見出し画像

災害時につながるキャンプ

生物資源学部 自然環境リテラシー学プログラム

参加コース 海x 12月23,24日

こんにちは。

私は12月23,24日に紀北町の古里海岸で行われた自然環境リテラシー学実習に参加しました.

画像1

出艇前に柴田さんから説明を受けている.

一日目
今回は、久しぶりのシーカヤックです。夏に新桑でカヤックツーリングをして以来、期間が空いていたため沈しないか、海水はどれほど冷たいのかなど不安要素が多くありました。しかし、天候も良く海水温も18℃ほどありました。そのため、気持ちよく久しぶりの出艇を迎えることができました。初めは、パドル操作に意識が行きすぎて、足のペダルの事を忘れていました。ペダルをパドルに合わせて操作することで、快適に海を進むことができました。

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

天候も良く気持ちの良く,シーカヤックで出艇ができました.

上陸してからは、テント設営を行いました。今までの自然環境リテラシー学実習で、毎回のようにテント設営はしてきましたが、一人で最初から最後まで行うのは初めてでした。全ての工程を一つ一つ思い出して、設営すると、時間はかかってしまったものの無事に立てることが出来ました。一日目の最初に先生方から、キャンプは防災時にも役立つことが多くあることを聴いていたということもあり、いざという時に寝る場所を確保できるテント設営ができるようになったのは大きな自信につながりました。

夜にはキャンプ場の近くにあるきいながしま古里温泉に入りに行きました。日中に海水がかかった体を、綺麗にしてゆっくり浸かる温泉は最高に気持ちよかったです。

画像8

きいながしま古里温泉

二日目
大台町で行われたキャンプの時は、寒くて眠れないことがありましたが、防寒対策を万全な状態で今回の自然環境リテラシー学実習に参加したため、夜は目を覚ますこと無く、快適に眠ることができました。今まで何度か冬のテント泊を経験しましたが、何枚も服を着込むよりも、お腹と背中にカイロを貼り、首元をマフラー等で冷えないようにすることで寒さが和らいだように感じました。これは、何度かテント泊を実際に経験し、外の寒さがどれくらいなのかを実感したからこそ改善できたことだと思います。

画像13

画像14

画像16

画像17

二日目のカヤックツーリングは、タンデムという二人乗りのシーカヤックに乗りました。今までに、新桑で何度もカヤックの練習をしてきましたが、タンデムに乗るのは初めてでワクワクしていました。私はタンデムの後ろに乗って、主に方向の舵をとる役割を果たしていました。また、漕ぐスピードを速くするために、2人で同じ方向を同じタイミングで漕ぐ、逆方向を同じタイミングで漕ぐ、1人で漕いで1人は休憩するなど、あらゆる手段を試してみました。体感として、1番速く漕げたのは2人で呼吸を合わせて同じ方向を同じタイミングで漕ぐという方法です。タンデムの方向を操作するのは、想像以上に難しかったため、柴田さんにアドバイスを求めに行きました。そこで、ラダーをつけてもらいました。ラダーとは、足のペダル操作でタンデムの方向を簡単に操作できるようにする方法のことです。この方法を実践すると、方向調節が今までよりも簡単に操作することができた。これにより、今までは危なくて近づくことができないと思っていた岩礁に近づくことができ、新たな景色を楽しむこともできました。そして、昨日まで乗っていた1人乗りのカヤックと2人乗りのタンデムの1番の違いは、安定性だと感じました。最初とは違い、1人乗りのシーカヤックでも、沈することなく乗れるようにはなりましたが、大きな波がきたときや、出艇時には不安定で恐怖を感たじることもありました。しかし、2人乗りのタンデムの場合、大きな波が来た時や出艇時も安心できるような安定性がありました。

画像9

画像10

画像11

画像12

画像15

黄色の二人乗りがタンデムです.

私は、夏から12月までに合計5回自然環境リテラシー学実習に参加しました。毎回のように、季節に応じた対策が必要になり、課題を持ち帰り次の回までに対策をしてきました。この自然環境リテラシー学実習に参加するたびに、自分の中で成長を感じできました。最初は、自然の怖さを知り、外でテント泊をするのはつらいと感じていました。しかし、自分で自分なりの課題を見つけ、自分なりの楽しみ方等も見つける度に楽しさが増していきました。また、この楽しさを感じながらも、災害時にも役立つ知識、技術を得ることができました。自然の暑さ、寒さ、怖さ、楽しさ、あらゆる感じ方ができ、今になっては自然の楽しみ方が分かってきたため、今後は個人的にもキャンプなどの野外アクティビティを楽しみたいと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?