶん変わっていた。子宮頸癌ワクチンのときには、ワクチン被害を報じる良心的なマスコミが残っていたし、その危険性に理解を示す議員が他に複数いた。しかし、今回のコロナワクチンについては、マスコミはワクチン被害を黙殺し、危険性を訴える議員は皆無だった。与党議員だけでなく、野党議員も声を上げないことで、政治家の本質が露呈することになった。
そんななか、池田さんだけはコロナワクチンの危険性を訴え続けている。こんな議員は他にいない。
前回、4年前の選挙の投票率は41.64%で、池田さんの得票数は1908票だった。今回の選挙は、投票率では40.66%と微減したが、池田さんの得票数は2278票と前回よりも票を伸ばした。自民党を除籍され党の推薦を失ったが、それを補って余りあるだけの支援を得た格好だ。このあたりの数字の変化に、日野市民のあたたかさを感じる。市民はちゃんと見ているんだな。
池田さんの選挙事務所にジャーナリストの高橋清隆さんがいた。高橋さんといえば、少し前、谷本誠一議員の「エアドゥ機強制降機事件」で谷本議員と一緒に現場に居合わせたことで、マスコミ報道の渦中の人となった。ことの顛末を自身のブログに書いている。
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2046956.html
当事者である高橋さん本人から話を聞いた。エアドゥ側に完全に非があると思う。しかしマスコミ報道は、谷本議員が悪いという風潮を作り出している。
呉市議会は谷本議員に対して、全会一致で辞職勧告を出した。
口にあてるあの紙切れに、感染症の予防効果があるのかどうか?マスクの無意味さ(および有害性)については、すでに過去の記事で書ききった感があるので、僕としてはここで議論を蒸し返したくない。しかし、世間一般に対しては、同じことを根気強く何度も主張することが必要なのかもしれない。
同じような徒労感はワクチンにも感じる。すでに論点は、あらかた出尽くしたと思う。そして、言うべきことはだいたい言った。それでも、双方分かり合えない。ワクチンを推進する政府、マスコミ、企業はいまだに堂々と推奨しているし、ワクチン否定派は同じような警告を発し続けている。
声を上げる肯定派と否定派のあいだに、ことの推移を見守るサイレント・マジョリティがいる。「ワクチンがいいものかどうか、確信はない。いいものだと納得できたら打つし、そうでないなら接種は見送る」という慎重派だ。
さらに細分化すると、「ワクチンはいいものだと思う。実際、自分も2回打った。しかし3回目を打て、というのはどうなんだ。話が違うじゃないか」という“3回目は不要派”もいるし、「自分も2回ワクチンは打ったが、5~11歳への子供へのワクチンは断固反対」という“子供接種反対派”、「ワクチンを肯定するか否定するか、そこは関係ない。各人自由に意見を持てばいい。ただ、ワクハラなど、接種の強要は絶対にあってはいけない」という“ワクチン差別反対派”もいる。
つまり、同じワクチンに対しても、いろんなスタンスがある。僕はこんな危険なワクチンは即刻中止されるべき、と思っているけれども、この国では思想良心の自由があるのだから、ワクチン推進派がいても別にかまわない。「その歪んだ考え方を改めろ」と説教したりはしない。
最近心強く思うのは、「ワクチン差別反対」の声をあげる企業が増えてきたことだ。
https://kokoroowner.com/
『全国企業オーナー有志の会』が立ち上がった。ワクチン差別に対して、社長が堂々とNO!と言う。すばらしいことだ。逆に、これが言えない社会は、全体主義社会そのものである。
誤解してはいけないのは、社長たちは何も「ワクチン反対!」と言っているのではない。すでにワクチン接種済みの社長もいる。ワクチンに対して賛成、反対、どちらであってもかまわない。ただ、ワクチンを打ってないせいで不利益を被るような、ワクチン差別。これは断じてあってはならない。そういうふうに、差別に反対する社長たちが声を上げている。
希望の持てる動きだと思う。「打たない」という選択が、当たり前にできる社会であって欲しい。