点滴療法研究会 in 大阪


今日は大阪で点滴療法研究会『関西フォーラム』に参加してきました。

柳澤会長に赤ちゃんを抱っこしていただきました。
赤ちゃんと会長が会うのは、実は今日で二度目なんですね。初対面のとき、赤ちゃんは妻のおなかのなかでした。だから会長は、赤ちゃんを見て開口一番、こう言いました。「やっと出てきたね!

フォーラム終了後に懇親会があって、そこでたくさんの人に抱っこしてもらった。10人以上は抱っこされたと思う。
みんな赤ちゃんを抱くと笑顔になるね。この「赤ちゃんを抱くと笑顔になる」現象って、何か名前ついてますか?(笑)
名前をつけたいくらいに、ほぼ確実に、反射みたいにみんな笑顔になる。
不思議だ。うつ病の人は赤ちゃんを抱くのが一番の治療になるんじゃないかな。笑うことを長らく忘れた仮面みたいな顔に亀裂が入って、笑顔がこぼれ落ちる。赤ちゃんの力ってすごいと思うよ。


これ、この前大阪の上映会後の懇親会での写真だけど、このときもたくさんの人に抱っこされた。一人が抱けば「私も抱かせて」と次々に抱っこ希望者が現れて、“回し抱き”状態になってた(笑)
よかったなぁ、こうちゃん。みんなに愛されて。

大阪の懇親会のとき、不思議な人がいたな。
こうちゃんが急に泣き出したのね。ミルクはたくさん飲んだから、おなかはいっぱいのはず。オムツもさっき代えたばかり。でも、延々ぐずって泣き止まない。子育てしたことがある人なら誰でも経験したことがあるだろう。何をしてもダメ。僕が抱いても妻が抱いても泣き止まない。困ったなと思っていたんだけど、ある女性に抱っこされた瞬間、ピタリと泣き止んだ。その女性の腕の中ですっかり落ち着いて眠り始めた。
僕は感心した。「すごいね。あんなに泣いてたのに」
「あの人、ヒーラーだからね」と近くの人が教えてくれた。
気、波動、ヒーリング。何と呼んでもいいけど、世の中にはそういう特殊能力のある人が確かにいるみたいだ。

気功師がトラとかライオンなどの野生動物に気を送り、眠らせてしまう動画を見たことがある。動物相手にやらせはできない。気の存在がリアルなのだと示すこれほど雄弁な証拠も他にないだろう。しかしまさか、我が子が同じように眠らされてしまうとは(笑)
気で眠らせる。一見地味な能力に見えるけど、ぐずってる赤ちゃんを落ち着かせる難しさを知る僕にとって、これは天地をひっくり返すほどすごい能力だよ。

さて、今日のこと。
僕を含めて5人の演者がいたけど、佐々木みのり先生の講演が一番おもしろかった。ウォシュレットの長期的な使用により、肛門にどのような異常が生じるか、実際の症例写真を交えた解説で、この上ない説得力があった。一度この講演を聞いてしまったら、怖くてウォシュレットが使えなくなるだろう(笑)
どアップの肛門写真を数えきれないくらいに見た。自分史上、最もたくさんの肛門を見た30分だったと思う(笑)
病変を生じた肛門の写真は、最初のほうは衝撃だったけど、後半にいくにつれ何も感じなくなってた(笑)ふと、学生時代の眼科の授業を思い出しました。角膜にメスを入れて、水晶体をレーザーで砕いて、みたいな白内障の手術映像を初めて見たときは衝撃だったけど、すぐ慣れた。本当、人間は何にでも慣れるんだよね。
佐々木先生の病院は、明治時代から百年続く肛門科で、佐々木先生の旦那さんが4代目院長。つまり、「大阪で肛門と言えばここ」ぐらいの老舗の病院です。
「世間の肛門科は簡単に手術をします。利潤を追求する保険システム上、仕方のないことかもしれないけど、私は不必要な手術はできるだけしたくありません。うちに来られた患者で手術になるのは3%程度です。一般の肛門科よりかなり低いほうだと思います。手術する前に、便通の改善に取り組むなど、まずできることがあります」
僕は、さしあたり今のところ肛門の病気はないけれども、何か困ったことがあれば、この先生にかかりたいと思った。女医さんに肛門を見せるのはもちろん抵抗があるけど、羞恥心以上に安心感があります。「この人なら悪いようにしないだろう」と。

僕の講演では、ワクチン後遺症に対する治療アプローチについて話しましたが、その前段として、最近のコロナをめぐる状況について触れました。

最近一番のニュースは、何と言っても、接種後死亡が初めて認定されたことです。
既往症(脳虚血発作、高血圧、心肥大)のある91歳女性が、ワクチン接種日に入浴し急死した。疾病名としては『急性アレルギー反応、急性心筋梗塞』だけれども、接種が原因で死亡した可能性が否定できないとして、死亡一時金を支給することが決定した。
喜ばしいニュースに違いない。鵜川さんと一緒にコロナワクチン被害駆け込み寺の活動をしてきた僕としては、たとえ一例であれワクチンによる死亡が初めて認められたことは、ひとつの達成でもある。しかし、、、謎が多いため、手放しに喜べない。

まず、多くの接種後死亡者がいるなかで、なぜこの91歳女性が認められたのか?
最初に思ったのは縁故である。「有力者とコネクションがある女性であったため認められたのではないか?」というのは、僕以外にも思った人がいると思う。
だいたい90代と超高齢であることはそれだけで死亡リスクだし、おまけに既往症まである。極めつけは、入浴中の急死。なんというか、因果関係を認めてもらえない悪条件がこれでもかというくらいにそろっている症例なんです。
逆なら分かりますよ。10代、20代で既往歴のない若年者が、特に誘引なく死んだ。みたいな話なら、明らかにワクチン死を疑うところだけど、でもそうじゃないんです。「心臓の悪い90歳のおばあちゃんなんだから、お風呂入ってていきなり亡くなることもあるでしょう。ワクチン?絶対関係ありません」そんなふうに切って捨てられそうなのに、最初に認められたのがこの女性だった。
接種会場で亡くなってさえ認められてないんですよ?それなのに、この90代女性は認められた。
不思議ですし、不可解です。
もちろん、前向きにとらえることもできますよ。「この91歳女性で因果関係を認められたんだから、他の症例はほとんど全部認められるんじゃないか?」希望を持っていいかもしれません。
ただ、これまでの厚労省分科会の頑なな態度を見てきた自分としては、あまり楽観的になれないんですね。「何か思惑があるに違いない」と裏を読む癖がついてしまった。悲しい習慣ですね。

「逆じゃないの?90歳という超高齢で、循環器系の既往症がある。それぐらいの悪条件がそろって初めて、ワクチンによる死亡が起こり得る。『このワクチンはそれぐらいに無害なものなんだ』というロジックでは?」
なるほど、その発想はなかった。厚労省としては、「このワクチンは妊婦や子供が接種してもいいくらい安全なもの」というスタンスだから、そのロジックで因果関係を認めたのはあり得ると思う。

と、ああだこうだと推測するよりも、厚労省にズバッと聞くのが早い。
さすがCBCの大石キャスターで、厚労省に取材したところ、以下のような返答だった。
https://www.youtube.com/watch?v=VSVZ4razr3s
なぜ支給が決定したのか?
「厳密な医学的因果関係を調査したうえでの決定ではない。物的証拠はないけれども、状況証拠的にワクチンのせいだろうということで支給が決まった」
これが本当なら、他の症例も認められないといけないはずだが、、
期待していいのかな。