内ゲバ

鵜川さんとヒカルランドに対して「名誉棄損だ!謝罪しないと訴えるぞ!」との内容証明郵便が届いたようです。
木原弁護士のFBにも同じ内容の投稿があります。

驚きました。そして残念です。
方法の違いはあれど、コロナ騒動に対して同じ違和感を持つ同士として、僕は彼ら弁護士のことを仲間だと思っていました。しかし、ほとんど一夜にして、仲間が敵になってしまいました。
いや、敵というか、少なくとも契約上、両弁護士はまだ僕(原告)の代理人です。いったん地裁で判決が出たものの、高裁に控訴しようという話になっていて、その訴訟委任状に僕がサインすれば、彼らは僕の代理人であり続ける。そういう意味では、まだ僕と両弁護士のご縁は続いていると思うんだけど。
しかし現状、原告が代理人から「訴えるぞ」とやられているわけです。「本の販売を中止して回収しろ」と。どう考えたって、心穏やかな話ではないですよね。

木原弁護士が衆院選に立候補したとき、僕は街頭で応援演説をしました。自分の記事でも木原弁護士のことをずいぶん持ち上げました。寄付を呼び掛けたりもしました。僕自身、木原弁護士にン十万円の寄付をしました。
仲間だと思っていたからですよ。しかし今、その仲間が僕に対して訴訟をチラつかせている。「しかるべき法的措置を辞さない」と。
なんでこんなことになったのかなぁ。

本の内容に誤りがあって「名誉を毀損したことを謝罪し記載を撤回する旨の投稿をしてください」とのことだけど、これは現状難しいです。
ご指摘の箇所が「なるほど確かに、間違いだった」とは思わないんですね。というか、僕も両弁護士が被害者救済をやってくれるものだと思っていて、でも「選挙が忙しくてできない」という話が聞こえてきて、「まぁ仕方ないよな」と思いました。選挙となればそりゃ必死でしょうから、ワクチン被害者のひとりひとりに向かい合う時間なんて確保できるわけがない。そこは理解できますよ。
しかし本に「選挙があるから被害者救済はできないと言われた」と書いたことが、なぜ両弁護士に対する名誉毀損になるのでしょうか?コロナワクチンの被害者救済を引き受けようなんて弁護士、どこにもいませんよ。周到な準備が必要で、とても大変な裁判になるし、しかもその労力に見合った金にならない。こんな仕事、受けないのが弁護士として当然で、受けてくれる弁護士のほうが珍しいんです。この仕事を受けなかったことを本に書いたことで、彼らの名誉を毀損したと言えるのか?
そのあたりのことについて納得できる説明が欲しいところです。

僕が謝罪すべき相手がいるとすると、それは両弁護士に対してというよりも、僕のnote記事の読者に対してではないか、と思います
読者のなかには、木原弁護士の『反ワクチン運動基金』に寄付をした人もいると思います。実際、僕の記事を通じて木原弁護士を知りその活動に共感し、ここに100万円を寄付した人を僕は知っています。
彼らがお金を寄付してくれたのは、反コロナや反ワクチンのためにであって、弁護士の政治活動のためではなかったと思うんですね。
僕は申し訳なくて、たまらない。気持ちとしては、僕の記事を見てここに寄付をした人ひとりひとりに頭を下げて回りたい。「すいませんでした。もっと普通の裁判をしてくれるものとばかり思っていました

すでに以前の記事で公言したように、今回の著書『コロナワクチン 接種の爪痕~遺族の叫び』がどれだけ売れたとしても、僕の懐には一円たりとも入ってきません。僕の印税はすべて駆け込み寺に行き、被害者裁判の費用に充てられます。
両弁護士先生は、回収しようとしている本が、そういう性質の本だということをご存知でしたか?
また両弁護士先生は、この本を実際に読みましたか?
ひょっとして、全体を通読することなく該当箇所だけを問題視して本の販売中止を求めているのではないですか?
僕はこの本を、遺族の声なき声を少しでも多くの人に届けるために出版しました。著書のごく一部に、自分たちの意に染まない記述があるというだけで、すべての回収しろというのはあんまりではないですか?
ワクチン被害者の声を圧殺するようなことをやろうとしているわけですが、本当にそんなことを望んでいるのですか?

南出弁護士は子宮頸癌ワクチンの被害者裁判をやった経験から、被害者救済の難しさを誰より理解していると思います。コロナワクチンの被害者救済は、それに輪をかけて難しいでしょう。難しいからこそ安易に引き受けられないこともよく分かります。
でも、だからこそ、真に被害者の救済を望むのであれば、僕や鵜川さん、ヒカルランドを相手に牙をむいている暇なんてないのではないですか?
コロナワクチンによる潜在的な被害者は非常に多く、今後ますます増えていくことは確実です。名誉毀損だ何だと騒ぐ余裕があるのなら、そして本当に薬害救済したいのなら、今からでも被害者を集める活動をされればいいと思います。これまで相談に乗った遺族がいるのなら、彼らの裁判の準備を進めてあげるとか。僕や鵜川さんを攻撃するよりも生産的な時間の使い方ではないですか?

僕も鵜川さんも謝罪や撤回に応じるつもりがないため、恐らく裁判になると思います。
もちろん、残念です。あのワクチンやコロナに対する認識を同じくする同士でありながら、互いに攻撃し合って消耗し合って、本当、バカみたいです。
今後展開される内ゲバを見て、ワクチン推進派は大喜びでしょう。
最初から言っておくけど、こんな裁判、勝者なんていないですよ。lose loseです。時間と金とエネルギーをどぶに捨てている。ワクチン被害者のために使えたはずの時間と金とエネルギーを。
なんでこんな無意味な争いをすることになっちゃったのかなぁ。