イベルメクチン

「イベルメクチンについてどう思いますか?」とよく聞かれるんだけど、僕の答えは決まっている。「お助けになるようなら使えばいいですよ
ワクチン後遺症に劇的に効いた症例をいくつも経験したことがあるし、シェディング対策に手放せないという人も一人二人ではない。
かといって、『打率10割』というわけではない。劇的に効いた人がいる一方、まったく効かない人もいる
これは考えてみれば不思議なことだ。イベルメクチンの作用機序については、花木秀明先生が詳しく調べている。イベルメクチン投与によってIL-6産生が低下して炎症が抑制されたり、中和抗体が増加することが分かっている。この作用がコロナ感染を予防したりワクチン後遺症の症状軽減に寄与しているのだろうけど、イベルメクチンがまったく効かない人がいるのはなぜだろうか?

ワクチンの成分がロットごとにばらつきがあるせいかな、という気がしている。世界中の研究者がワクチンの成分を分析していて、たとえばこんな意見がある。

2305本のバイアルを分析したところ、酸化グラフェン、脂質ナノ粒子、重金属など、毒性成分に大幅なばらつきが見られた。毒性レベル(LD50(半数致死量)などで評価)でいうと35種類の強弱があった。つまり、最も毒性が強いバイアル(レベル35)では接種後即死するようなことが起こり得るし、逆に毒性が最も低いバイアル(レベル1)では「まったく副作用なし。生理食塩水じゃないかな」ということもあり得る(成分分析では生理食塩水バイアルは存在しなかったようだけど)。
接種後後遺症にイベルメクチンが効く効かないがあるのも、ワクチンの成分のばらつきが関係してるんじゃないかな。イベルメクチンは本来抗寄生虫薬だけど、その本領が発揮できるようなバイアルを打たれた人にはイベルメクチンがものすごい効くし、そうじゃない人にはあまり効かない、みたいなことがあるのかもしれない。

【症例】30代女性 2022年7月来院。
「去年8月にモデルナの1回目を打って、心臓が痛くなりました。あと卵巣出血もありました。それ以後生理が乱れがちです。近くの医者に言うと『心筋炎になる年じゃないよねぇ。ワクチンは関係ないと思うよ』とかお話にならないので、大きな病院に行っていろいろ検査受けたけど、『特に問題ないですね』って。いや、問題あるから病院行っとるねんこっちは。心臓のズキズキはずっとあって消えなくて、かといってワクチンが原因だという確信も持てなくて、周囲が2回目打てという空気なので、結局流されて2回目も素直に受けてしまいました。
2回目接種後、12時間後に呼吸困難になって全身がしびれて、死の恐怖を感じました。その後、頭痛目の奥の痛みをしょっちゅう感じるようになりました。頭痛なんてこれまでほとんど経験したこともない私が、ときどき目が飛び出そうになる激痛に襲われるようになりました」
動悸、頭痛を主訴に来院したこの患者に対して、イベルメクチンの服用を指示したところ、、、
2022年9月。
「イベルメクチンすごいですね。てきめんに効きました。朝起きたときはいつもだるいんですけど、『今日は忙しいから動かなきゃ』というときに1錠飲みます。飲むと体が軽い。ワクチンを打つ前に戻ったみたいです。
心臓の動悸はずいぶんマシです。頭痛は完全になくなりました。ここ何週間かイブを飲んでいません」

劇的によくなった。一件落着、という感じだけど、これで本当に解決としていいのか?つまり、イベルメクチンを今の用量と頻度で飲み続けていいのか?耐性ができないか?あるいは長期的な副作用は大丈夫か?不安の種は尽きないわけです。
基本、問題ないと思っている。大村智博士が開発して以来何十年もの歴史がある古い薬だし、アフリカではすでに何億人にも投与して何ら副作用がない。実績から考えれば、何ら心配ないと思う。
ただ、懸念がないわけではない。

https://www.trialsitenews.com/a/bill-and-melinda-gates-fund-global-ivermectin-fluvoxamine-clinical-trial-targeting-covid-19-together-covid-19-trial

コロナへの有効性を検証するイベルメクチンの治験にビル&メリンダゲイツ財団が出資しているという記事。
ビルゲイツといえば、今回のコロナ騒動の仕掛け人のひとりですよ。「ワクチンで人口削減が可能」と公言している人が、イベルメクチンの普及に協力しているわけです。

「イベルメクチンは、脳に作用しない限り、100%安全です。血液脳関門が正常であれば、イベルメクチンの安全性は確実です。しかしイベルメクチンが血液脳関門を通り抜け脳に到達すると、麻痺や死亡といった副作用が起こります
イベルメクチンの安全性は、血液脳関門が健全であることが圧倒的な前提になっているわけです。血液脳関門に不具合のある状態でこれを飲めば、何らかの副作用がでる可能性がある。特に血系脳関門が未熟な幼児の服用は避けたほうがいい。

FLCCC(コロナ問題に危機意識を持つアメリカの有志医師団)は、コロナ後遺症やワクチン後遺症の治療について、イベルメクチンを積極的に推している。そのFLCCCがこんなふうに言っている。
FLCCCとしては、当団体の治療プロトコルは『ワクチンへの架け橋』であり、ワクチン接種が受けられない人への『セイフティーネット』であると常々主張しています。ワクチンは、多方面から攻める戦略のひとつであり、コロナ感染を防ぐための初期治療に不可欠なものです
この発言から見てわかるように、FLCCCは、コロナ後遺症やコロナワクチン後遺症に取り組む団体ではありますが、決して「コロナワクチン=絶対悪」などと思っている集団ではありません。基本的に「コロナワクチンは必要なもの」というスタンスです。
イベルメクチンは、こういう団体が治療プロトコルの筆頭に挙げているものだと知れば、イベルメクチンに対する見方もちょっと変わってくるかと思います。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7043318/

イベルメクチンを飲んでいるとプリオン病(狂牛病など)のリスクが増えるという指摘がある。

https://www.cell.com/trends/parasitology/pdf/S1471-4922(14)00111-1.pdf

イベルメクチンを普及させたのはメルク社ですが、その際、WHO、TDR(熱帯病研究プログラム)、OCP(オンコセルカ制御プログラム)、世界銀行など、国連傘下にある様々な機関が動きました。こういうのは「一私企業が頑張った」というレベルの話ではありません。イベルメクチンは完全に”政治”なんです。
ビルゲイツはメルクの大株主だということも知っておくべきだし、メルクは子宮頸癌ワクチンなどの薬害問題で何億ドルという賠償金の支払いを命じられている企業なんだという知識があれば、「イベルメクチンはそういう企業が売り出している薬なんだ」という時点で、何か危険センサーが発動しませんか?

あと、これは個人的な話だけど、僕の知り合いA氏が去年北里の研究所で大村智博士と面会した。大村博士の部屋に案内されたA氏は、博士の”コロナ対策”ぶりを見て驚いた。マスクを着けているのはもちろん、アクリル板越しにしか会おうとしない。A氏は失望した。「イベルメクチンの発明者なんだから、コロナの嘘ぐらい気付いているかと思ったら全然そうじゃなかった。完全なコロナ脳。あの様子だとワクチンも打ってるんじゃないかな」
あくまで伝聞だから真偽の確証はないけれども、仮にこの話が本当だったとすると、発明者自身、イベルメクチンのコロナ感染予防効果を信じてないってことだよね。

いろんな意味でうさんくさい薬だなと思うのよ、イベルメクチン。だから、僕自身は飲まないし、患者にも積極的には勧めない。ただ、ワクチン後遺症やシェディングに著効することがあるのも臨床的な事実。だから、冒頭のセリフになるわけです。「お助けになるようなら使えばいいですよ」と。