ターボ癌の対処法

癌だと言われたらどうするか?
いや、その前に、まず、癌は「見つけてはいけない病気」です。

みなさん、「早期発見早期治療」というマーケティングフレーズにころっと騙されている。
自覚症状はない。でも、せっせと定期的に検診に通い、たまたまレントゲン検査なんかで「あれ?変な影がうつってるね。大きな病院に紹介状を書きます」となって、紹介先の病院でCTを撮ったらはっきりと腫瘍が確認されて、「病理検査でもっと詳しく見てみましょう」ということで組織をとって顕微鏡で調べると『悪性』の診断。これを受けて、リンパ節の生検をすると『転移あり』。医者が神妙な顔をして、こう宣言する。「ステージ3の癌です。5年生存率は50%。一緒に頑張って治療していきましょうね」
いやいやいや、ちょっと待ってくれ。昼は仕事バリバリできて夜は酒飲んで遊びまくって、元気のカタマリみたいな自分がなんでいきなり「5年生存率」みたいな話になってるの?自覚症状ゼロなのに?何だよそれ。意味が分からん。
という具合に、当然まず拒絶する。しかし、医者がこう畳みかけるわけです。
「あなたはラッキーです。40代の若年者の癌は進行がはやい。しかし定期的な検診を受けているおかげで比較的早期に見つけることができた。この幸運を生かすも殺すもあなた次第です。治療を拒否することはできますよ。未治療のまま放置する。それもあなたの権利です。しかし本当にそれでいいんですか?」
こう言われて、「断固治療を拒否します」と席を蹴って診察室を出て行ける人はまずいない。というか、そもそもそんな人は定期的に検診なんて受けない
これは完全に僕の直感で裏付けも何もないけれど、まめに定期検診を受けている人というのは、占い師にすがる人でもあります。自分で自分のことに確信が持てない。健康状態であれ今後の運勢であれ、自分には理解の及ばない根拠で以ってバシッと断言する人の言葉を、自分の指針にしようとする。当然、いいことを言ってもらいたい。医者から「何も問題ないですね。健康体そのものです」と言ってもらいたいし、手相でもタロットでも何でもいいけど「すばらしい運気ですね。これから数年のあなたは昇り龍です。やることなすことすべてうまくいきますよ」とほめてもらいたい。一方、不吉な未来が待っているのなら、それを事前に察知して、覚悟を決めておきたい。「最悪の運気です。今後しばらくは冬の時代です。じっと身を潜めて、耐える数年間になります」
結局、健康状態であれ未来であれ、自分の感覚とかセンスを信じられないということです。特に不調は自覚していない。自分は健康だ。もうそれだけで十分じゃないの。それなのに、わざわざ検診にいって、自分の体のどこかに癌がないかと、レントゲンだCTだとほじくりかえして調べる。それでいざ、癌ですよと言われて、絶望してる。占いに行って嫌なことを言われて不愉快になってるのと構造的に同じです。バカみたいだね。
いいですか。繰り返しますけど、癌は見つけたらいけない病気です。よく言うでしょ。「人間1日癌細胞が5千個くらいできてる」って。でも免疫がちゃんとしてるから、全部問題なく処理されてる。でも、あえて検査すると見つかってしまう。

ただ、今日これからお話しようと思うのは、コロナワクチン接種後のターボ癌のことです。これは例外というか、かなりタチが悪くて、症状の自己主張が強くて、嫌でも見つけてしまう。
80代女性。コロナワクチン3回目接種した1か月後に、下腹部の腫瘤を自覚した。婦人科受診したところ、卵巣癌の診断。当院には2022年5月に受診。
どうすればいいか?まず、食事を含む生活習慣指導(これは癌患者に限らず誰にでもやります)。次に、当然ゲルマニウム。チャーガ、フルボ酸、ブラックシードオイルも勧めたい。最近農水省が急に「ビワやアンズの種は危険だ」と言い出したけど、当然癌に効く。種ということで言うと、ゴーヤの種も抗癌作用がある。さらに、高濃度ビタミンC点滴、ゲルマニウム点滴も併用するといい。
翌月に再診予定だったところ、ある日ご家族から電話があった。「昨日亡くなりました」と。
高齢者の癌というのは、進行が穏やかなのが一般的です。というか、癌以外の原因で死亡した高齢者を解剖すると、女性なら乳癌、男性なら前立腺癌とかが見つかるものです。しかしそれは、ただ、癌があるだけ。何ら悪さをしない。自覚症状も皆無。高齢者の体にはこういう癌がひとつふたつあって当たり前なんです。高齢者の癌というのは、見つけてはいけない癌の典型です。寝た子を起こしちゃいけない。放っておくのが一番です。
しかしコロナワクチン接種後の癌は違う。「じゃ、また来月に見せてください」などと悠長なことを言っていると急速に進行して死に至る。
僕もこの進行の速さには手を焼いていた。しかしコロナ後遺症研究会に所属する漢方医(高知県在住の木田先生)の臨床例が参考になった。

3回目接種の3か月後にいきなり末期癌の宣告を受けた。原発巣の食道癌は胃壁を突き破るぐらいに巨大だった。医者は宣言した。「あらゆる手を尽くしても、持ってせいぜい1年程度だろう」と。
木田先生のところを受診した6月28日、患者は顔面蒼白で歩行さえフラフラとおぼつかなかった。先生の診たてと処方は以下のようである。

処方が著効して、2回目の診察(7月5日)以降、次第に体調が上向いていく。以下、先生の記録。

漢方の素養がない僕にはカルテも読めないくらいだけど、診察を重ねるごとに、倦怠感が消失し、心窩部痛が改善し、手足のしびれがなくなり、ついにPETで腫瘍の消失が確認される。そういう経過はよくわかる。
この症例について、木田先生は以下のように考察している。
「抗癌剤は強力な毒薬であるため、中医的には強力な瀉法であり精を損傷すると考えられている。毒性はオプジーボより白金製剤のほうが強い。
経過途中(9月5日の抗癌剤点滴4回目)に白金製剤の投与量が150㎎から100mgに減量されたのは適切である(そもそも初めから100mgにしておいたほうがよかったと思われるが)。精を損傷すると結局癌の増殖を促してしまう。そのため、初診から補法を主とし、精を守るようにした。瀉法も加えたのは以下の理由による。
中医的に癌を概説すると、邪実としては気阻(気滞)、湿聚、痰結、血瘀、郁熱などが互いに結合したものである。正気(元気)や精の虚がその基盤となっているとされている。私の考えでは、癌毒とでもいうべき毒物(発癌物質)
も原因として関わっていることが非常に多い。
そこで、癌という邪実を減らすために元気を損傷しない範囲で活血化瘀、消積、清熱解毒などの瀉法を使った。理気活血化瘀は、抗癌剤とオプジーボが血液に乗って癌組織の末端まで到達するために、その毒性を解くためにも必要だと考えて使っている。
癌が消退したことについて、中医治療が役立ったことは確実だと考えるが、その証明はできない。今後抗癌剤をもっと減らすか中止することが好ましいと考えるが、そうはならないだろう」

やはり、詳しい内容は全然理解できないけど、何かすごそうだし、効きそうだということはよく分かりました(←バカそうですいません笑)
木田先生は漢方を学ぶために中国に留学し、中国語がペラペラになるほど向こうで研鑽を積んだ。中医学にこれほど強い日本人医師は他になかなかいないだろう。
上記の症例について、主治医(大学病院の医師)はステージⅣの末期癌が消えたのを見て腰を抜かした。「まさか抗癌剤治療ががこれほど著効するとは!」同時併用で漢方をしていることを知っているが、西洋医学を信奉する者の傲慢で、まさか漢方の効果だとは思わない。『コロナワクチン接種後の末期癌に対してオプジーボとシスプラチンが著効した一例』などと論文を書く算段をしているかもしれない。漢方の服用については言及せずに。
木田先生はこんなふうに言っている。「普通の癌の患者だとこういう処方では救命できないことが多い。ワクチンで免疫抑制になりターボ癌になった人は、本人の体質の問題というよりワクチンが原因だから、ワクチンの問題自体が消えたら案外簡単に治るのではないか?まだ1例だから確かなことは言えないけれど」

そう、ターボ癌についてはn=1だけれども、しかし木田先生は一般のワクチン後遺症患者もすでに多く診ていて、先生独自の漢方処方(『コロナワクチン除去方』)の効果を確認している。
コロナワクチン除去方を服用した50例について、1人だけは「効果は分からない」と答えたけれども、他の全員が「楽になった」と答えたという(2023年1月25日コロナワクチン後遺症研究会のプレゼンにて)。
ブレインフォグ(63歳女性)、胸痛(49歳女性)の症例について、コロナワクチン除去方がどのように効いたのか、木田先生がまとめている。

コロナワクチン除去方は、具体的にどのような配合なのか?木田先生は全然秘密にしていない。
括楼実 2g、丹参 2g、莪朮 1g、鶏血藤 1.4g、全蝎 0.4g
これら計6.8gが1日分で、これを朝夕2回に分けて水またはお湯で服用します。

こんな具合に粉末になっていて、これで1週間分です。
ちなみに当院でも扱っていて、ワクチン後遺症の人に処方しています。

全蝎というのは、サソリのことです。

サソリといえば、生きたまま口の中に入れる電撃ネットワークの人がまず最初に頭に浮かぶんだけど(笑)、サソリを漢方の生薬としてであれ、体内に摂取したことがある人は多くないと思う。
もともと、コロナワクチン除去方は地竜(ミミズ)を使う予定だったけど、ふにゃふにゃして粉にしにくいとかいくつかの理由からサソリに変えたそうです。
サソリは1kg15万円もする高価な生薬だけど、木田先生および取り扱い薬局さんの努力で、コロナワクチン除去方のお値段は相当抑えています。

個人的には、抗癌剤は絶対に使いたくないと考えている。木田先生も言うように「抗癌剤は強い毒であるため、精を損傷し、かえって癌の増殖を促す」とのことだから、使いすぎてはいけないだろうけど、コロナワクチンという毒を迎え撃つためには、抗癌剤という毒を少量使うことはやむを得ないということか。
しかし、上記の症例では最初に抗癌剤治療を始めたけれども、最初にコロナワクチン除去方を使っていたらどうだっただろう、案外それで治ったのではないか、という可能性もまだ捨てたくないんですね。