メタトロン

今年の1月に鏑射寺に行ったときの写真ですが、人と2匹の犬の表情に注目してください。全員同じ顔をしています(笑)
こういうのって波動だと思うんですね。一緒に遊んで一緒に寝て、しているうちに、何か生命体のリズムみたいなものが似通ってくる。
長年連れ添った夫婦がだんだん似てくるという現象も同じ理屈でしょう。十年二十年と同じようなものを食べて同じような生活をして、似てこないわけがないんです。

波動なんて言葉を使うと、いかにも「スピ系」で、「ああ、そっち方面の人ですか」という印象を持たれるかもしれない。でも今や、波動は科学的に測定できます。

当院でもメタトロンを導入しました。
そもそもメタトロンってご存知ですか?
これは、ざっくり言うと、体の臓器や各部位から発せられる波動(周波数)を読み取る機械です。各部位の健康具合を6段階で評価します。
たとえば上記の画像は、2022/7/28に測定した僕(42歳男性)の胃です。胃の小弯部に「6」(正方形)が多発している。「6」の意味は、、、

「6」は「最悪」を意味します。普段患者相手に食事指導している医者のくせに、胃が超ヤバいということです(笑)
僕はこの評価を見て、「メタトロン、すごいな」と思いました。実はこれまで、胃の不調を感じていないわけじゃなかった。でも当然病院になんて行かない。胃カメラ検査をして「びらんがありますね。胃薬出しておきますね」などと言われたところで、絶対に飲まない。治療なんて求めてないのだから、診断されても意味がない。だから、そもそも病院に行かない。
ただ、ここ数か月、食後に胃がもたれるような不調は確かにあった。だから僕は、ずいぶん小食になっていた。朝は食べないし、昼は食べたり食べなかったり。胃の不調に対して、自分なりに対応していた。
そんなときに、メタトロン君から「お前、胃が悪いよ」とズバリ指摘されたわけです。「いや、お前に言われんでも知ってるし」という思いがある一方、「よく分かったなぁ」と感心せずにいられませんでした。

この2年間、何かと多忙でストレスが多い。酒の席では、暴食はそんなにしないけど、暴飲はする。それもけっこうな頻度で。胃にダメージが蓄積して当然だろう。
メタトロンの結果をふまえて、妻から「まず、ブログをやめて」と言われました。「仕事が終わったらすぐに帰って来て。ブログを書いている暇があれば、犬と赤ちゃんの面倒を見て」と。
そう、ひどい毎日だ。仕事が8時に終わったら、そこからブログを書き始める。夜の1時2時にまでPCに向かい合っている。日中も電子カルテを書くのにPCを使っているから、液晶画面から発散されるブルーライトによるストレスは相当なものだろう。
「そもそも何のためのブログなの?クリニックの集客?自己顕示欲?患者は多すぎるから宣伝はもういいし、自己顕示欲とかいい加減にして。もっと家族との時間を大事にして。それからあなたの健康も」
ここで、いつもなら「お前は俺のこと全然分かっていない。俺は情報発信で成り上がった。ブログの更新をやめたら墜落するのもすぐだろう。俺はもう走り続けるしかない」みたいなことを言って、それに対して妻がまた反論して、泥沼の口論になるところ、メタトロンの分析結果という客観的なデータがあることで、僕はいつになく素直だった。
「うーむ、それもそうやな。記事の更新頻度が減るのもやむなしか。分かりました。盆休みの期間中はブログを書きません」

食事については、それほど悪くないと自負している(飲み会以外は)。しかし、最近生野菜が明らかに不足していたな。2年前は自家製の野菜ジュースを飲むのが朝の日課だった。あのときは胃に何の問題もなかった。キャベツジュースを飲む習慣を復活しよう。

2022/8/25 2回目のメタトロン。前回の測定以後、ストレスのない生活を心がけたが、その試みが成功したかどうか自信はない(笑)というか、ストレスは1か月前より増えたと思う。しかし野菜ジュースを飲み始めた。これが胃に効くといいのだが、、、
結果は、胃の小弯部の「6」が確かに減っている。明らかに改善した。自覚症状としても、前より食後のむかつきが減ったと思う。
こんな具合に、数字という客観的な指標で体調の変化を把握できる。これがメタトロンの利点です。

波動があるのは人間だけではありません。だからメタトロンは、動物にも使えます。
犬が穏やかなときを見計らって、そっとヘッドホンを当てた。
ロン(2歳7か月オス)もツモ(11か月オス)も、どちらも元気がみなぎっていて、何ら不調はない。ただ気になるのは、食性だった。

犬だから肉食なのは当然として、何の肉が一番いいか。ロンにはロンの波長があり、ツモにはツモの波長がある。それぞれの波長にあう肉は何か?

ツモには七面鳥が最も合う。

一方、ロンには馬肉が最も合う。
この結果を踏まえて、

ロンには馬肉を、ツモには七面鳥をやる。
つまり、メタトロンの分析を食事指導に生かすことができるわけです。


メタトロンはこれまでの僕の臨床スタイルを根本的に変えるくらいに画期的な装置だと思う。ほんの数分の検査で、莫大な量の情報を得ることができる。
ただ問題は、その情報をいかにして患者に分かりやすく説明するか、です。たとえば、分厚い辞書を手渡されても困ってしまう。薄いパンフレットであっても、患者は分かりやすい情報を喜ぶものです。
メタトロンの読み手は、得られた膨大な情報のなかから、重要そうなところをかいつまんで、患者に説明する必要がある。
丁寧に説明しようと思えば、1時間でも2時間でも話せるだろう。
しかし実際の臨床現場では、それでは使えない。僕の診察は、初診で1時間、再診で30分なので、無理やりメタトロンを導入しても、丁寧な説明ができなくて、むしろ患者満足度が低下することにもなりかねない。
今後どうやってこの機械を取り入れていこうか、僕も悩み中です。

やはり全員同じ顔(笑)