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【活動報告】11月さぼり場 ワイン好きの会 今月の3本!

ズボラで申し訳ございません・・・
コロナの第7波?(どれがどれだか???)が落ち着いた頃から、飲食業界が動き出しワイン販売の売れ行きがイマイチになってきたので、出稼ぎばかり行っていたら年末になっていました・・・日は経ちましたが、ご報告はさせていただきます。

中村直哉主観「11月の3本」

11月の良かったところは、コロナが落ち着き、試飲会が増えてきた時でした。
時が来たらお伝えしますが、コロナというのは、ワインの転機を邪魔してくれた弊害であり、ワインの飲み方を「良かれ悪かれ」変えてくれたきっかけでもあります。
私のような「叩き上げ」のソムリエは、試飲会で貪欲にワインを探し続けるのが性に合っているんです。
その中で、私主観の3本は・・・
②クレマン・ド・ロワール・ブリュット2018 / シャトー・デュ・ブルイユ
⑦GR-36 ブラン・プリュム2021 / ドメーヌ・ブラン・プリュム
⑮"カシオペ" ピノ・ノワール2019 / レ・サンク・ヴィ(ヨアン・ヴィドメール)
今年の後半は「シャンパーニュ&ブルピノが甘い問題」を意識していて、様々な地域のワインを飲むようにしています。そんな中で出会ってしまったのが、②と⑮です。特に⑮は、すごく良かった。後にこのワイナリーのワインを全てオーダーしました。
⑦は、良いナチュールを判断するヒントをくれたワインです。黒葡萄であるシラーをメインの白ワインというのも面白い。
今月は、同一本数があるので、4本ご案内いたします!

②クレマン・ド・ロワール・ブリュット2018 / シャトー・デュ・ブルイユ

シュナン・ブランとシャルドネ半々のクレマン。①のカヴァも良かったのですが、そちらの方が骨格がしっかりしていて樽がしっかり効いているのに対して、こちらは甘味と酸味のバランスが良く、旨味がギュッと詰まっていた。「シャンパーニュ甘くて在庫がない問題」を感じている身としては、質の良いクレマンの方がペアリングもしやすいし、優しい価格で楽しめると思います。

⑤ファリナルド・ソアヴェ2020 / テヌータ・グリマーニ

ソアヴェはイタリアの有名な白ワインですが、「DOC Soave」と「DOCG Soave Classico」があります。DOC、DOCGは格付けですが、DOCGの方が地域や醸造方などの条件が厳しくなります。この二つのソアヴェの違いで、一番大きいのは「石灰質土壌か?そうでないか?」です。その上で品種や醸造の条件が変わってきます。
こちらは前者の「DOC Soave」なんですが、何箇所か石灰質の畑もあるらしくその恩恵を受けているワインです。「らしさ」を感じていただける味わいになっています。

⑬モレッリーノ・ディ・スカンサーノ2019 / テレンツィ

三大トスカーナとは違った地域なので、劣って見られがちなのは一昔前の話で、素晴らしい個性を主張してくれる地域となっています。ボルゲリは高嶺の花となってしまい手が出ない価格帯のワインが多い・・・マレンマも高級化しつつある印象・・・そうなるとスカンサーノなのかなぁ???
これは、硬さもありましたが、「らしさ」を感じられるワインでした。トスカーナの「新御三家」と言っても良い生産地じゃないかな?と思っております。

⑮"カシオペ" ピノ・ノワール2019 / レ・サンク・ヴィ(ヨアン・ヴィドメール)」

このワインと出会ったときは、嬉しかったですねぇ・・・ジュラの良さを改めて体感しました。20年ぐらい前、ワインを勉強し始めた時に感じた感覚を思い出します。ブルゴーニュのピノを飲んで、ピュアな果実感に驚いた時と同じ感覚です。今のブルゴーニュには、残念ながらないんですよね・・・これも環境の変化で片付けてしまうのか・・・?もちろん今回の一番人気はこちらのワインでした!

続いて、今年最後、「12月 さぼり場ワイン好きの会」の結果をご案内します!こちらも非常に面白い結果となっております!!!

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