コロコロ変わる設定

コロナだけに、コロコロ設定が変わる。そういうことを見せつけられた3年間でした。たとえば、以下の数字の並びを見て、どういう意味か、皆さん分かりますか?

「3の倍数ばかりってことは、、、」

いえ、アホになるやつではありません(笑)
正解は、コロナワクチンの保存期間です。
当初は6か月だったのが9か月になったことで、現場は混乱しました。
医薬品の保存期間が延長されるというのは前代未聞であり、現場はこれに対して、使用期限の表記を手書きで修正するという、やはり前代未聞の対応で乗り切ることになりました。

さらにその2か月後には、なんと、前代未聞に輪をかけた、空前絶後の事態。さらなる期限延長(9か月→12か月)が行われた。

どんなデタラメがあってももう驚かないぞと決めていても、その決意のさらに斜め上を行くのがコロナ禍です。またもや期限延長(12か月から18か月)が行われて、驚くのを超えて、あきれました。

当初は6か月だった有効期限が、今や18か月。3倍伸びたことになる。
さらに、冷蔵庫での保存期間も変更になった。

ファイザーワクチンは超低温(-90~-60℃)保存で、解凍後の冷蔵保存は5日間までだった。しかし、それが最長1か月まで延長となった。5日から30日、つまり6倍伸びたことになる。

打たせることが目的化していたのだと思う。その際、「廃棄は極力少なくしろ。そのためには、有効期限を延ばしても保存条件を変更しても何をしてもいい」みたいなお達しが政府に届いてたんじゃないかな。
しかし皮肉なことに、この杜撰な管理のおかげで、多くの人が救われた可能性がある。

マカロー博士の言っていることをざっとまとめると、「このワクチンは世界中のあちこちの工場で作られているけれども、急ごしらえだから、工場ごとによって品質に違いがあるし、ロットごとにワクチンの濃度が違う。接種者の多くに薬害が生じないのは、接種会場のワクチン保存状況が超テキトーで、温度管理とか全然ダメで、そのせいでmRNAが分解されてしまっていたからだ。あともうひとつは、製造上の問題。脂質ナノ粒子、PEG、mRNAは激しく混ぜちゃいけない。ゆっくり撹拌する必要がある。脂質ナノ粒子は、その名の通り脂質だから上に浮きやすい。この溶液が製造ラインで小バイアルに充填されていくときに、最初の数千本のバイアルは非常に薄い溶液になっている。mRNAや脂質ナノ粒子の濃度はあまり高くない。しかしこの同じロットの最後のほうのバイアルは、ものすごい濃い脂質ナノ粒子やmRNAが入っている。つまり、製造工程が非常に粗雑だった。なかには異物(ステンレス、アルミ、ガラス片など)が混入するバイアルさえあった。しかし、このおかげで、多くの人が命拾いすることになった。そもそも医薬品開発における優れた製造工程は、完成するのに通常何年もかかるものだ。つまり、製造ラインで毎回すべての製品が均一の成分、均一の濃度になるまでには、5年や10年という長い時間がかかるものだ。本来、純度99%以上の製品でなければならないところ、今回のワクチンは50%の純度しかない。しかし私はこのことを批判しているのではない。まさにこの粗雑さのおかげで、多くの人が救われたのだ」
なるほど、と思った。
僕は当初、ワクチンの成分にバラつきがあるのは、意図的なものだと思っていた。治験中のワクチンなのだから、ロットごとにあえて濃度をたがえて、どのロットを引いた人が致死率が高いのか、こっそりデータをとっているのではないか、と。しかし、それは恐らく勘ぐり過ぎで、製薬会社はそこまで深くは考えていないようだ。単純に、mRNAワクチンの製造技術に難があった。あと、超低温管理でこそ殺傷力が高まるところ、現場での温度管理がテキトーだったり、解凍したバイアルからシリンジに移して生理食塩水で薄めて注射溶液を作るときに看護師が撹拌したりして、そのせいでmRNAが壊れた。でもそのおかげで被害が少なくなった。
その点、これからが心配です。というのは、今後は日本でmRNAワクチンの製造工場ができるから。日本の技術力の高さが裏目に出て、均一で高品質なmRNAワクチンができてしまっては、今回のような「当たり」「ハズレ」がなくなり、接種者が等しく「当たる」。そういう事態になりかねないと思う。

今思えば、コロナ禍当初は、製薬会社を買いかぶり過ぎていたところがある。DSの優秀な手先として、深謀遠慮で以って人々を追い詰めていくに違いない、と。でも案外そうじゃない。たとえば、僕は以前「政治家や有名人、皇族関係者があんなワクチンを打つはずがない。プラセボに決まっている」と思っていましたが、

防衛大臣がワクチン接種後に車椅子になり、ついには議員辞職に至った。明らかに、実弾をつかまされている。この人の場合は安倍晋三の弟ということもあって、意図的に狙われた可能性もあるけれど、

タイの国王の娘さんがワクチン3回目接種から23日後に倒れ、今も昏睡状態が続いている。要するに、国王の一族にも手加減してない。というか、まったく気にしてない、というほうが正確か。
しかし逆に、いいんですか、ファイザーさん。国王妃が昏睡状態って、これ、はっきり国際問題ですよ。王室関係者にはプラセボを回すとか、もうちょっと配慮すべきでしたね。

国王は怒っている。当然のことだろう。これを受けて、タイ政府はファイザー社との契約を無効にする方向で動いているという。
すばらしい。できれば、契約書も公開して欲しい。いかにデタラメな契約を結ばされているのか、世界に広く知らしめて欲しい。恐らく日本政府も同じような契約を飲まされているはずです。

さて、問い2です。この数字の並びの意味は?

さっそく答えを言いましょう。接種間隔です。
当初は8か月でした。

「2回目を打ったら、次の3回目のワクチン接種まで最低8か月はおいてくださいね」と言っていたのが、

「6か月でいいですよ」となり、さらに、

「5か月でよくね?」となり、

「もっと早めたろ!3か月でやっちゃえ!」となり、

次は、あら不思議。今度は「年1回」、12か月おきでいい、っていうんですね。
8→6→5→3→12
「抗体価の低下を防ぐために3ヶ月おきのワクチン接種を」という設定は消滅したようだ。
そもそもコロナ前には、医者のコンセンサスとして「短期間に頻回なワクチン接種を繰り返しては免疫に過大な負荷をかけてしまう」というのがあったはずだけど、そういうのはいつの間にかどこかに吹き飛んでしまった。
コロナ前の常識が飛び、コロナ期間中の設定もコロコロ変わり、しかしどの医者も、疑問の声をあげることなく、医師会の手先としてワクチン接種に邁進した。結果、

2021年の超過死亡は6万7千人。これは戦後最大の超過死亡だった。しかし2022年の超過死亡は、その2021年をさらに上回る(10万人以上)ことが、11月までの時点で確定している。
2021年、2022年合わせて、およそ20万人の超過死亡である。
無意味なマスクやバカげた感染症対策のことなんかは、講演会などで茶化して笑いに変えてるんだけど、この圧倒的な死亡者増加については、笑えない。コロナが終わっても、終わってから何年経っても、笑えないんじゃないかな。